Vol. 7 あなたのモードチェック
ストレスの原因は人それぞれだが、慶応大学保健管理センター教授で精神科医
の大野 裕さんは「一番大きいのは人間関係」と言う。
「いまのデフレ社会では、特に競争が厳しく、孤独や緊張を強いられる」
ただ、一口に「人間関係のストレス」と言っても、本人の思考方法や行動パターンで、ストレスが生じる理由は違う。
大野さんはこれらを「Mモード（そう的）」と「Dモード（うつ的）」に大別している。
「自分中心で活動的な「Mモード」の時には周囲の反発を受けて落ち込む
『結果、ストレス』になりやすい。」
自分の気持ちを伝えられずにああでもない、こうでもないと悩んで行き詰る
Dモードの時は『先にストレス』をつくりがち」
今の自分がどちらかの状態かをしるには、（表２）をチェックしてみよう。
あなたのモードチェック （表２）
いつもの思考や行動に該当するものは「はい」
しないものは「いいえ」と答えてください。
1. 経験のないことや過去に前例のないことをヤレと言われると躊躇する
2. よく知らない人には話しかけにくい
3. 考える前に行動するより、じっくり計画をたててから行動する
4. 自分の意見を押し通すより、他人の声に十分耳を傾けたい
5. 自分から話しかけるより、人から話しかけられた方がよい
6. 自分が積極的にやるより、他人が動くのを待つ方だ
7. 何かしようとすると、失敗することばかり頭に浮かぶ
8. 人からほめられても「自分はそんなにたいした人ではない」と思う
9. 自分の欠点ばかり目について、落ち込む
10. いいことがあっても、喜びより「次は悪い事が起きる」心配ばかりする
「はい」が多い人は Dモード
「いいえ」が多い人は Mモードの傾向がある
（大野 裕さんら監修）
『M』の人は、相手の言う事によく耳を傾けるようにして、
『D』の人は、他人に合わせようとばかりしないで・・と大野さんは助言する
（読売新聞1月8日）より
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