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Vol. 17『鉄欠乏性貧血』



『鉄欠乏性貧血』


最近、顔色が悪いと言われる、立ちくらみがする、疲れやすい、階段を上ると動悸・息切れがする、頭痛・めまいなどの症状に心当たりはありませんか?

このような症状は、鉄分の不足による貧血の可能性があります。一言で「貧血」と言っても、その原因や症状はさまざまです。

 ○貧血の種類
一般に、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少ない状態で、具体的には次のような数値だと『貧血』とされています。
    ・女性   12g/dl 以下
    ・男性   13g/dl 以下

  ★鉄欠乏性貧血(女性にもっとも多い貧血)
   体内の鉄やたん白質の不足によって起こる貧血
   (ヘモグロビンは「鉄」と「たん白質」からできています)

  ★再生不良性貧血
   骨髄で赤血球を作る機能の低下によって起こる貧血

  ★悪性貧血
   赤血球を作る材料となるビタミンB12、葉酸などの欠乏で起こる貧血

 ○「鉄欠乏性貧血」の原因
私たちの体内には、健康な状態では鉄分は3000~4000mgあると言われていす。
そして、血液中のヘモグロビンに含まれているのは全体の約65%。

残りは、肝臓、脾臓、骨髄などに貯蔵されていますが、鉄分の摂取不足が長間
続いたり、出血が続くと、体内の鉄分が不足し、鉄欠乏性貧血を引き起こし
ます。

ヘモグロビンは私たちのからだの組織や臓器に酸素を運ぶ役割をします
から、赤血球中のヘモグロビンの減少によって酸素供給が減り、顔色が悪くなる、動悸や息切れがする、疲れやすい、立ちくらみなどの症状が出るわけす。

この場合、食事による鉄分不足、気づかない出血、月経過多、内臓の鉄分
吸収機能低下などが考えられます。女性に多い原因として次のようなことがあります。

  ★ダイエットや偏食による鉄分不足
  ★妊娠・授乳(胎児が母体の鉄分を消費します)
  ★出産・流産(大量の血液が失われる場合があります)
  ★月経過多(婦人科疾患によるもの)
   子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症など
  ★消化器疾患(胃・十二指腸潰瘍などによる出血、腸の鉄分吸収)
  ★痔による出血

 ○心当たりがあったら「血液検査」を!
注意しなければならないのは、自覚症状がない場合です。鉄欠乏性貧血は少し
ずつ進行することが多いので、からだが適応してしまい自覚症状を感じないことがあります。

あと、「貧血は女性ならあたりまえ」などと思ってあきらめている場合もありますね。少しでも心当たりがあったら、まず血液検査をしてみませんか?

  鉄欠乏性貧血が進んでくると、もう少しわかりやすいシグナルがありす。
   ・口の端やまわりが荒れる(口角炎)
   ・舌の表面が荒れて食べ物がしみる(舌炎)
   ・爪がもろくなったり、そり返って中心がくぼんだスプーン状になる

また、鉄分の欠乏の原因となる病気を早期発見するために、定期的な検診も大切です。

 ○食事の注意
  今からすぐにできる貧血対策は食事です。

  ★鉄分を摂る
   動物性食品:レバー、かき、あさり
   植物性食品:小松菜、ほうれんそう、にんじん、海藻類
  ★たん白質

ヘモグロビンは鉄とたん白質からできていますから、積極的に摂りましょう。

  ★ビタミンC
   鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収がよくなります。

  ★規則正しく、バランスのとれた食生活
   当たり前のことだけど、これが一番大切!

女性は「貧血」を軽視してしまいがちですが、鉄分欠乏は別の病気が引き起こしている場合が多いので、見過ごすのは危険です。

婦人科系疾患も要因になっています。自分自身のからだを守るため『20歳を過ぎたら年1回の婦人科検診』、これを女性の合言葉にしたいものです。



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