三三七拍子♪

三三七拍子♪

2022.05.26
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​私が一番初めに面白いものに遭遇したのは、5歳頃でした。
家庭の事情で一人、親戚の家に預けられていたのですが、


今まで嗅いだ香りの中で一番花らしい良い香り。
優雅でかぐわしく、品があって、心和む香り。
雨上がりだったので、ことさら香りが強く感じられ、
私はあちこちの藪に鼻をつっこんでは香りの在処を探しました。

で、背の高い藪の匂いを確かめようと鼻を近づけた時、
ふと目の前の藪が明るく輝いているのに気がつきました。
私の影まで映っている…。
ということは……。
後ろから照らされていることに気がついて振り向くと、
目の前に、私と同じぐらい大きな楕円形の光の塊が浮いていました。

それが眩いばかりに輝いているのですが、とても暖かく、
私と向かい合うみたいに、目の前で浮いているのです。
しかも、真っ白に光っていて中は見えないのに、
その光の中で誰かが微笑んでいるように思えるのです。

私はなすすべもなく立ち尽くしていましたが、
頭の中に声が聞こえてきました。
「大丈夫、怖くない、心配ない」
その光を全然怖いと思ってないので、
この言葉がどういう意味か分かりませんでしたが、
あと少しで微笑んでいる人が視えそうな感じでした。
で、ここから先の記憶がきれいさっぱりと消えていました。

この一件を思い出したのは、二十歳になってからでした。
それまで友達と不思議な話や怪談を話し合っていたのに、
この記憶だけは思い出すことがなかったのです。

アブダクションじゃないかと知り合いが言うので、
立原美幸さんに聞くと、高次元の存在でしょうね、と。
私としては、あんなかぐわしい光は女神様であって欲しい!

それにしても残念なのは、その存在がせっかく私を怖がらせまいと、
「大丈夫」と気遣って下さってるのに、
私ときたら、は?何の事?……という鈍感ぶり。
あれか、私の天然ぶりは、やはり生まれつきか…。

私に何の御用でいらしたのかなー。
寂しい思いをしておるのでは…と慰めに来て下さったのか、
今よりはきれいな心だったから、遊んであげようとされたのか…。

もし今度来て頂けるのでしたら、どうか、どうか、
記憶を消さないでくだされ。
それと、要件を知らせてくだされ。
​​
なんで、そういう言葉使いになるん……w​
​​

と、アップした後でふと思ったんですが……。
あの「大丈夫、怖くない、心配ない」という言葉。
言われた私は初めから怖がってなどいない。
それは、あちらも分かっていたはず。
だとしたら、あのセリフは……。

知り合いが言っていたように、アブダクションだったのか…。
だから、今から連れて行く所は、「怖くない、心配ない」と。
後は、お決まりのように、記憶を消されていた、と。

と、思いついてしまったけど、だから何なのよ。
確かに不思議の多い楽しい人生でしたけど、
あんまり人の役に立っとらんじゃないかと思う今日この頃。

じゃあ、いったい何のために連れて行かれたの?
私の身体に何かしたん?
それで、ちょっと痛んだ物を食べても平気なん?ww

ちゃんとおせぇて!
もういっぺん来て、おせぇて!
何か分からんけど、頑張るから。
​​







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最終更新日  2022.05.28 23:10:43
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