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いや~曰くつきのエリザベート、と言うのは、取ったのに行けなくなったり、その後もスケジュールが調整できないまま、今日まで一度も観ていなかった作品なのです。
12年間で一度もですよ
何でそんなに・・・初演の2000年と言えば、長女が産まれた年。
下の子も産まれ、それから数年は全く観に行けず、子供が少し大きくなって観に行き始めても、子供でも楽しめる演目に(四季がメインですね)。
なんてしているうちに、こんなに時間が経ってしまいました
そんな訳で、今日はとても楽しみにしておりました。
家族みんなのスケジュールが出揃わないとチケットが取れないので、取るのがかなり出遅れ、土日の山口トートを取るのは困難でしたが、どんな席でも観れれば良いです~
前振りが長くなってしまいましたね。
本日のキャスト
瀬奈エリザベートは、最初のうちは不安定な感じがしましたが、話が進んでいくにつれ安定して堂々としたエリザベートになっていきました。
最初の不安定さは、若さを演出する為にわざとなのかしら。
高音も綺麗に出ていて、『三銃士』のミレディーの時とはまるで違う人のようでした。
ミレディーの時には、男役出身というのがちらほら見えたような。
色っぽいけど、ちょっと男っぽい感じかな。
エリザベートの母親役は春風ひとみさん。
この方、宝塚月組時代から大好きなんです。
歌唱力、演技力は抜群の上、コケティッシュさも併せ持っていて貴重な女優さんだと思っています。
こういう脇役さんがいるから作品が寄りいっそう際立つのだわ~
エリザベートの父親役、今井清隆さん。
この方も、私好きな役者さんのお一人です。
丸みのある艶やかな安定した歌声、『エビータ』のペロンは最高だった。
今回もとても期待しておりました。
が、ちょっと期待はずれ(ごめんなさい)。
もしかしてこの役、とても難しいの
初演のCDでも、この役だけはどうにも頂けない、聞くに堪えない。と感じたのですが、演じている方はそれまでにもTVだけでなくミュージカルでも活躍している方。
私自身、他の演目で観ていた方なので、どうしたのかなーと思っていたのです。
今回、今井さんでも「こんな感じなんだーーーー」くらいだったということは、これはなかなかに難しいのかもしれない、と思いました。
皇太后ゾフィーはダブルキャストの杜けあきさんを観たかったので残念
やはり寿さんは貫禄・威厳たっぷりでした。
少年ルドルフ加藤清史郎くん。
ホントにこの子はお上手ですね。歌手でビューしてるくらいだから、上手で当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、歌唱力は大人顔負けです
青年ルドルフ、大野さんは初ミュージカルとのことです。
声はとても良く出ていましたが、音程はまだまだかな。 高音不安定でした。
ルックスはとても良いので、今後に期待したいです。
ルキーニ高嶋さん。初演からずっと一人でルキーニを演じている訳ですが、この役、次にやる方は大変ですね。インパクトが強くて、高嶋ルキーニを越えられる人が出てくるの?と思ってしまうほど。
そしてトート閣下、山口さん。
あ~もうもうもう、満足です満足です~
どこまでも染み入ってくるウィスパーボイス。かと思えば他を寄せ付けない声量。
写真で見るとイマイチかなと思っていた金髪が、舞台上では全く違和感ないというよりこんなに金髪似合うの~とビックリです
山口さんの歌唱力は抜群、演技力はイマイチという評価もありますが、トート役に関しては全てが素晴らしい
エリザベートを見つめる目、拒絶されても揺るがない自信。
オペラグラスの調整がどうも上手くいかなくて、微妙な表情を読むのが難しかったのがあまりに残念です。
やっぱりもっと良い席で観たかった・・・
夫も山口さんの声量はすごいね。迫力あったね。とのことでした。
帰宅後、長女はプログラムを熟読。
次女はずっと「最後の~ダンスは~俺のもの・・・・」のメロディーを口ずさんでいます
何を隠そう、私の頭の中でも同じ事が起こっております
石丸トートも観てみたいけれど、また観るとしたらやっぱりまた山口トートにしちゃうんだろうなーと思う私です。
ロビーにメインキャストのパネルが吊ってありました。
山口トートと一緒に(離れてるよー)
トートのアップ
ふふふ、このトート、スマホの待ち受けにしちゃいました
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