杏子のKIMAGURE缶

その4


昨夜はずっと赤ん坊といたので疲れた私。朝は7時半までに診察と沐浴のために赤ん坊はベビー室へつれていかなければならない。私のように歩けない人はお迎えをたのんでつれていってもらうのだが。
 朝食のときにつれていってもらってから、また点滴しなければならなかったんでしばらくあずけていた。が、ひとりで部屋にいると、ちょっと落ち込む。
 早く世話をしなければならないのに、とかこんなにゆっくりしていていいのか?とか、自分の子を人さまにあずけて優雅だよなあ、とか・・・自己嫌悪!?
 夕方にはやっと尿の管をぬいてもらえた。はじめてトイレに立つときはナースコールして、看護婦さんに見守られながらおぼつかない足で立った。もお、足がギシギシ!!ってゆれそうになるのをぐっと我慢して、床に押さえつけるようにして立った。
 ちょうど居合わせたダンナも、ど…どうすれば!?とちょっとおどおどしていた。
 お腹に力が入らない、足がガクガクする、傷口がひっぱられるような気がする、と不安なこと。
 が、いざ立ってみると意外となんとかなるもんだ。ぶじトイレにいけたんでよかった。まともな人間にもどった心境!?
 上の息子はあれから毎日来ている。が、そのたびにお菓子だのプリンだのを食べていく。赤ちゃんの顔をみれば、と言ってもちらっと見るだけで・・・ 関心がないのかな、と思った。
 一度おっぱいをやっている時にきたんで、赤ちゃんといっしょに飲む?と聞かれ、もういいよとこたえていた(笑)。心の中では、やはり何か感じるものがあるのかな?
 来るたびに、いつ帰ってくるのか?と聞かれるので、ちょっとかわいそうになった。

  読書  「夏と花火と私の死体」(乙一)集英社文庫

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