かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
~ももの新たなる旅… もも1016さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん

コメント新着

ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2003年08月16日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
留学回想録も、日記上で定期的にやると

このパターンでしばらくやってみよう。

今日から新しい章に入ります。

「留学を目指した人たち」

1.デービッドさん

ブリティッシュカウンシルのBUPSコースには、
さまざまな年齢、バックグラウンドを持つ人が
さまざまな形の英国留学を目指して通っていた。


そして、彼らと私の交流を書きながら、
徐々に前章「学校選び」での疑問、
なぜブリカンや留学情報誌から得られなかった情報、
端的に言えば、2000年4月時点ではなかった
「うちの学校」の情報をわたしが得たのか、
について書いていきたい。

(「うちの学校」との出会いは次の章になると思うが)

ということで、第一回「留学を目指した人たち」は

デービッドさん。

外人?と思うかもしれないが、日本人。

デービッドというのは、彼の愛称。

本部長格(まあ取締役の一歩手前)の人だった。
年齢はたぶん50歳くらい。

海外を相手にしている商社マンは、
ほとんどがこのような愛称を持っているもんだ。
日本語の名前は外国人にとって覚えにくいからである。


商社時代、1年だけ貿易をやったので
愛称を持ってましたよ。
ふふふ、秘密だけどね。

まあ、「フランチェスコ」と呼ばれていたと
いうことにしときましょう。
はははは。

(ちなみにわたしは今、学校で愛称を一切使ってません。
本名で完全に認知されてるので。)

彼は入社25周年の1年間の長期休暇中で、
それを利用して、国際機関への就職活動をしていた。
その採用の条件として、
「修士号取得」があるところが
ほとんどだったようで、
英国大学院進学を目指しているということだった。

このデービッドさんとの思い出は
わたしにとってほろ苦いものだ。

彼はわたしが商社出身、
しかも某社出身であることを知ると、
わたしの元の上司、それも取締役クラスの
名前ばかりを出してきた。

そして、

「今度会ったら言っとくよ。
かみぽこ君もがんばってるって」

はあ、そうですか。
いや、本音ではそんなこと
言ってほしくないのだ。

まず、面識はあるとはいえ、
取締役クラスにとって、
わたしは数多い部下の1人。
そんなにちゃんと覚えているわけがない。
話に出したところで

「そんな奴、いたようないなかったような。。。」

となるだけだ。

デービッドさんは休み時間になると
わたしによく近寄ってきて、
話し掛けようとした。

しかし、その内容が
どうにも答えようがないことが多くて。。。

例えば、彼はわたしがなんで大手商社を辞めたのか、
その理由をほんとに聞きたがった。
もったいないとも繰り返し何度も言った。

わたしからすれば、
今更もったいないと言われて
戻ることはできないし、
辞めた理由など言いたくないこともある。

あと、外務省の調査員とかの仕事も
コネがあるから紹介できるよ、
とか言われた。

ありがたいのだが、
いまわたしは英国の大学を目指しているのだから、
そんなことを言われても困るわけだ。

まあ、いい人なのだろうが、
こうエリートの無邪気さというか、
転げた人の気持ちはわからないというか、
そういう部分は感じた。
うまく言えないけど。。。

わたしも自分に自信を失っていた時期でもあるので、
彼にうまく対応できなかった部分もあると思うが。

それに、会話は英語。
流暢な英語を話す彼に対して、
商社マンとはいえ、
ほとんどを国内部署ですごしたわたしは
ひどいブロークン英語。
言いたいこともなかなか言えない。

それで、彼が近寄ってくると
逃げたくなるような気持ちになった。

このデービッドさん、
5月のゴールデンウイーク開けには
次第にブリカンを休みがちになり、
そのうちいなくなった。。。

なんでも、「修士号」を持ってなくても、
これまでの商社での実績を認めて
採用してくれた国際機関があったから、
ブリカンは辞めたということだった。

ということで、
デービッドさんのことを思い出すと
わたしのなさけなかった頃を思い出して、
ほろ苦くなるというわけだ。

それでは、続きはまた来週。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年01月23日 03時15分58秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: