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魔界への誘い

魔界.JPG 「魔界への誘い」っていうネーミング、やっぱり魔王を意識しているのかなぁ。
魔界の帝王が魔王であれば、魔王に面会する前に飲むお酒でしょうか。

2007年全日本国際酒類振興会主催「全国酒類コンクール芋焼酎部門 第一位グランプリ受賞」だそうです。















かけられていたラベルには、こう書いてあります。

魔界ラベル.JPG「全国酒類コンクール」は、民間最大級の規模で行われるお酒のコンクールです。出品酒が370銘柄にのぼるこのコンクールは、「全日本国際酒類振興会」が主催し、各醸造会社の酒造技術向上を目的に催されています。
「舞ここち」グランプリ受賞に続いての受賞となります。


全日本国際酒類振興会をインターネットで調べましたが、ありません。
「全日本国際酒類振興会グランプリ受賞」という銘柄の商品にばかりぶつかりましたが‥

で、ま、そんな先入観を抜きにいただきました。

教科書や参考書にも載っていません。
新しい銘柄なのでしょうか。

はい、結論から言うと、そこそこの味がする焼酎です。
「合資会社 光武酒造場」というところは、聞いたこともありません。
小さな蔵なんでしょうね。佐賀県鹿島市(佐賀県にも鹿島市があるとは知りませんでした。アントラーズのフランチャイズではないです。)の蔵です。

裏ラベルの能書きです。

「魔界への誘い」は、口に含むと、黒麹特有の香りを持ちながらも、香りと味わいのまろやかさが特徴の本格芋焼酎です。
原料には黄金千貫を使い、その両ヘタを丁寧に切り込み、異臭の成分を極力抑えました。麹には原生麹の黒麹を使用しております。
また、原料や蒸留にこだわったとしても、濾過が強すぎるとせっかくの甘みと深みが飛んでしまい、辛いばかりの味わいの無いものができます。
それを防ぐために「魔界への誘い」は「荒ごし濾過」という方法で濾過し、こだわってつくった味わいを壊さないようにしています。

黒麹仕込みですが、白麹に通じるふくよかさがありますね。
後味にほのかな渋味が感じられて、なかなかいいです。
濾過に工夫しているので、ピリピリ感はありませんが、黒麹のズーンとくる太さはやや欠けるように感じます
第1級ではありませんが、そこそこの部類の焼酎ではないでしょうか。

ネーミングをもう少し考えればいいのになぁって思っちゃいます。

【製造元:光武酒造場】
【原料:さつま芋(コガネセンガン)】
【麹:米麹(黒)】
【蒸留:常圧蒸留(だと思う)】
【アルコール度数:25度】



2007年第24回全国酒類コンクール芋焼酎部門第一位グランプリ受賞魔界への誘い1800ml


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