里おじさん活動普及促進委員会（非正規雇用のおっさんのブログ）

角玉

晴耕雨読が代表銘柄の佐多宗二商店の新製品です。
晴耕雨読には、米焼酎がブレンドされているようですが、これは芋のみです。
麹も黒麹です。
佐多宗二商店の製品には、「不二才」がありますが、これは白麹なので、黒麹の商品として「角玉」を出したのでしょうね。

白麹の「不二才」、黒麹の「角玉」と、蔵の代表銘柄に育てていきたいのでしょうね。
角玉は「スーパーレギュラーブランド」としての位置づけで、不二才や晴耕雨読よりも、値付けが安くなっています。

佐多宗二商店は、折からの焼酎ブームに乗って、２００３年１０００石であった生産量は、２００４年に４０００石と４倍にも生産能力を強化したそうです。
商品の拡充も急務だったのでしょうね。

で、「角玉」です。
正統派の黒の味ですね。

薩摩之薫純黒に近い味わいです。
黒の太さが出ています。

でも、もう一つ、深みというか、旨味が足りないように思います。
飲んだ後の余韻が弱いと、というか、少しざらついた後味が気になります。

甘味はあるのですが、まだ、味がこなれていないせいか、口の中でお酒が暴れるような気がします。
これから発展途上にあるのかも知れません。
もう少し、寝かせてみます。

現時点では、☆☆★です。
もう少し、がんばってもらいたいというのが正直な感想です。

【製造元：有限会社佐多宗二商店】
【原料：黄金千貫】
【麹：米（黒麹）】
【蒸留：常圧（だと思います）】
【アルコール度数：２５度】