海外旅行紀行・戯言日記

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ベートーベン生家



ボンは東西ドイツ統一前の西ドイツ時代は首都として機能していた品の良い小都会ですが、あまりにこぢんまりしていた為“首都村 Hauptdorf ”等と呼ばれていたそうです。

Bonn
ボン大学は昔の選帝候宮殿と主庭園がそのまま大学のキャンパスになっているのです。
従って古くから大学都市、首都としての時代背景もありますので、モーツアルト一色であったザルツブルクとは違って、別にベートーベンを記念した商品はこの町にはありません。

楽聖ベートーベン(1770~1827)が生まれた家は、旧市街北部のボン小通り(Bongasse)に連棟長屋の一角として残っていますが、東京月島の連棟長屋と雰囲気が同じです。父親が飲んだくれだったので貧乏な世活を送ったこともあり、ウィーン定住後は一度もボンを訪れることは無かったと言われています。
玄関の扉を入るとショップ付きの案内所があり、階上には資料、肖像画、自筆の楽譜が展示してあります。中でも、彼が悩んだ難聴対策器具は相当幼稚に見えるもので、彼の時代はそのような補聴器しか出来なかったのかと可哀相に思えてきます。

見学を終えて下に降りて来ると、中庭にはベートーベンの胸像がありますが、ロダンの弟子が製作したとのことでどこか“考える人”の雰囲気がある様でした。
Beeth
出口はショップになっていますので、解説本・音楽CD等が売られています。

チェロソナタの創始者ベートーベンの小品をお聞き下さい!

私の場合は記念にエミール・ギレリス演奏の三大ピアノソナタCDを購入しました。

見学後ライン川に行ってみますと、ローレライの急流地帯は過ぎていますので、なだらかで悠揚たる大河と変化しています。
河畔にはレストランもありますので、天気が良ければ屋外席でゆっくり食事を取ることも楽しますので試して下さい!

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