こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

退院前の説明


午前中、ダンナも同席して説明を受ける。病理の結果 私の腫瘍は顆粒膜細胞腫でもなく
又 他の悪性腫瘍でもなく「髄膜腫」と言われる良性の腫瘍だということだった。
ただ、目に見えない細胞が残っていたり、若くしてなった場合(若い部類に入れてくれたのね。
ありがと)時々再発する。その為、一年に位置はMRIを撮ってフォローが必要である
というものだった。手術前、多分なくなるよと言われていた右の嗅覚。
腫瘍は神経を圧迫していただけなので残るだろうという。
「匂いはどう?」と聞かれ「わかる匂いとわからない匂いがある」と答えると
「そのうち戻ってくるかもしれない」ということだった。
経過観察のみで薬や放射線の治療の必要もなく、考えられる最良の結果だったし、入院前
「期間はわからない」と言われた割に最短に近い日にちで退院できることになったのだった。
やっぱり幸運だったのかな?
日曜日の退院でもいい、と言われたけどさすがにそれは私も自信がない。
姉の迎えで退院することになった。最後まで「帰ったら嫌でも動かなければならないから、
もっと病院にいさせてもらったらどうか?」と言っていたが結局 7/10に決定した。
午後 会社でいつも一緒に食事をしている女性二人と卓球で私とダブルスを組んでいる
友人がお見舞いに来てくれた。二組バッティングしてしまったが、女性同士で
会社の様子や意地悪なお局サマの様子などを聞き結構楽しく過ごした。「なんか食べたいもの
ない?」と良く聞かれたが ホントに何も食べたいものがなかった。ただ、このときふと
「あーそうめんなら食べたいかも~」と思った。
この日は七夕。晩御飯は偶然にもそうめんだった。看護師さんが私の食欲がないのを知っていて
「ほら~そうめんだよ。これならツルッと食べられるよ」と優しく励まし(?)てくれる。
完食とはいかなかったがそうめんだけは結構食べられた。
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