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 紀南の朝は大雨だ。
 昨日までの暑さが嘘のよう大雨だ。
 夜明け前は風も強かった。
 風はおさまったが、
 現在も大雨は続いている。


 7月29日、朝の紀南地方は大雨の中だ。きっと、湿度100%のだと思う。開けっ放しで寝ていたから、吹き込んだ風が雑然と置かれた書類や新聞を散らす。片付け忘れたペーパースタンドが倒れ、驚いて目が覚めた。半覚醒状態の頭の中で、凄まじい雨の音は、夢の続きのようであった。夢の中の現実が大雨であった。夢と現実が交差した夜明け前、吹き込んだ風によって目覚め、目覚めた後も夢を見ているかのように、夢の中で降っていた雨が降っていた。

 そして、

 集中豪雨、

 そんな言葉が頭の中で渦を巻く。
 雨は凄まじい勢いで降り、
 吹き込む風に湿気が乗り大気は重い。


 飛び上がるほどに驚くはずの出来事でも、重い大気の中では感性は鈍く行動も鈍い。飛び上がることもなく、這いずるように窓際まで行き、カーテンを払うように開けて、「大雨か」と、分かりきったことを呟く。湿度100%だと思いながら、しぶしぶ立ち上がる。湿度100%と思う大気は重く、心も湿り気味の、湿度100%の7月29日紀南の朝だ。一時的にゲリラ豪雨かと思われた雨は、集中豪雨と思われる不利方になり、やがて大雨になり、そして、降り続いている。


 日本有数の豪雨地帯。
 多くの地方で大雨の被害があった今年、
 雨は少なく、そのまま雨の降らない夏かと思った。
 しかし、今日は大雨で直ぐに、
 山間部の道路は直ぐに通行止めになるだろう。



 夏になると毎年驚く。毎年のことだから、今更驚くという言葉は適切ではないが、それでも、あえて驚くと言うのは、その言葉に含まれる新鮮さだ。毎年、夏祭りが盛んに行われ、多くの神社がある事に驚かされる。地域の人々は、長い間、祭りを守ってきた。過疎化が進み、若者が少なくなり、後継者も危惧される現在でも、祭りは毎年行われ、伝統が守られている。その伝統を守ることの凄さを感じるのも夏祭りでありる。そして、夏になると、毎年驚く私である。






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桟敷席完成間近?

この場所が新旧の堤防の空間?

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撤去予定の旧堤防


 この熊野大花火大会の特色というか、魅力の一つは、新旧堤防の上の桟敷だ。海の変化、海岸の変化に対処する為に新しい堤防が建設されたが、旧堤防が取り壊されることなく残された。新旧の堤防の間に空間が生まれる。その空間に桟敷席が設けられる。その桟敷席は、最高の観覧席であり、桟敷席の組み立てが始まるのは8月になってからだ。7月から始まる海岸の場所取りと、8月になって始まる桟敷席の工事は、この地方の夏の風物詩となった。








 今年は、旧堤防の撤去問題が起きている。残された旧堤防は無用の長物ではなかった。それは桟敷席でも分かるが、智謀の近くの住民は、旧堤防の防災の働きを強調して、撤去に反対する。部外者でも旧堤防があるための重量感が分かるし、新旧堤防間の緩衝的役割も何となく分かる。ある意味特別の年となりそうだ。熊の大花火大会の魅力の一つで、桟敷席が消えるのかと、そんな懸念を抱きながら、何度も海岸に足を運んだ。今年も、場所取りは始まっている。8月になると、桟敷席の組み立て工事も始まるだろう。










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最終更新日  2010.07.29 10:34:45
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