へっぽこ院長の独り言

『現状の考察2』


 『現状の考察2』

・Standing Frame等で立位訓練することで、

『重い私の体重を支えるだけの筋力が得られるか?』

以前国リハにいたときに知り合った年配の方の話を思い出した。

「Standing Frame買って、何年も経つけど、歩けやしないよ」

固定され、下肢の筋肉に力が入らない状態で立位をとっても、なかなか筋力は得られないように思う。立位で体幹(胴体)の前屈や背屈などの運動は有効であると思うが、それよりももっと基本的な効果のほうが期待されると思う。詳しくしフリーページの 【重要な立位訓練】 を見て欲しい。

ARUKITAI のT@KCさんのようにリフター+ハーネスで『吊られて屈伸運動』のように物理的に恵まれれば効果的な訓練も出来るだろう。




・『ただ、力が入らない状態の場合や僅かの筋力しか発揮できないときはどうすればいいのか?』

・私は、Standing Frameを使うとき、たまに干渉波EMSを使う、下肢やお腹・腰背中のモーター・ポイントにかけてもらう。仕事用なので強い出力を得られる。かなり筋肉が動くが、一部の専門家に言わせると筋肉がパニックを起こし良くないという意見もある。しかし、それも確定した意見でない限り自分の身体で試すしかない。普段は単独で毎日使っているし、上肢にも使用する。




・干渉波EMSの話が出たので、少し私の考えを交えて書いてみたい。
いつも痙性がポイントと考えている、しかし、痙性が出ない人もいる。痙性が起きないと随意運動には繋がりにくい。

『その痙性を出すのにはどうすればいいのか?』

筋肉にタッピング(たたく)したり、筋肉や腱を急激に伸張させるなどがある。それでも痙性が出にくい場合は、電気的刺激を与えて筋肉を無理矢理でも動かしてやってはどうであろう。それによって痙性や随意運動、感覚などが戻ってきたという話を聞く、私もその一人であると思っている。もちろん他のリハビリをしながらであるが、使用してみる価値はあると思う。筋肉の収縮により血液の循環も促されるだろう。

・痙性は麻痺に伴い、筋肉の硬直や抑制不能な身体の動きなどがあり、人によって様々な症状がでる。筋肉の緊張の増加や、素早い動きによる筋収縮、深部腱反射亢進などである。
痙性は、筋肉サイズと骨の強度を維持したり、血液循環が促進したり、痙性を応用して運動につなげるなどの効果があるとされる一方、強すぎると尖足(つま先立ち)やはさみ脚などの歩行障害を起こすこともあるが、リハビリを続けることにより、抑制されるのではないかと思う。

・もうひとつ、電動サイクルも刺激を与える点で効果的であり、普段動かせない量を人に変わって動かしてくれる。それに・関節を動かすことは、軟骨に酸素や栄養を補給する役目もある。体の組織は、血管から酸素や栄養を供給されているが、関節軟骨には血管が無く、そのかわりに軟骨は関節内の滑液から酸素や栄養を供給するようになっている。じっとしていて動かないと軟骨に滑液はしみ込ままない。力がかかるたびに滑液は軟骨表面にしみ出し、力がとれるとまた軟骨の中にしみ込んでいく。 ちょうど風船のように、関節が動くことでふくらんだり縮んだりして関節を良い状態に保つ。しかし動かさないと関節の拘縮や硬直が起こり固まってしまうし、筋肉の萎縮も進む。

・さて、本題のリハビリ方法について考えてみたい。



(Perfect4000) 干渉波EMSマシーン 『ツインビート・プロ』


電動サイクル ルームマーチDX


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