PR
フリーページ
■第88回全国高校野球選手権大会
大会15日目 決勝戦
駒苫×早実
【戦評】
駒苫・田中、早実・斎藤の壮絶な投げ合いはともに譲らないまま、延長15回引き分け再試
合となった。0-0の8回、駒大苫小牧は三木が中越えに先制のソロ本塁打。
その裏、早実も桧垣の左中間二塁打が左翼手の失策を誘い、1死三塁から後藤の中犠飛
で同点とした。3連投となった斎藤の球威は延長に入っても衰えず、駒大苫小牧打線にあと
1本を許さなかった。
3回1死一、二塁から登板した田中も集中力を切らさず得意のスライダーで抑え込んだ。
【駒大苫小牧マイク】
○田中投手(165球を投げ7安打10奪三振)
「決勝でこういう試合ができてよかった。やっぱりここまで来たら勝ちたい。明日はそうい
う気持ちを前面に押し出し、向かっていくピッチングをしたい」
○三木遊撃手(8回に先制ソロ)
「塁に出ることしか考えていなかった。ストライクは全部振っていこうと思った。全く打て
ない投手はいないので、明日も思い切ってぶつかるだけ」
○小林捕手(田中投手について)
「最後は受けていて疲れているなあと感じた」
○岡川左翼手(延長11回にスクイズ失敗)
「あっ、やっちゃったと思った。サインが出た時は落ち着いて決めようと思ったが…」
○鷲谷右翼手(延長13回の好機に凡退)
「ボールになるスライダーに手を出してしまった。冷静さを欠いていたかもしれない」
○本間篤主将
「早実の斎藤投手はコントロールが良く、バッターも力を持っている。
やっぱり強いチームだと思った。今日のベンチのムードと絶対に勝つという気持ちがあれば、
明日は勝てると思う」
○香田監督
「いい試合ができてうれしく思うし、ホッとしている。生徒にも、こんな試合は経験できな
いぞ、と声を掛けていた。田中はよく粘って必死に投げてくれた。明日もいい顔をして、精
いっぱいやってもらいたい」
【早実マイク】
○斎藤投手(178球を投げ7安打16奪三振で完投)
「高校野球をもう1試合できてうれしい。ここまで来たら気持ちの勝負。先輩たちを超える
には勝つしかないので、強い気持ちで投げぬきたい」
○白川捕手(3連投の斎藤について)
「昨日と同じくらい調子がよかった。連投の疲れは感じなかった」
○桧垣一塁手(8回に二塁打)
「点を取られた後だったので、とりあえず塁に出ようと思った」
○船橋左翼手(延長13回2死満塁で凡退)
「決めなければいけないと思った。斎藤に申し訳ない。ボール球を振らないようにし、あと
は理屈うんぬんより意地だけ」
○後藤主将
「(8回の同点犠飛に)これで1点が入る手応えがあった。春のセンバツで再試合を経験し
ているし、スタミナも駒大苫小牧の田中よりも斎藤の方がある。どちらかというと自分たち
が有利だと思う」
○和泉監督
「向こうも強いが、うちも強いことを再確認した。斎藤は本当にいいピッチングをした。
田中君の真っすぐを狙わせたが、球速以上に伸びて打ち崩せなかった。春もそうだったが、
明日は総力戦。もう1度挑戦したい」
【試合経過】
<1回表>【駒】
早実の先発は斎藤。三谷が右前打、三木が投前バントで送り1死二塁。中沢は空振り三振、
本間篤は中飛に倒れ先制機を逃した。
<1回裏>【早】
駒大苫小牧の先発は菊地。川西は四球、小柳が一塁前バントで送り1死二塁。桧垣が四球を
選んで一、二塁としたが、後藤は二ゴロ併殺打に倒れた。
<2回表>【駒】
鷲谷は四球、菊地が一塁前バントで送り1死二塁。渡辺は左飛、本間直は二ゴロに打ち取ら
れた。
<2回裏>【早】
船橋は中飛、斎藤は見逃し三振。2死から内藤が中前打で出塁したが次打者白川の時に二盗
を阻まれた。
<3回表>【駒】
小林は二ゴロ、三谷は遊ゴロ、三木は空振り三振に倒れ3者凡退。
<3回裏>【早】
白川は三ゴロ。1死から佐々木が遊撃内野安打、川西が一塁前バント安打で続き一、二塁。
駒大苫小牧は菊地に代わり田中が2番手で登板。
小柳は空振り三振、桧垣は見逃し三振に終わり得点機を逸した。
<4回表>【駒】
中沢は二ゴロ。1死から本間篤が四球を選び、鷲谷は空振り三振に倒れたが、本間篤が二盗
を決め2死二塁。本間篤は次打者田中の時にも三盗したが、田中は空振り三振に終わった。
<4回裏>【早】
後藤は一邪飛、船橋は空振り三振。2死から斎藤が中前打で出塁したが、内藤は遊ゴロに打
ち取られ二封された。
<5回表>【駒】
渡辺は捕ゴロ、本間直は空振り三振、小林は遊ゴロに倒れ3者凡退。
<5回裏>【早】
白川は中飛、佐々木、川西は二ゴロに打ち取られ3者凡退。
<6回表>【駒】
三谷は四球、三木の投前バントは二封(記録は投ゴロ)され、中沢が投前バントで送り2死
二塁。本間篤は一ゴロに倒れた。
<6回裏>【早】
小柳が左前打、桧垣の一塁前バントが内野安打になり無死一、二塁。
後藤が捕前バントで送り1死二、三塁としたが、船橋は空振り三振、斎藤は二ゴロに打ち取
られ後続が断たれた。
<7回表>【駒】
鷲谷は二ゴロ。1死から田中が遊ゴロ敵失で出塁し、渡辺が捕前バントで送り2死二塁。
本間直の代打山口が死球を受け一、二塁としたが、小林は空振り三振に倒れた。
<7回裏>【早】
駒大苫小牧は代打山口がそのまま二塁に入る。内藤は二ゴロ。1死から白川が左前打で出塁
したが、佐々木は空振り三振、川西は三ゴロに終わった。
<8回表>【駒】
三谷は遊ゴロ。1死から三木が中越えへソロ本塁打を放ち均衡を破った。
中沢は三ゴロ、本間篤は空振り三振。
<8回裏>【早】
小柳は一ゴロ。1死から桧垣が左中間二塁打、左翼手の悪送球も重なり三進。
後藤が中犠飛を放ち1-1の同点とした。船橋は二ゴロ。
<9回表>【駒】
鷲谷は左飛。1死から田中が中前打で出塁したが、渡辺の代打西田は空振り三振、山口は
三ゴロに倒れ二封された。
<9回裏>【早】
駒大苫小牧は代打西田に代わり岡川が左翼に入る。斎藤は遊ゴロ、内藤の代打神田は二ゴ
ロ、白川は空振り三振に倒れ3者凡退。1-1のまま延長へ。
<10回表>【駒】
早実は代打神田がそのまま二塁に入る。
小林は見逃し三振、三谷は空振り三振、三木は一ゴロに打ち取られ3者凡退。
<10回裏>【早】
佐々木は二ゴロ、川西は遊ゴロ、小柳は二飛に倒れ3者凡退。
<11回表>【駒】
中沢が中前打、本間篤は死球を受け、鷲谷が一塁前バントで送り1死二、三塁。
田中は敬遠されて満塁となり、岡川はスクイズを空振りし三走中沢がタッチアウト。
2死一、二塁から岡川が左前打を放ち再び満塁としたが、山口は右飛に抑えられ勝ち越し
機を逸した。
<11回裏>【早】
桧垣は左飛、後藤は見逃し三振、船橋は左飛に終わり3者凡退。
<12回表>【駒】
小林は右飛、三谷、三木は空振り三振に倒れ3者凡退。
<12回裏>【早】
斎藤、神田は捕邪飛、白川は三ゴロに打ち取られ3者凡退。
<13回表>【駒】
中沢が左前打、本間篤が投前バントで送り1死二塁。鷲谷は空振り三振、田中は三ゴロに
終わり後続が断たれた。
<13回裏>【早】
佐々木は空振り三振。1死から川西が三塁前へバント安打、小柳が投前バントで送り2死
二塁。次打者桧垣の時、田中の暴投で川西が三進。
桧垣、後藤が敬遠されて満塁となったが、船橋は二ゴロに倒れ二封された。
<14回表>【駒】
岡川が中前打、山口は空振り三振に倒れたが、岡川が二盗を決め1死二塁。
小林の二ゴロで岡川が三進したが、三谷は中飛に打ち取られた。
<14回裏>【早】
斎藤が右前打、神田が投前バントで送り1死二塁。白川は遊ゴロに打ち取られ、二走斎藤が
三塁タッチアウト。2死一塁で佐々木の代打小沢は三ゴロに倒れた。
<15回表>【駒】
早実は代打小沢がそのまま右翼に入る。三木は見逃し三振、中沢は遊ゴロ、本間篤は空振り
三振に倒れ3者凡退に終わった。
<15回裏>【早】
川西は空振り三振。
1死から小柳が四球で出塁したが、桧垣は見逃し三振、後藤は遊飛に倒れ試合終了。
1-1のまま大会規定により引き分け再試合となった。
夏の甲子園 延長15回、再試合の舞台裏… Nov 10, 2006
06夏 第88回選手権大会 駒苫メンバ… Sep 8, 2006
06年夏 第88回全国高校野球選手権大… Sep 8, 2006