PR

×

バックナンバー

Aug , 2026
Jul , 2026
Jun , 2026
May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026
Jan , 2026
Dec , 2025
Nov , 2025

お気に入りブログ

北国の根魚 やっちゃん..さん
【駒大苫小牧高校野… ぱーる♪さん
楽天イーグルス フ… 楽天イーグルス7031さん
気持ち 田中将大ブ… 田中 将大さん
Aug 21, 2006
XML
■第88回全国高校野球選手権大会:大会15日目

  8月20日  決勝延長15回  駒苫×早実 戦



<菊地翔太>

 ◇8月21日  日刊   駒苫2年生菊地「次は4回」

 ◇8月21日  道新   菊地堂々「早実応援歌、僕のリズム」

5万人の大観衆が見守る中、マウンドに登った菊地は投球練習の1球目を暴投した。
 前日の準決勝でも同じことをやっていただけに、駒苫ベンチに緊張が走った。だが、
 逆にマウンド上の右腕は落ち着いていた。
 「あれで気が楽になった。早実の応援歌を僕のリズムにした」

 一回、2四球を出し一死一、二塁で早実の4番後藤を迎えた。
 ボール3つの後にストライクを取り、外せない5球目。四球を出せば満塁となり、
 大量失点にもつながる。こん身の力を込めた真ん中やや低めのストレートで、併殺に
 打ち取った。

 球速は130キロ台だが伸びのある直球と大きなカーブ、スライダーなどの変化球を
 投げ分ける。
 続く二回も0点に抑え、三回は一死を取った後に連打を浴び、田中にバトンタッチした。

 香田監督は「いま一番生きがいい」と、2試合連続の先発に起用。
 序盤で試合のリズムをつくり出した。2回1/3で無失点の内容に
 「今日は打たせて取るピッチングができた。自分の役割は果たせた」と誇らしげだった。



<三木悠也>

 ◇8月21日  報知   駒苫・三木、値千金の一発

 ◇8月21日  道新   三木一発、均衡破る 「球筋分かった」

息詰まる投手戦の重苦しい雰囲気を振り払ったのが、八回に飛び出した2番三木の先制本
 塁打だった。

 駒苫、早実ともスコアボードに0が並んだ八回一死。
 打席にそれまで2打数無安打1三振の三木が入った。「塁に出ることしか考えていなかった」。
 初球。真ん中低めの直球を振り抜くと、打球はきれいな弧を描いてバックスクリーンに飛び
 込んだ。斎藤の失投を見逃さなかった。

 一塁ベースを回り、さく越えを確認。右腕を突き上げ、三塁を回ってからもう一度、ガッツ
 ポーズを見せた。ホームインしてベンチでチームメートとハイタッチで喜びを分かち合った。

 「入るとは思わなかった。うまく風に乗ってくれた。びっくり。1点がずっと取れてなかった
 のですごくうれしかった」

 南大会でも2本塁打を放ったように長打力はある。
 しかし、打撃より内野の守備でチームに貢献する意識が高い三木の一発に、「びっくりした。
 あんなところに打ったホームランは見たことない」と香田監督。

 マウンドでは田中が毎回のように走者を背負いながらも、早実打線に得点を許さない力投を
 続けていた。「ピンチになっても粘り強く抑えていた。どうしても点が早く欲しかった」。
 その気持ちが打たせた一発だった。

 ただ、自分の本塁打で勝てるとは思わなかったという。
 同点で迎えた延長十五回は先頭で打席に入ったが斎藤の144キロの外角直球に見逃し三
 振に倒れた。

 「みんなスライダーのボール球を振っていた。(バットが)止まれば問題ない」と話し、
 「きょう球筋を見てイメージできた。あすはもっと点を取っていきたい」と再試合での斎藤攻略
 に向けて気合を入れ直した。



駒苫の伏兵三木が中堅へ1発

 ◇8月21日  朝日   駒大苫小牧 三木 悠也選手

三木が意地の一発だ。
 3連覇をかけて早稲田実と対戦した駒大苫小牧は延長15回の末、1―1で引き分け。
 37年ぶりの決勝戦再試合となった。0―0で迎えた8回1死から三木悠也(3年)が
 斎藤からバックスクリーンに先制本塁打。
 その裏に追いつかれたものの、駒苫唯一の得点をたたき出し、球史に残る死闘を演出した。

 打った瞬間、分かった。即座に出たガッツポーズは、夢への確かな手ごたえの証しだった。
 四つに組んだ決勝戦。均衡を打ち破ったのは意外な男、2番・三木だった。8回1死。
 初球のストレートを無心で振り切ると、快音を残してバックスクリーンへ飛び込んだ。
 どよめくスタンド。「塁に出ることしか考えてなかった。まさかあそこまで伸びるとは…」
 と三木。まさに値千金の一発だった。

 香田誉士史監督は
 「ええ~って感じ。びっくりした。あんなところに飛ばせる打者じゃないのに」とただ驚く
 ばかり。「なぜ、みんなこんなにすごい力を出せるのか分からない。選手の力には感動し
 ている」と指揮官。この日のサプライズ本塁打は、まさに今の駒苫を象徴していた。

 驚きの本塁打にも理由はあった。今春に66キロだった体重は、現在71キロと5キロも増
 えた。甲子園に向けて消耗しないよう、春先から必死の増量を行った。
 「もともと食は細いんですが、必死になってご飯を食べましたよ」と三木。
 公式戦は通算3本目だが、過去2本は今夏の南北海道大会で放ったもの。
 この日のアーチも毎日どんぶり山盛りのご飯を無理やり食らい続けた成果だった。

 甲子園入りして激戦を続けても、体重は1キロも減らしていない。
 体力に対する自信が、今の三木を支えている。21日は、37年ぶりとなる決勝引き分け
 再試合。「もう1試合、甲子園で試合ができるなんて。うれしいですよね」と三木。
 「あしたは本塁打は意識しない。とにかくあとにつなげるバッティングをしたい」という2番
 打者のバットが、チームを73年ぶり3連覇へリードする。



<小林 秀>

 ◇8月21日  日刊   駒苫・小林が好判断の満塁策

駒大苫小牧が延長15回、3時間37分の死闘の末、1-1で早実と引き分けた。
 小林秀捕手(3年)が「好判断」でエース田中をサポートした。
 延長13回2死二塁のピンチでベンチの指示は「勝負でも、満塁策でもどちらでもいい」。
 暴投で2死三塁となり「マウンドへ行き、満塁策に決めました。(田中は)丁寧に投げてく
 れたし、冷静でした」と一打サヨナラの場面を振り返った。
 さらに相手エース斎藤に関して「観客の皆さんが応援したくなるピッチング。ストレートが
 外角ギリギリに決まってました」と敵ながらあっぱれ? の様子だった。



<エースのプライド>

 ◇8月20日  毎日   白熱の投手戦…37年ぶりの決勝引き分け再試合

◇エース激闘…意地の343球

 5万の大観衆を酔わせる名勝負を演じたのは田中、斎藤両エースという2人の“怪物”だった。

 延長十五回裏。既に勝ちはなく、あるのは引き分けかサヨナラ負け。
 だが、マウンドに向かう田中投手はわくわくしていた。
 「これを抑えれば、もう1試合投げられる」

 マウンド上で「ほえる投球」が売り物だが、決勝では何度か訪れたピンチをしのいでも顔色は
 変わらなかった。冷静さを失わないこと。
 それだけが優勝に導くことだと知っているかのように。

 十五回表。斎藤投手の147キロ超の球速がスコアボードに表示された瞬間「燃えた」。
 自分も気持ちを奮い立たせた。

 一方の斎藤投手は、普段からマウンドで感情を顔に表さない「クールな男」。
 だが、内に秘めた闘志をボールで表す。

 準決勝の鹿児島工戦。「代打の切り札」、今吉晃一選手を迎え、場内を静まり返らせる140
 キロ超のボール。そして、3連投にかかわらず、この日の十五回表、4番の本間篤選手に次々
 投げ込んだ快速球。疲れを知らないのか。スタンドをどよめかせた。

 準決勝の後、斎藤投手は「駒大の3連覇を止めるのは自分たちしかいない」と宣言。
 この日の試合後も再び熱く語った。
 「ここまできたら、男と男の勝負。気持ちがあれば絶対に完封できる」

 田中投手も負けていない。「次も投げる(心の)準備はできている」

 意地と意地をぶつけた2人の投球数は343球。3時間37分の激闘だった。



○…決勝までの5試合で11安打を放ち打率5割、10打点と大暴れしていた早稲田実の
 5番・船橋は、完全に駒大苫小牧の田中らに抑え込まれ、6打数無安打2三振。
 「タイミングが全然合わなくて……。それだけ田中君の球がいいということ」と脱帽した。
 「スライダーを待ってると直球が来る。そうなると絶対打てない。直球を待ってスライダー
 がきたら何とか手を出せるかな」。再試合に向け、田中対策を明かした。

 ○…延長十五回の表、駒大苫小牧の攻撃。
 田中は最後の守りに備えてキャッチボールを始めた。2死。4番の本間篤が早稲田実の斎藤に
 対している。そこでスタンドが沸いた。147キロ、146キロと斎藤の球速が表示されたか
 らだ。田中は自分に言い聞かせた。

 「いらない感情を出して自分の投球を乱してはいけない」

 ライバル心を燃やして力む必要はない。本間篤が空振り三振に倒れてこの日の勝利がなくなる
 と、田中は冷静に最後のマウンドへ向かった。その心境こそが田中の復調を示していた。

 最大のピンチは十三回だった。2死二塁で3番の檜垣。八回に左中間二塁打を浴びた打者だ。

 「厳しい球を」と投げたカーブが暴投となって走者は三塁に。しかし、田中は決して勝負を急
 がず、満塁策をとって2人を敬遠で歩かせた。再び暴投すれば、サヨナラ負けとなる場面だが、
 慎重なカーブで5番・船橋を二ゴロに打ち取り、勝利への希望をつないだ。

 調子が悪いと言われながらも勝ち上がった決勝。その陰で田中はフォームを微調整していた。
 大会前半は左足を上げた時に右足かかとに体重がかかっていた。これを重心をつま先に残して
 体の開きを防いだ。その結果が準決勝の智弁和歌山戦、そして、この日の投球だ。
 田中は「剛速球投手」の肩書きを外し、変化球中心のコントロール重視で勝負に徹した。

 「なかなか点が取れないのでペース配分を考えた。延長に入った段階で再試合を意識した」と
 いう。余分な力は使わず、速球は140キロ前後。随所で右腕を上げて振る動作を繰り返した
 のは「血がたまって感覚が鈍くなるからです」。自分の右腕を知っていた。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Aug 28, 2006 12:21:18 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: