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久しぶりに、きいちゃんの「 うがっ 」が出ました。
昨夜、ターミ兄が帰って来た時の事です。
廊下で待っていたきいちゃん、ターミ兄について部屋まで来たのですが、そばまで来ると何故か「 う~
」
ちょっと 噛みそうな
勢いだったので、「きいちゃん、どうしたの?」
と言うと、きいちゃんはソファに座っていた私の所に飛んできました。
が、すぐにスゴスゴと降りて、自分のベッドに行ってしまいました。
廊下でターミ兄を迎えた時、私はその様子を見ていませんでした。なので、何がきいちゃんの気に入らなかったのかはわかりません。
ただ、考えられる事は2つあります。
一つは、ターミ兄が帰ってくる30分くらい前に、また米軍(と思われれる) 飛行機とヘリ
の音がうるさかったのです。
きいちゃんが、何らかのストレスを感じていた可能性はあります。
それから、ターミ兄の出していた波動が マイナス
だった可能性もあります。
どうしてかと言うと、今彼の仕事はあまりうまくいっていません。
なのでやや不機嫌で面白くない、或いはきいちゃんにとっては少し怖いと感じる
何かが出ていたと思います。
きいちゃんは普段、あまり私に コビコビ
したりしません。
どちらかと言うと、ターミ兄の方に行きます。
でもそれはイコール、ターミ兄の方に懐いている、と言う事ではないと私は考えています。
じゃあ何なのさ、と言うと、ヘタレのきいちゃんならではの「 おあいそ
」なのでは
ないでしょうか。
「ボク、可愛いでしょ?だから仲良くしましょうなのでし」
「ボク、良い子でしょ?だから怒らないでなのでし」
といった具合です。
私にそういった行為をする必要はありません。
このウチで自分を理解してくれるのが誰なのか、誰を信用したら良いのか、きいちゃんはちゃんと知っています。
でも、私への信用も100%ではありません。
たぶん、 98%
くらいだろうと思っています。
100%にならない理由は、人間から受けた(きいちゃんにとっては)嫌な事の記憶が、どこかに残っているからではないでしょうか。
だから私は、「もうこんな事しても平気だよね~」ときいちゃんを からかったり
、
激しく抱きついたり 、しつこくしたり
、驚かせるような事は、絶対にしないように
しています。
「ボクが嫌な事は絶対しない人」でないと、きいちゃんのからの100%の信用は得られないと思うからです。
何かの拍子に、 人間不信
のスイッチが入る可能性があるきいちゃん。今はぐうぐうイビキをかいて寝ていますが、私はきいちゃんの心のすきまが完全に
埋まったとは思っていません。
クイールの訓練士・多和田さんは仰いました。
「犬は根に持たない動物だから、 犬と3日越しのケンカ
なんてあり得ません」
通常であれば、その通りだと思います。
ただ、一度心に何かへこみや傷を負った犬は、なかなかそれをぬぐい去る事が
出来ません。
例えば、虐待された犬が、生涯その傷を完全に癒す事が出来ないケースがあるように。
きいちゃんは、別に虐待されたわけでもなんでもありません。でも繊細な彼ならではの、何かがあったのだと思います。
ウチに来て、もう3年半。
まだきいちゃんの心は、愛情いっぱいで育ってきたきょうだい達とは少しだけ違うのです。
その微妙な心の変化を理解してやるのは、私の義務だと思っています。
