トランス脂肪酸の害
このトランス型脂肪酸って料理に使う普通の安い植物油にも含まれるって知ってますか？
これは植物油を精製する過程で、油に高い熱を加える為に一部がトランス型脂肪酸に変化してしまうんだそうです。
ここまで読むと「じゃぁ、料理出来ないじゃん！」と思うかもしれませんね。
問題は油の精製方法なんです。
昔は植物から油を精製する際に、圧搾抽出をいう方法で作っていたんです。
でもこの方法だた、沢山の油を効率的に作るのは難しい。。。
つまり、早く安く効率的に油を作る為に科学的に（２００℃以上に加熱し、有機溶剤を利用）成分を抽出するのです。
高温で加熱する際に、油の一部が酸化していまいトランス型脂肪酸が生じてしまうのです。
スーパーで売っている油ってとても安いですよね？
あれは、絞りカス（無駄）も出ないような方法で抽出しているから安く出来るんですよ。
昔のように圧力をかけて絞り出すというやり方では、絶対に絞りカスが出ますからね。
油脂にはバターやラード等の「飽和脂肪酸」と、マーガリンや植物油等の「不飽和脂肪酸」があります。
飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増やしますが、不飽和脂肪酸にはそのような作用がなく、
一般的には飽和脂肪酸は悪玉で、不飽和脂肪酸は善玉とされています。
トランス脂肪酸は善玉とされている不飽和脂肪酸の一種ですが、
最近では飽和脂肪酸のように悪玉コレステロールを増やすことがわかり、健康への悪影響が心配されているのです。
私が調べただけでも、トランス型脂肪酸の害には以下のようなものがあります。
・癌（ガン）の原因
・血圧を上げる
・悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす
・妊娠率を低下させる
・アトピー性皮膚炎
・痴呆
・クローン病
余談ですが、大々的に宣伝をしている「○コナ」なんかも、トランス型脂肪酸の含有量が高いと言われているって知っていますか？
そこで注目したいのが、昔ながらの抽出方法である圧搾抽出で作っている油なんです。
代表格はやはり 「えごま油」 ですね。
あとは 「エキストラヴァージンオリーブオイル」 なんかもそうだと思います。
この他にも表示に 「圧搾抽出」「圧搾・生しぼり」 等の表示のある物を出来るだけ選ぶことをお勧めします。
この本が参考になるかもしれません。。。興味のある方はどうぞ。
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