コウジョウ見学.COM

10月5日 コウジョウ見学.COM

☆コウジョウ見学.COMの企画 工業団地ウォークラリー体験記☆
2003、10/5(日)。
ハケでさ~っと流された雲が見下ろしている空の下。
コウジョウ見学.COMの旗振りで、
工業団地ウォークラリーに参加することにした。
アスファルトにやさしい日差しが吸い込まれ、
枯葉が乾いた音を立て、雑草がくたびれて薄茶けて、
捕食者のないドングリがどっちゃり散らばる。
とことん人口的な街にも、意外と色濃い秋の色。
閑散としている休日の工業団地。
休日ゴーストタウンの工業団地に、
コウジョウ見学.COMツアー一行の笑い声が響く。
他人様に遠慮しないで笑える広さがありがたいッ
ワイワイしながら、平坦で直線的に区画整理された工業団地に歩みを進める。
くたびれたイデタチの四角い建物群。
不要になった部品が外され、運転席につめこまれた
荷台部分のないミニトラック。
放置されているようで整理されている、巨大なガラス片。
不思議な乗り物。
使い勝手の想像もつかないゴミが垂涎の商品に変わり得る、もの作りのプロの工場。
あり得ない!この一言で済みそうな状態のものが、
新しい命をもらっている。
おもしろい!びっくりだ!なんてこった!なんで、また?!
もっと見たい!中を見せてよぉ!
ヘェヘェホォホォ言いながら無理やり進む。
ところどころ、ポツネンとボランティアさんが
ウォークラリー参加者を待っていて、
景品と、参加証のサインをしてくれた。
もちろんボランティアさんにも温度差はある。
ただ景品を配るだけ、
(私たちがあまりにも遅いので迷惑かけた、ごめんねオバチャン)
はたまた、熱く語るおじさん。
熱いのは、やはり自社製品を展示している方々だ。
「よかったら工場を見学しにおいでよ。」
「この機械はね、、、」
普段なら絶対歩かない場所。
普段なら絶対あえない人。
しゃべるチャンスもないおじさん。
こんな機械が、すでに日本にあったとは!
それにもまして、その説明をするときの、
彼らのうれしそうな、そして堂々とした態度はどうよ!
ねぇねぇ、かっこいい、ってどういうことヨ?
自分にとっての「フツウ」の場所とは
違う街並み、違う常識、
そもそも、「フツウ」ってイッタイ、なんだろう?
油断してると、すぐに使う言葉、「フツウ」。
慣れた世界、居心地のよい場所、自分の許容範囲、
いつのまにか、その中でラクに生きることに縛られて
「自分にとってのフツウ」が狭く小さくコリ固まってないか?
「フツウ」なんて言葉は、数字のゼロと一緒で、便宜上あるだけ。
実態のない言葉に、振り回されていることすら、忘れていないか?
「私にとってのフツウ」
この概念を揺さぶってくれる体験はありがたい。
カッチョよくいえば、人生とは大なり小なり決断の連続だ。
だから、
選択肢の幅が広がる体験は、どんどん自分を自由に、ラク~にしてくれる。
明日になれば、当たり前のように、
工業団地は活気にあふれる。
巨大なゴーストタウン・工業団地に活気をもりこむのは
そこに働く人々だ。

それぞれの役割と、それぞれのゴールに邁進する人々。
「人」のパワーというものは恐ろしいほど素晴らしい

参加者みんなで堪能しすぎて、時間切れ失格。所詮、既存のワクには、はまらないきらない私たち?!
工場見学ウォークラリーに参加して、人間賛歌・ラリホ~☆コウジョウ見学.COM


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