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2019.06.01
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カテゴリ: 映画館で見た映画


今日は1日、映画の日。
何かを見に行こうと思ったとき、地元の映画館でこの作品がやっていた。以前、見に行こうと思って見逃していた作品だけれど、1,100円だし、見に行った。
3月22日公開ということで映画館はかわれど、今も見られるということはなかなか面白い作品だのだろう。
主演がフェリシティ・ジョーンズといわれ、誰だろう?と思った。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の主演の彼女だと思い出し、興味をもって見た。みどころのある芝居をしたので感心したしだい。夫役のアーミー・ハマーは全く知らない。キャシー・ベイツが出てくるので彼女が尽力するのかと思ったけれど、それほどでもない。サム・ウォーターストン(「キリング・フィールド」)という懐かしい名前を見て、誰かと探したが、じいさんになっていて全く気付かなかった。(笑)
男女の性差別撤廃の裁判に挑戦する女性弁護士の実話である。といっても、今は"inspired by a true story"と表示されるようになっていて、ドキュメンタリーでない限り、”作り物”というわけですね。
見て良かったと言える作品。映画の日なのに、観客は年配の方が多く、若者はこのような作品は見ないのか、と思えた。
監督が「ディープ・インパクト」のミミ・レダーだというのも懐かしく、素晴らしい作品を作ってくれて、感謝。

2018年/アメリカ/120分/G

監督:ミミ・レダー


原題:On the Basic of Sex

お薦め度
「ビリーブ」★★★★(88%)    
字幕翻訳: 齋藤 敦子

注!!ネタバレ!!
1950年代、ハーバード法科大学院に入学した数少ない女学生の
ある訴訟が男女の不平等で男性が不利益をこうむっているので、勝訴すれば画期的な裁判になると初の弁護に挑むことなる。
口元がきれいでない、フェリシティ・ジョーンズにとって判事に笑顔で挨拶するよう助言されるというのは皮肉に思えた。鏡を見てレッスンするもぎこちない。やがて、無理に会釈することのない、すました顔で決めて、彼女には笑顔よりもすまし顔のほうが良いと納得できたしだい。この絵が、うまい。

家族、仲間、依頼人など協力者たちのまっとうな意見に鼓舞され打ちのめされ、示談を持ちかけられても難問を出されても夫唱婦随で立ち向かう。
今もそうかもしれないが、昔のアメリカは数々の差別があり、大変だったなぁ、と思える。
初の裁判はあたふたとテンパる序盤であったが、4分間の反対弁論(?)で判事たちに興味を抱かせ、続けて弁論できることになる。ここでの言い回しが絶妙で、とてもうまく反論出来ていて、感動すらしてしまう。

ただ、ラストショット、主人公(フェリシティ・ジョーンズ)が目の覚める濃い青色の厚手のワンピース(?)で階段を登り切り、柱を通過したあと、実話の本人(ルース・ベイダー・キングバーグ)であろうと思われる老女に代わるが、目の覚める濃い青色の厚手のワンピースが若々しく感じられて顔だけ貼り付けたように不自然に見えて、とても違和感を感じ残念であった。本人を出したいのなら、よくあるクレジットで画像(写真)だけ映してもよかったのではと思えたが、意図的演出は意味があったのだろう。しかし、私には残念であった。それゆえ、お薦め度から2%引いている。





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最終更新日  2019.06.01 19:10:15
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