マイライフ・マイシネマアルカディア

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

キメジマ @ Re:読書レビュー　「サクリファイス」近藤史恵：著　新潮文庫(12/24) 紫陽花さんへ今（2024/11/10）コメントを…

紫陽花@ 「サクリファイス」自転車競技については、よく知らないので…

りぃー子 @ Re:【注目の女優】　野呂佳代(08/07) こんにちは。私は最近彼女が好きになりま…

キメジマ @ Re[1]:ドラマレビュー　「自転しながら公転する」(04/09) みみみさんへはじめまして、こんにちは！…

キメジマ @ Re:ドラマレビュー　「自転しながら公転する」(04/09) はじめまして、こんにちは！コメントあり…

2022.05.05

映画レビュー　「テーラー　人生の仕立て屋」

テーマ：最近観た映画。(40123)

カテゴリ：家で見た映画

(C)2020 Argonauts S.A. Elemag Pictures Made in Germany Iota Production ERT S.A

この題名にある副題の”人生の仕立て屋”というほど立派な者ではない。また、作品もそこまで立派な物ではない。
年老いた父親とその息子。二人の仕立て屋。銀行の債務が滞り、強制執行される瀬戸際。父は病に倒れ、ひとり取り残された息子は屋台での路面販売を始める。男性物の高級スーツは全く売れない。この仕立て屋には交流する隣家の女子児童がいた。ひょんなことからウェディングドレスを手掛けることになり、それが呼び水となって婦人物を隣家の主婦、女子児童の母に手伝ってもらって作り、売ることになる。商売は順調にふくらみ、路面でじゅうたんを敷いて販売するありさま。いつしか手伝ってくれていた隣家の人妻と緊密になり…。女子児童の嫉妬から…。

映画.comによると”ギリシャ最大規模のテッサロニキ国際映画祭では、ギリシャ国営放送協会賞、青年審査員賞、国際映画批評家連盟賞の3冠に輝いた。”とあるが、それがどれだけ名誉のある賞なのか？

口数少なく、ほぼしべらない仕立て屋は、この先どう生きていくのだろう？と思わずにはいられない、突然の終幕であった。

2020年/ギリシャ・ドイツ・ベルギー/101分/G

監督：ソニア・リザ・ケンターマン
脚本：ソニア・リザ・ケンターマン、トレイシー・サンダーランド
出演：ディミトリス・イメロス、タミラ・クリエバ、タナシス・パパヨルギウ、スタシス・スタムラカトス、ダフネ・ミチョプールー

原題：Tailor（「仕立て屋」）

お薦め度
「テーラー　人生の仕立て屋」★★★（60％）

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう