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2023.03.18
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カテゴリ: 映画館で見た映画



なんてこった寝てしまった。
それほどつまらない映画なのだろうか。
2021年第78回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出展しているのである。スペイン語圏の大スター、ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスが主演しているだけでなく、製作に名を連ねているのである。もう一人のメイン・キャストであるオスカル・マルティネスも出演し製作している。それほどの作品なのに、面白くない、と思える。

映画製作におけるキャスティングとリハーサル、本読みなどを映していくのだが、とうてい撮影所やリハーサル室と思えない豪邸で監督・俳優・俳優・アシスタントといった少人数で行われていくので、なんなのだろうと思える状況。それでもリハーサルは延々と繰り返されているようで、反目し合う二人の男優の姿が痛々しくとらえられる。それは共演でなく競演であるからだ。そして、監督は彼らの上を行く演技を見せる……。
うつらうつら見てしまったので大層なことは言えないけれど、クライマックスのコンペティションでの記者会見があって皮肉ある終幕にある意味納得。とはいえ、この内容に映画祭出品の栄誉を与えるものなのだろうかと思えた。

2021年/スペイン・アルゼンチン/114分/

監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
脚本: アンドレス・ドゥプラット、ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
出演:ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネス、ホセ・ルイス・ゴメス、イレーナ・エスコラル、マノロ・ソロ、ナゴレ・アランブル、ピラール・カストロ

原題:Official Competition(「公式大会」)

お薦め度
「​ コンペティション ​」★
★☆(50%) 
稲田嵯裕里





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最終更新日  2023.03.18 20:29:16
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