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2024.05.14
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カテゴリ: 注目の人

唐十郎 - Wikipedia


唐十郎さん葬儀・告別式 大鶴義丹、マルシアら100人が参列 参列者が涙、「ありがとう!」感謝の声(スポニチ) | 毎日新聞 (mainichi.jp)
の記事を見て、唐十郎に思いをはせた。

本日、2024年5月14日に告別式があった。
私が上京したのが1987年で演劇を知る意味で小劇場公演も見ていた。それまで演劇なんて関心がなく、映画ほど感動するものではないと感じていた。勉強の意味も込めて有名どころを見ないといけないとも考え、加藤健一事務所公演の「セイムタイム・ネクストイヤー」を見たところ信じられないほど感動した。それは、映画「ロッキー」を見て感無量となり滂沱の涙を流した時に匹敵するほどの大感動であった。演劇でも感動するのだということが驚きであった。加藤健一事務所の「セイムタイム・ネクストイヤー」は本多劇場での再演だったと思う。加藤健一と高畑淳子の二人芝居。高畑淳子が美形であったがゆえに目を奪われ、心を奪われた。この演劇との衝撃的な出会いがあったので、いろいろな芝居を見ていくことになる。加藤健一事務所のウェルメイドなストレートプレイ・コメディは良質な演劇に思え足繁く通った。「セイムタイム・ネクストイヤー」は演出家がかわり、感激度が減って興味がなくなるまで4、5回見に行ったと思う。芝居を見始めて、小劇場ブームということも知った。たまたま新幹線であった女子会社員が芝居好きということもあって彼女に案内されて下北沢や新宿に芝居を見に行った。いろいろな小劇場がある中で、勢いがありお気に入りだったのが自転車キンクリートと善人会議であった。善人会議には傾倒し入団したかったが、新人募集の年齢制限をひとつ上回っていたので断念した。それほど好きな劇団であった。面白かったのは東京壱組であった。東京壱組には大阪時代の先輩が在籍しており、誘われて頻繁に見に行った。世代の上の芝居も見に行った。アングラはあったけれどブームは去っており、つかこうへいも舞台をしていなかった。夢の遊眠社はチケットが取れないうちに解散して見ていない。私が見た第三舞台は期待したほどのものではなかった。あとの世代の東京サンシャインボーイズとかキャラメルボックスとか噂には聞き及んでいたが、見に行くことはなかった。
ブームは去ったと思えたが、アングラの人気はあり、黒テントを見に行った。新宿梁山泊は旗揚げ公演を演劇女子と見に行った。アングラのパワーに圧倒された。そして、劇団唐組を見に行った。確か隅田川に面した劇場で、ラストに舞台奥の壁が倒れ落ちると夜の水面が広がり湿った空気が入り込んでくる衝撃的な光景であった。この時の芝居で衝撃的だったのは若手女優が上半身裸となり乳房をさらけ出したことである。ことさら隠すこともなく、どちらかというと見せつけるようにブラブラと照明に照らされていた。あの女優はその後売れたのだろうか。アングラというか唐十郎のパワーを強く感じた舞台であった。
唐十郎の記憶はそれくらいしかない。
芝居に生き、芝居に殉じた唐十郎さんのご冥福をお祈りする。





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最終更新日  2024.05.14 23:54:04
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