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エビ太郎の祖母は沖縄県で一番の長寿だ
今年112歳になる
昨年の9月30日に祖母は111歳になって
「皇寿」または「川寿」の祝いを行った
皇という字は数字の百と十一
の数字からなっているので111歳のことを
「皇寿」というのだそうだ
そして
112歳さい以上になると
毎年が「珍寿」となるのだそうだ
今年は珍寿、来年も珍寿、再来年も珍寿・・・
そこまで長生きすると珍しくて名称もないのだ
でも、再来年くらいまで生きると
日本一の長寿老人になっているのだろうなあ
ひょっとすると
世界一の長寿者になる可能性だってあるかも
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ここまで長生きをすると
周囲がほっとかない
めでたいことだから地域の皆でお祝いしよう
ということになり
地域の皆さんが珍寿の祝いをしてくれることになった
オープンカーに乗って地域をパレードする予定であったが
あいにくの小雨にドクターストップがかかり
参加取りやめ、となった
あ~あ、残念!
せっかく化粧もして着飾ったのに・・・
本人はいたって元気なのだが
さて
112歳の長寿の手相ってどうなんだろう?
生命線はう~んと長く立派なんだろうな
と思って観てみたら
その長さは俺らと変わらない
手相を読める人が診たら
その違いが分かるかも知れないが
右手の生命線はそれほど長くはないのだ
生命線の長さは寿命にあまり関係ないようだ
というわけで
生命線の長くはないあなた
少しは安心しましたか?
ところで
長生きの秘訣はなんですか
とマスコミが祖母に訊いたら
「貧乏だったから」とこたえた
貧乏だから好き嫌いなく何でも食べたし
よく働いた、という意味なんだろうけれど
彼女の112年の大半は
確かに、経済的に貧しい時代だったのだろう
大きな戦争もあり、 大変な時代を生き抜いたわけだから
というわけで
健康で長生きしたかったら贅沢はダメよ
と言いたかったのかも知れない
それにしても
年の割りには血色がよくきれいな手だった
このまま元気で長生きして
長寿世界一をめざしてほしいものだ