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2008年08月08日
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カテゴリ: 旅行
7月17日木曜日


御昼は町でご馳走してくれるというので、作らなかった。
お茶とビスケットとお水をリュックサックに詰めて出かけた。日曜日に海岸をず~~と歩いてくたびれたので、今回は道路を歩くことにした。

私達の滞在しているコテージから林をバックにして建っている大きな家が見える。
この家を初めてみたときから、何気に気になっていた。
ほとんど、このあたりの家々は海が見えるように建っている。
全部の家といっても過言ではなく、海または湖の景観を持つことがステータスのようにそれぞれのコテージは建設されているのである。
しかしこの家は、逆だ、海を背にして建っている。
まぁ建築したときには低かった木が成長して景観を損なってしまったかとも考えられるのだが・・・どうもへそ曲がりの家の持ち主の気概が感じられた。

クリストファーが「きっと海風から家を守るようにしているのではないか?」
と言ったが、わざわざ海のそばに家を持つ人がそんなこと思う?
とその考えは即、排除された。
海のそばといっても、水際までかなりの距離はある。
1Km以上はあると思う。
一応私達のコテージからフリート湖まで早歩きで10分(坂を下るので早いのだ)。
スコットランの北はずれにまできて風を避けるのは、至難の技と言えよう。
強風、暴風、そよ風、風地帯である。
風力発電すればお金が儲かるのではないかと、ついつい思ってしまうほどだ。

他人のことなのに、毎日毎日この大きな家が私達の視界にいやおうがなしに飛び込んでくるのでますます気になってしまう。
遠くから見ると瀟洒なマナーハウス(とまではいかないにしても)に見えた。

この前横を通ったときに気づいたのは、それはまったくの勘違いだったということ。
壁の色はコンクリート色、窓枠の水色のペンキの色もはげかけていた。

え?この家が毎日見ているお屋敷??
いやそんなことはナイだろうと、自分の方向感覚を否定したのだが、家に戻りもう一度この家を見てみたら、やはり、あの家だ。
オレンジの壁だと思っていたのは、家の横に建っている大きな物置小屋のトタン板の屋根の色だと気づいた。まったく距離と言うものは幻影を見させてくれるものだと、内心苦笑した。


この家のことばかり話ので、クリストファーが「あの家を買いたいとでも思ってるの?」
「ココに住みたいの?」と聞いてきた。
答えは即「NO」だったが、何気に気になってしまうのだ。
私の頭の中でファンタジーが、物語が沸いてくるのだ。

そしたら、クリストファーが、「あの家は幽霊屋敷にちがいないよ・・・」と言い出した。
ふむ、そうかも、とうなずく私だった。

あぁ~中がみてみたい。って思っていた、そして今日この家の脇を歩くチャンスがやってきたのだ。今日こそは、庭まで入ろうとしたら、あら?煙突から煙が出ている。
って言うことは誰かが住んでるって言うことだ。
きっと一番端っこのスペースにだけ誰かがすんでいるのだろう。
英国の家は、集合住宅のように何軒かが一緒に建っているケースが多い。

この幽霊屋敷を冒険しようと思ったが、幽霊屋敷とおもったことさえ、失礼なことだったなぁ・・・とあきらめた。
草ぼうぼうで荒れ放題の庭に、大きなりんごの木があり、果実がたくさん実っている。
大小3つの物置小屋も朽ち果てていて、修理するのにお金がかかりそう・・・と横目で見ながらこのお屋敷を後にした。

エンボまでは、道路を歩いた。エンボまで行けば昔の鉄道跡が遊歩道になっている。
ゴルフ場を見下ろしながら歩くことになる。
雑草が元気にすくすく伸びている、雑草天国だ。
ブラックベリーの花がたくさん咲いている。
この街道はとにかく異常にラズベリーが多い。
ラズベリーだらけである。称して ラズベリー街道 だ。

日に当たる状態によるのだが、日当たりのよいところは、果実が真っ赤に
熟していて甘くておいしい。ラズベリーを摘みながら、口にぽいぽい入れてイク。
「しあわしぇ~~」

建築中の新しい家がある。
こういう辺鄙なところは建築許可を取るのが難しいのではないかと思っていたが、国立公園として指定されているわけではないので、けっこう簡単なのかも。と思った。
けっこうモダンな家が多い。
お金かけてるなぁ・・・と思うような家もたくさんある。

私達は今借家に住んでいるので、売り家の看板を見るたびに、ハンティングモードになっていくのが面白い。スコットランドのほうが家は値段的に買いやすい、が、移動してきて何をするのか?が問題である。

こういうところで、リトリートハウスをやってみても、誰が来る?
こういう辺鄙なところまで氣康の患者さん来てくれる?
ちょっと実用的ではないような気がするのだが、まぁ神のみぞ知る。

青い海を見やりながら、ラズベリー街道を歩いて、
小鳥の歌に耳を傾けながらドーノックまで楽しんだ。
初めての方向からドーノックの町に入り込んだ。
大きなお屋敷街を通り過ぎて町へでた。

お昼ごはんを今日は、町外れのパブでとることにした。
メニューの値段が安いのが気に入ったらしい。
私達は無収入者になったので、節約しなければいけないのだ。
英国の外食代は、日本と違い高いのだ。

私は、本日のスープ2.95クリストファーはハンバーガーとチップス3.95パウンド?
お客さんの層を見ると、ダッチ(オランダ人)の英語が目立つ。
このドーノックは、よく大きな観光バスが止まっているので他の国からの観光客でにぎわっているようだ。お店の中で働いている、従業員の人たちは若い。そして愛想がよい。
が、この子たちは英国人でない。多分イースタンヨーロップの人たちであろう。
よく働いている。ぼんやり眺めていたら、中年の女性がお客さんの集団と入ってきた。観光ガイドなのかな、と見ていたら、カウンターの中に入り、ペンとノートパッドを取り出して、注文を取り出した。え?このレストランの従業員なのかしら?それにしては、従業員同士が挨拶をしない。なんかとっても変?

同じ職場で働くのに、挨拶なし?なんだかお互い無視してるような変な空気。
きっとこれがこの人たちにとっては普通なのかもしれないが。
フィンドホーンだったそんなことないのにと、フィンドホーンでのグループでの働き方をちょっと自慢に思った。

 食後のお茶は場所を変えて飲もうということになった。
もう一軒のカフェに行ってないので、ラストチャンスだから、行ってみようということになった。ゆっくり歩きながらカフェへ移動。
このあたりの店屋さんはハードウエアショップと書いてありながら、アウト・ドアー用品を売っていたり、アウト・ドア店って書いてあって、おもちゃが売ってあり本業は釣具店なのではと思うようなつり用具の品々である。小さな過疎的な村を理解するのは、難しいのである。
ファーマシーにベーキング用のいろいろな種類の小麦粉が、薬と一緒に売ってたり、靴があったり、すべての店は雑貨店兼用なのだ。どのお店も生き抜くのに大変だ。

もう一つのカフェの隣にROOMという名前のレストランがある。
4コースのコース料理で一人36ポンド。
一見高いように見えるが、4コース平らげられる人には、そうでもないだろう。
どうもこのレストランのコンセプトは個室で食事をするようになっているらしい。
どの部屋もオン・スィートだと書いてある。
食事の部屋はバストイレ付・・・・このレストランを見つけたときから、とっても興味があったのだが、クリストファーは絶対高いから嫌だと、私の興味心を満たしてくれるほど、協力はしてくれないようだ。

「考えてみて、こうやって専門的なレストランを営業するのには、
きっとものすごく料理に自信があって、無駄をださない、
って言う点では、スペシャリティーのないこの町の中では、
ものすごいチャレンジなんじゃない?」
となんとか、クリストファーから「YES」じゃー予約して食べてみよう、
という答えを聞きたいばっかりになんとか、説得しようとしているのだが、
二人で72ポンド、もしそれにワインを入れたら多分100ポンド
の声を聞くかもしれない、という気持は、彼の首を縦に振ることは不可能だった。

まぁ、次の機会にしよう。

私も、よく「レストランをやったら?」といわれることがある。
もし私がレストランをするのなら、普通のレストランみたいにお客さんを待つのではなく、注文されてから作るタイプのレストランをやりたいと思っている、だから、一日、本当に1組とか二組のお客様で、精神誠意尽くすタイプのレストランをやりたい。
この亜食の時代において、ホリスティックな食事を供給したいのだ。
身体と健康そんなものが一つになり、地域の作物、フレッシュなものを
身体の中に取り込むような、食べたら感謝の気持と愛があふれ出すような
食べ物を出せるようなレストランをしたい。
となると、1食はこのレストランより、高くなるだろう。
スターター、メインコースそして、デザートにコーヒーあるいはティー。
の4コース。お一人様、まぁメインコースの材料にもよるが
50ポンド以上のものになるだろう。

こういう商売ができたら楽しいだろうなぁ・・・・
お客様は世界各国からやってくるのだ。
もしかしたら私が世界各国を歩いてお料理して歩くって言うのもいいかも。
と止め処もなく自分の我は広がるのであった。






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最終更新日  2008年08月08日 20時41分34秒
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