自分らしく生きる

2009.01.05
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「私には夢がある」
これは、人間の「平等」を訴えて、志半ばで凶弾に倒れた(1965)マーチン・ルーサー・キング牧師の1963年8月28日公民権運動のデモ、通称ワシントン大行進におけるスピーチの有名な一節である。
*公民権運動とは1950~60年代アメリカの黒人(アフリカ系アメリカ人)が公民権を求めて行った大衆運動。
「わたしには夢がある.それは、いつの日か、かつての奴隷の息子と、奴隷所有者の息子が、兄弟として同じテーブルに腰をおろすことだ」
この運動のきっかけのひとつになった象徴的な事件の映画化されたものをBSで放映。

それは、デパートの勤め帰りに、バスで白人に席を譲らなかった黒人女性の「抗議」から端を発した。当時、市街地のバスは、黒人、白人で「差別」され、同乗できるバスでも、黒人は白人に優先的に席を譲らなければならなかった。その黒人は、バスの椅子に座っていたところ、後から乗ってきた白人に席を譲れと言われて、その申し出を拒否しトラブルになった。
これをキッカケに立ち上がった黒人たちの「非暴力」の抵抗がバスボイコット運動。
その中心になったのが、キング牧師で、様々の反対派の嫌がらせ、放火、投獄などの障碍を乗り越えて、遂に最高裁の勝訴までの闘いを描いたもの。それを支えたのは、インド独立の父ガンジーの「非暴力」の抵抗と聖書の教えだった。やはり、物事の基本理念が大切だということを再認識した。

 こんなことは、日本の社会では考えられないことだし、もちろん、アメリカでも、このところ、国務長官は黒人系(パウエル前長官、ライス現長官)、そして決定づけたのは今回のオバマによる初めての黒人大統領の登場によって差別撤廃は地に着いた感がある。


イスラム教徒の対立、抗争、中国のチベット問題など、まだまだ、火種は尽きない。そして

キング牧師のいうもう一つの名言がここで俄然、注目される。

「最大の罪は…大多数が傍観することだ」官民の贈収賄をはじめとする不祥事、いじめ問題などが深刻化するのは、問題そのものよりもむしろ、それが起きているとき、あるいは発覚しそうになったとき大多数の人々が、傍観し、関係者が「隠蔽」してしまうことでは、
ないだろうか。
 何か問題が起きても「傍観」て「隠蔽」工作をみてみぬふりをする傾向。
これこそ、キング牧師が「最大の罪」といっていることであり、大きな問題をさらに増幅させて、取り返しのつかない問題にまで、深刻化させる元凶である。
私たちは、不祥事=「問題」を「傍観」している人がいかに多いことか。
 幸い、戦後60年余り日本は概ね平和で静かに暮らせた。が、ここへ来てアメリカ発の
金融破たんが実態経済の不況に波及し、失業などで苦しむ「弱者」は国内外に急増している。
ひとたび目を海外に転ずると、飢餓に苦しむ人、戦乱に巻き込まれて親兄弟や自分の命さえ奪われる人々、地雷や、地震、風水害、津波、洪水、旱魃で苦しむ人々は数多くいる。
・キング牧師の「最大の罪は傍観」

少しは実行してきたつもりだが、同時に「それで十分か」と問われると、堂々と胸を張るわけには行かない。)無力からか、臆病なのか、まだまだ、できるのに実行していないことも少なくないと痛感する。
できるところから、ささやかでいい。自分なりに「問題意識」をもって、少しでも「人の役に立とう」と心がけ、「傍観者」でないようにしたい。





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最終更新日  2009.01.05 08:09:04
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