おうちcafe

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3日目

6月21日
早起きモードで1日が始まった。7時半に起床してホテルで朝食を食べてボンからリューデスハイムに移動する。4日間の日程にサッカー&観光もバッチリ盛り込んでいるので、結構ハードな旅。Sちゃんは普段こんなに早く起きないらしく、ボーっとしたまま列車に乗り込む。2時間程ローカル列車に乗り、無事リューデスハイムに到着する。

リューデスハイムはライン川沿いにある街で、ぶどう畑が広がる素敵な街。ビールよりもワイン好きの私にとっては、是非訪れたいと思っていた街なので、今回のプランに取り入れた。
駅に到着して唖然とした。荷物を預けるコインロッカーが無いのだ。駅員に聞いてみてもここには無いと言う。駅を出れば歩いて5分くらいで街の中心部があるので、とりあえずそこまで行って人に聞いてみる。土産物屋のおじさんに聞いても荷物を預ける場所は無いとか。ホテルに預ければ?と言われてるが、フランクフルトのホテルに宿泊予定だったので、そうも行かず・・・。

出発前にどこかのHPで、荷物を預ける場所が無くて、観光案内所に相談して置かせてもらった!という記事を読んでたので、ダメモトで交渉してみる。ちょっと恐そうなおばさんに一撃で断られた。
しょうがない。ゴロゴロバックなので持ったまま移動する事になった

まずはゴンドラリフトに乗ってニーダーヴァルトへ行く。リフトはゴロゴロバックを載せたのでちょっと手狭だったけど、景色は最高だった。お天気も良く、青い空にライン川。下にはぶどう畑が一面に広がって、絵画を切り取ったような風景。風が心地良く、思わずうっとりしてしまう。

5分くらいの乗車で丘の上に到着する。早速、素敵な景色をバックに記念撮影をし、ベンチに座ってのんびりする。少し歩いた所にお城もあるらしかったが、ゴロゴロバックがあったので断念する。

再びリフトで下る。丁度お昼時だったので、街を散策しながらレストランに入る事に。せっかくワインの街に来たので、お魚料理と白ワインを注文することに。このワイン、普通のハウスワインレベルの物だと思うけど、やけに美味しかった。昼間というのについついワインが進む。
ゆっくり昼食をとって、ワイン博物館にも寄りたいと思ってたが、Sちゃんはお酒を飲まないのであまり興味が無いらしく断念した。
まっ、リューデスハイムは旦那と一緒にまた来たい!と思ったので次の楽しみに取っておくことにした。

14:00予定通り再び列車に乗ってフランクフルトへ移動。今夜は『アルゼンチンvsオランダ』という好カードのゲームがあるのだ。もちろんチケットはGETしてないけど、昨日の経験も生かしてちょっと多めに換金してダフ屋に挑みたいと・・・。

リューデスハイムからフランクフルトまでは1時間ちょっとだ。ワインも手伝って、車内で猛烈な睡魔に襲われる。
Sバーンでホテルのあるニダーラッド駅まであと1駅と言う時。列車が駅で停車して動かなくなった。
なんで???車内放送はあるけどドイツ語だ。わかるわけがない。とりあえず他の人は乗ってるのでそのまま乗ってる事に。しばらくして列車が動き出して一安心。と思いきや、逆方向に進んでる!!!あれ???とりあえず、ワケが解らないので次の駅で降りて駅員に聞いてみる。
しかし、なんらかの理由で私たちが行きたい方向の列車は動いて無いらしく、足止めをくらう事に。いつ動くか定かじゃないので、駅で過ごす時間も勿体無いと思い、2駅の距離なので、タクシーでホテルまで移動しようと言う事になった。今回初のタクシー乗車。無事ホテルに到着。

今回のホテルは ユロナビ で予約。直前にしか予約ができないサイトだが、割安価格で泊まれる事ができるのだ。
テレビでワールドカップの試合を観戦しつつ、夕方、いざスタジアムへ。昨日のチケットの高値を予測して、今日は400ユーロくらいまでだったら出す?とSちゃんと相談してた。400ユーロだと6万円近い金額だ。まっ、このカードは私はどうしても見たいと思ってたし、他にあまりお金を使って無いのでいいかと言う事になった。

スタジアムまではホテルから電車で1駅だ。早速、駅の側で『We need Tickets』という紙を持って立てみる。試合開始2時間前。チケットを持つ人は続々と入場ゲートへ向かう。
早速、外人が声をかけてくる。がしかし、今日の相場は・・・。なんと500ユーロ。読みが甘かった。それでも、試合ギリギリまで粘ろうと頑張る。中には、『いくらだったら買うの?』と言って来る外人も。私たちが『400ユーロなら・・・。』と答えると、びっくりしてた。400ユーロになるなら、自分のチケットを売ろうか・・・。っとマジ悩んでる外人も居た。

毎回、ワールドカップの時にはチケットについて考えされられる部分が多々ある。初めて、日本がワールドカップに出場したフランス大会。この時は勝手がわからず、とりあえず大手のJ○Bにツアーの申し込みをした。日本戦3試合を観戦する2週間のツアー。確か60万弱くらいだった。(←今思えば、人生で一番高い買い物だった。)そして、チケット騒動が起きた。私は運良く、3試合を見れたのだが・・・。知り合いで現地まで行って試合を見れなかった人も随分居た。
現地でチケットを手にする外人は、日本人なら高値で売れる!と、チケットの値段が定価の何十倍もで取引された。それでもやはり試合が見たい人は法外な値段でもチケットを購入した。

ドイツ旅行出発前、チケットをオークションで検索してみた。けれど、ここでもやはり定価の数倍~数十倍の値段で取引している。なんかおかしい。やはり、買い手が居るから売り手も高値でふっかけて来る。ワールドカップのチケット=ビジネスという図式がすっかり出来上がっている。
今回、ドイツのスタジアムでも痛感した。高値で吹っかけてくる外人は、アルゼンチン人でも無く、オランダ人でもなく日本人に話を持ちかけて来る。(全部が全部じゃないと思うけど。)それは、そんな法外な値段でも買う日本人が居るからだと私は思う。
まっ、チケットの事を書いてると、キリが無いのでこの辺で。

結局、試合直前になっても、500ユーロから下がる気配が無く、段々バカらしくなって、レストランで食事をしながら見よう!という事になった。
ホテルの近くのイタリアンレストランで、ピザを食べながらの試合観戦。もちろんビール&ワインも。お店は100インチ程の大型テレビが設置してあって、臨場感たっぷりの観戦となった。500ユーロ払って、小さな選手を見るよりずっといい!と半分自分を慰めながら観戦する。
大画面にディエゴマラドーナが映り思わずカメラでパチリ。生で試合を観戦しないまま日程の半分が終わった。

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