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長い片思い人生


父親の仕事の都合で転校。
新しい学校で好きになったのは「ひーくん」でした。
たくさん話してるうちに勝手に好きになるのが私の恋のきっかけ。

でも彼には自分から思いを伝えることなく、周りからばらされ(←小学生とかでよくありがちなパターン。。。)
敢え無くこの片思いは終止符を打つのでした(^^;)

【中学2年から】
中学2年生のクラス替えで同じクラスになったSくん。
サッカー部所属、足が速くて速くて有名でした。
校外学習というお泊りの行事が終わった後から、Sくんとはよく話すようになって、やっぱり気づいたら「好きになっちゃってるなぁ」って感じ。

そんなこんなで中学3年生の文化祭。
クラスの団結力が強くて、毎日毎日学校が閉まるまでみんなでワイワイ残ってた。
当然そういう時には「好きな人いる?」みたいな話になるわけで(^-^)
私は彼にこう言いました。
「好きな人いるよ~。Sくんだけに教えてあげよっか」と(〃∇〃)
そして、生まれて初めての告白。
そして、生まれて初めての失恋。

「受験近いからそんなこと考えられないよ。くるみのことは嫌いじゃないんだけど。」
それが彼からの返事。

正直言って、フラれたっていうショックは特別なかったし、Sくんとは次の日からも普通に仲のいい友達でしたo(*^▽^*)o

実はこの彼に私はあと 2回 も告白をしたわけで。。。

まずは高校生になってから。高校が別だったから、他の誰かと付き合っちゃったりする前にきちんと気持ちに区切り付けたい!(反面、きっと彼も好きでいてくれてるんじゃないか、っていううぬぼれもあり…)と、電話しちゃったんですねぇ…
当時は今みたいにケータイなんてないから、自宅に電話。お母さんが出てものすごく緊張したっけ。

返事は「NO」でした。
「くるみにはオレよりいい男見つかるよ」なんて高校生なりたての男子の言う台詞ではない台詞を吐かれ…
彼とはちょーご近所だったけれど、2年間くらいまとも会いませんでした。

次は大学2年の時にあったクラス会。
私はデブ絶頂でした…
でも、その場で高校生の時の「ふったふられた」気まずい関係は払拭されて、中学時代の仲良しに戻れたんだよね。
実家を出て地方で1人暮らししている私の家にみんなで泊まりに来る計画なんかが出されたりして。

それが本当に実行に移されちゃうんだもんなぁ…
彼を含め、3人が私の家に来たのでした。
当時彼には1年半付き合っている彼女がいたのに(それはあとで発覚)。

気づけば私の気持ちはまたまた彼の方に向けられていて…
同じ人に何でこうも惹かれちゃうのか、自分で自分が嫌になっちゃった程。
でも告白するつもりはなかった。
このまま「いい友達」でいられれば…いつか私の存在に気づいてくれれば…
それでいいと思っていた。

教育実習やなんやで実家に戻ると、彼は必ず時間をとって私と会ってくれた。もちろん2人。
だけど、毎回彼には彼女がいた。
お酒を飲んで、駅まで送ってくれて「バイバ~イ」って別れるだけだったけど、私はとっても幸せだった。
でもとっても不幸だった。

こんなに優しくされたんじゃ、特別扱いされたんじゃ、彼を諦めることはできない。
他の人に目が向かない。
私の気持ちに気づいてるんだかいないんだか、これじゃ「へびの生殺し」だよ…って。

大学卒業後、教員採用試験には残念ながら二次試験でダメだったから、仕方なしに実家へ戻ることに。実家はもといた場所から引っ越していて、彼とはさらに遠距離。だけどしょっちゅうメールしたし、電話もしてた。

そして、その年の夏。
夜中の4時くらいに電話が来て、すっごい長電話。
恋愛の話になった時に、イキオイで告白しちゃったのでした。
「くるみは近すぎるよ。今さら恋人にはなれない」
それが彼の返事。

13歳から22歳まで、途中「いいな」と思った人はいたものの、必ずSくんに気持ちは戻っていった。長い長い片思いだった。でも、この告白で私もようやく自分の気持ちに整理をつけることができたみたい。

だって、涙が一粒もでなかったんだもん。。。
悲しい、とか思わなかったんだもん。。。
「近すぎる」その彼の言葉に納得しちゃったんだもん。。。

そう、私たちはこの腐れ縁だから、10年以上普通に友達でいられるんだ。
恋愛関係になって別れたら、よっぽどのことがない限り、二度と接点を持とうとか思わないだろうし。
朝方7時くらいまで電話してて、「バイバイ」って電話を切った時は妙にすっきりした気分だった。

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