2014.05.13
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カテゴリ: がらくた箱
すっごく感動したとか目新しいことが書いてあるとかいう訳ではないけど、そうだよな自分もこの手の職業の端くれにいる以上、こうあらねばならんよな、と読んで改めて思った本。

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サブタイトルがちょいと恥ずかしい感無きにしも非ずだけど、子供に何か教える立場の人はこの本に書いてあることをちゃんと肝に銘じておくべきだよなあ、というのが読後の感想。
でもねえ、実のところは「人柄主義」の先生の方が親にも子供にも受けが良かったりするんだよなあ、人気取りだけじゃダメなんだけど結局分かりやすいところにしか反応してくれなかったり。
先生のなり手が少なくなってるってのも分かる気がする。批判される教師がいるのも確かだけど、何かあれば仔細をちゃんと見る前にとにかくまず学校や教師批判っていう空気はいまだ色濃いし、いまや子供にも大人にも全方位的にちゃんと対応できないとやってけない仕事になってるし、熱意のある人ほど二進も三進も行かなくなった時の挫折感はでかいからねえ。

それにしてもいまだに時々「日教組に洗脳された教師」とかいう言い方を見かけることがあるんだけど、日教組と利害関係の全く無い(てか入れてくれない。笑)チャラい非常勤の立場から現場を見ていて断言しよう。
今の現場でちゃんとやってる先生 (の方が多数派だ実のところ) は日教組の活動にのんびり関わっている暇は全く無い。 会議や資料作成や子供や親への対応や研究会への出席やその他諸々の大量の仕事で授業にすら支障が出る始末。日教組の活動一生懸命やってる先生って、現場から離れて専業で組合活動している先生ぐらいだよ。組合の加入率も下がる一方(強制加入みたいになってるところもあるのは事実だけど、そういうところは団塊世代の大量退職以後激減している)だし、加入していても活動への参加は実のところめんどくさい、ってのが実体。
「日教組の教師云々」って言ってる人、とにかく一度今の学校現場に入って1年間みっちり学級担任持って教師の仕事やってみるといい。日教組の活動どころじゃないってのが体で分かるから。





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最終更新日  2014.05.13 22:54:39
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