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屋外で寒暖の直撃を喰らう仕事をしているので、炎天下や寒風にさらされるのはキツい。それで辞めてしまう人もいるし、そもそも快適な環境を求める人はこういう仕事はしない。それでもこの仕事が何だかんだ続いているのは、他の要因の方が大きいとはいえ、この環境で自分がどれぐらいやれるか、どれぐらい慣れられるかに興味があるってのもある。夏は頻繁に給水休憩があるし、冬は防寒対策で凌げるので、5年目の今はうんざりしつつも夏も冬もそれなりに過ごしている。こういう環境にいるせいか、ビタミンDも十分合成されているし、風邪をひかなくなった。新型コロナも今のところ無縁。なお現場には80代女性やら70代後半男性やらがいて、私などまだまだ若手っていうw
2021.12.23
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さてと。今の仕事に転職してかれこれ4年以上経つんだけど、結局子供の頃やりたいと思っていたことにたどり着いている。音楽もまた大学時代に聞いていた音楽に回帰。あれもこれも、なくてもいい事どもが削ぎ落とされ、割と少ない手持ちで十分事足りている。その代わりはっきり好きなことにはささやかながらお金も時間も使うようになった。その何もかもが、実は自分や家族の心身が健康であることが大前提なのも身に沁みるようになった。自分の健康のことばかり話したがる年寄りの気持ちが少しわかる気がする。
2021.12.15
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6年ブログを放置していたら、息子は大学3年(1年間留年付き)になるわ、自分は特定分野の土方になるわ、スマートフォン持ちになるわでそれなりに変化はあるもんだと感心している。だが己の中身はほとんど変化がないのはどうしたことか。困ってないけど。とりまユンボの資格取りに行くか真剣に検討中の今日この頃。これからまたぼちぼち書いていくと思う、気が向けば。
2021.12.14
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新宿駅とか羽田空港とかに比べればものすごく小ぢんまりした感じの建物に駅と空港が一体化している。地上4階地下1階ぐらいの規模のビルで、たたずまいはどこか新千歳空港に似ているが地下は鉄道駅、地上は空港というところがちょっと羽田っぽい。どこからかはよく分からないがこの空港に飛行機で到着した。このビル自体が全て出国済みエリアになっているため、ここから国際便に乗り継ぐ時には出国手続きがいらない。いらないのはいいのだが、職員の働きっぷりが日本ではなく、なんだかユルくてものすごくいい加減な感じ。出国手続き済みなのにビルの外にそのまま出られそうだし、なんだったらそのまま鉄道駅に行って行方をくらますこともできそうだ。もしかしてそこは日本じゃなくて昔の中国とか東南アジアのどこかとかインドとかなのかもしれないが、どうもはっきりしない。国際便に乗り継ぐことになっている。しかし到着便に預けた手荷物がなかなか出てこない。ターンテーブルはずっと回っているのだが、空港の手荷物担当者はトランクを5つぐらい並べて載せたトラックカート(物流倉庫とかスーパーのバックヤードで使うようなやつね)を何故かターンテーブルのこちら側まで持ってきてはそれをターンテーブルにのんびりと載せ、のろのろと空のカートを引っ張りながら外の手荷物運搬車の方に出て行く。空港のアナウンスは「作業の遅れでもしかしたら国際便の乗り継ぎに間に合わないかもしれませんがご容赦ください」とか言ってる。おいおい、これで乗れなくても乗り継ぎ便の再手配してくれないだろうが、とちょっと焦る。のんびり作業している担当者は、どうやらトランクや段ボール箱みたいに形が四角い荷物から出すのがお好みのようで、バックパックみたいな形のものは後回しにしたいらしい。自分の荷物がなかなか出てこないのにじれて、のんびり動いている係員をつかまえて「乗り継ぎ便がもうすぐ出るから私のザックを先に持ってきて」と直接交渉する。出国手続きが無いとはいえあと5分で最終案内。
2015.01.03
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と言いつつも実際たいして寝てる訳じゃないけど、皆様あけましておめでとうございます。昨夜はちびちびとおせちの一部を食べながら(道民は大晦日からおせちを食べることに抵抗がない)紅白を眺めた。それにしても紅白がAKB系幕の内女の子集団とジャニーズ事務所と演歌歌手の祭典になってたのには驚いた。本当はロッキーホラーショーのDVDを観ようと思ってたんだけど、息子に却下されたので諦めた。紅白終了後、地区の鎮守様で年越しを迎えつつふるまいを頂戴し、ご近所さんと立ち話。明けて今朝は初日の出の頃いったん起きたものの、雲がかかっていて初日の出が眺められないからまいっか、と二度寝という危険な行為に及んだ。とはいえ年を取ったせいか30分後には目が覚めてしまった。昼前には別の神社に参拝に行き、買い物して帰宅する頃には雪がちらついていたので早めに参拝に行っといてよかったねえ、と話しながらなんとなくテレビを眺めたりおせちをつついたりごろごろ昼寝をしたり。元旦でも通常通り働いている人のおかげで我々がのんびりだらだらと正月を過ごせる。働いている人に感謝。今年が良い1年でありますように。
2015.01.01
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この年末は比較的時間に余裕もあり、掃除も少しずつ進めていたので大晦日の今日はやることも少なく、夕方からはのんびり過ごしている。風呂も早めに入ったし夕食も終わったし、あとは紅白を見ながら(息子の希望。笑)年越しそばを食べて、紅白が終わったら近所の鎮守さんにお参りに行くのみ。いつものことだが、うちの近所はお盆の頃や年末年始はいつにも増して静かだ。テレビを消せば時々降ってくる雨の音が聞こえるくらい。窓を開ければ遠くの国道の車の音。来年もこんな風に静かな年であればいいのだけど。皆様どうぞ良いお年を。
2014.12.31
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といもいさんの武勇伝日記を読んでいてそういや自分はどうなんだ、といろいろ思い出してみたのだが、ノロでどうにも止まらない状態になった時を除けば、物心付いて以来大量にだだ漏らしたことは今の段階ではまだ無い。気体かと思ったのに出してみたら違ったじゃん的ちびりは30代以降数回あり、何故かいつも出先なのだが、その時にはパンツは手持ちのビニール袋(おばちゃんなので持っているのだよ)にぶち込んでトイレの片隅にある流せないもの用BOXに廃棄している。幸い今まで犠牲になったのは廃棄しても惜しくないレベルのパンツばかりでラッキーだった。しかしかなりぎりぎり状態でトイレに駆け込んだことは何度もあるし、年齢と共に若い頃よりも校門の根性が欠けてきている自覚はたっぷりあるため、近い将来いつかやらかす予感はある。願わくばせめて自宅でそういう事態になってくれればまだ救いはあるが。とにかくバッグの中にビニール袋は必須だな。出先で催した時、快適なトイレで用を足そうとか贅沢なことをつい考えてしまうが、そういう女子トイレはおっそろしく混んでたりすることも多いため緊急時には間に合わない。知っている場所なら条件が多少悪くても空いているトイレの場所が頭に入っているが、慣れない場所だと些か焦る。街中なら適当な雑居ビルやパチンコ屋に突撃することにしている。旅先で野外脱糞を経験していれば日本のトイレなんぞどこでも全く問題無い。そういえばおそらくほとんど誰も語っていないような気がするのだが、女性はパンツの捨て時をどう判断しているのだろうか。ブラジャーであればなんかあちこちよれてきたとか型崩れしてきたら廃棄、という判断はつきやすい気がする。しかしパンツは何を基準にするんだろう。ガードル機能ありとかレース付きとかならよれているとかレースがほつれたとかで分かりやすいのだが、特に何の飾りも機能も無いようなパンツの場合、くたびれてきたかなーと思っても、まだほつれたりもしてないしいいか、とかつい見逃してしまう。実際今手持ちのパンツは1枚を除いて2年以上穿いているような気がする。その結果、生地が薄くなるとか汚れが目立つとかになるまでえんえんと穿き続けがちになるのは自分だけだろうか。さすがにこのパンツ穿いてる時に意識不明とかになって緊急搬送されたらマズいかな、と思った時点でようやく捨てる、というのが自分の場合のパンツの捨て時なんだが、こういう基準って皆さん持ってます?
2014.12.20
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日本海側がむっちゃ雪降ってるとか、今年は冬が早いんじゃないか?今日は南関東も寒かった。最高気温はかろうじて10度到達、でも朝は-3度。近所の畑には一面に霜が降りていた。風が冷たい。冬が早くて冬の終わりがいつもと同じぐらいなら、要するに冬が長くなるってことだから、雪は降るし冷えるから燃料や電力も使うことになって、結構生活への影響大きいんじゃないのかな。雪に強いはずの上越新幹線が故障とか、雪のイメージのない四国山間部で雪で交通途絶とか、なんか小規模だけどこういうのが積もり積もって結構な災害と同じくらいのダメージになりそうな気がする。冬至が近いので夜明けがどんどん遅くなっているけれども、日没は一番早い時期を過ぎてほんの少しずつ遅くなり始めた。日没が早いのと夜明けが遅いのとどっちがいいかっていうと夜明けが遅い方がまだマシな気がする。夜明けが一番遅くなるのは七草ぐらいの頃からの数日間だったか。冬至って「夜の時間が一番長い」だけで、日没とか夜明けが一番早い遅いじゃないんだと知ったのは大人になってしばらくしてからだった。言われてみりゃなるほどね、と思ったことだ。大人になっても知らないことってたくさんあったし、今になってもしょっちゅう新しいこと発見してる。人間の100年に満たない人生じゃ知らないことを山のように積み残して死ぬしかないんだよね。それなのにネットで更に情報仕入れたがるなんて、人間のキャパ超えてるし。ヒトって因果な生き物だなあ。寒いのは嫌いじゃないが、寒さから免れる手段が無いのはイヤだ。ストーブの灯油を買う金の無い人がいる。その家にはエアコンは無い。こたつでがんばってるけど電気代が気になるそうだ。そんなわけで投票に行った。
2014.12.14
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そろそろ年も年なので低用量ピルは止めてみることにして数か月。先日血液検査をやった結果、まだ完全な閉経には至っていないものの、昨年検査した時とは違って順調に更年期に突入していることが判明した。エストラジオール、いわばメインの女性ホルモン値の低下(ただしまだ完全に下がりきってはいない)と卵胞刺激ホルモン値の上昇(こっちは閉経期の値。排卵しない体に鞭打って排卵させようとするスパルタ教師)。去年は全く通常の数値で、閉経はまだ先と言われてがっかりしたけど、さすがに1年ちょっと経つとちゃんと老化しているってことだ。とまあ血液検査はそうだったのだが、つい最近数か月ぶりにやる気のない月経が来た。以前と違って気合の入ってない感じで、長い間月経に関わる諸々の症状に悩まされていたことを考えるとずいぶんと気楽なものだった。そんな感じなので、次にいつ来るかは見当もつかない。ていうか毎月来なければ既に月経とは呼べない気もしないではない。閉経は突然来る人もいれば、次第に間遠になる人もあり、せわしなく短い周期で何回か来た挙句ぱたりと来なくなる人もありで、どうなるかはその人によるため実際蓋を開けてみないとどうけりが付くのかはさっぱりわからない。今のところいかにもな更年期障害の症状は全くない。今後は出てくるのかもしれないけど、突然の汗とかホットフラッシュとか、ありがちな症状はまだ未体験ゾーン。関節痛は結構あるが、持病のせいか更年期のせいかはいまいち判然としない。メンタルな症状もあまり自覚はない。閉経については特にいいとか悪いとか考えないが、更年期障害の諸々の症状はできれば避けられるものなら避けておきたい。なんか大変そうなんだもん。たいていの病気って、原因がどうとかよりも病気由来の苦痛や不快な状態がイヤなんだよね。下痢で尻がヒリヒリするとか。生命に関わる深刻な病気の時はともかくとして、心身に現れる不快な症状を感じずに済むのであればたいていの病気って許容できるような気がする。
2014.12.09
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最近チラシを見て、絶対これ欲しい!と思ったものがある。これ。結婚記念日に近くのニトリで夫に買ってもらった。これを膝に抱いてもふもふしていると幸せな気分になる(´∀`*)これを見て息子がこの小型バージョンのが欲しい、と言っていたので、夫に買ってきてもらおう。彼のクリスマスプレゼントはこれってことで。あとはユニクロのヒートテックの手袋でもプラスしとこう。そういえば来年の干支は羊だ。羊って日本では馴染みがあるようで実はあんまり無い生き物だよねえ。ところでNHK「おかあさんといっしょ」の着ぐるみ劇ポコポッテイトの登場人物っていうか生き物のメーコブは、この見た目でそりゃ無いわ、の羊だったりするが、彼自身見た目で自分が牛に間違えられることを実は自覚している。メタ認知を幼児番組に持ち込んでいるっていう点でなんか斬新なキャラクターだよなあ、と思いながらブンバ・ボーンを踊ったりする50代主婦。
2014.12.07
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もう12月じゃん、と思ったのは1週間前だったが、この夏から秋にかけてはむやみといろいろありすぎて記憶が飛んでいる。冬になってようやく落ち着いたかな、という気がしないでもないが、それまで平穏だった分の借りがこの夏と秋に一気に回ってきたってとこなんだろう。半世紀生きてみると、若い頃に比べて「まあいいか」とやり過ごせることが増えた。30代の自分だったらもっと慌てたり腹を立てたりどうしていいかわからずにじたばたしたりしていただろうことに対しても、いつの間にか心穏やかじゃないにしても静観できるようになっていた。老化によって物事に対する反応が鈍くなってるのも事実。実際あたふたしたところで事態は変わらないなら、いざという時(気合入れてブチ切れるとか。笑)のためにエネルギーを温存できるよう静かにしていられるようになるってのは、始終アドレナリン放出しても平気な体力が失われている身には合理的な反応なんだろうなあ。おかげで本も落ち着いて読めず積読が高くなっているのだが、何故かこの疾風怒濤期間中にも数独などのパズル類と中学数学のやり直しは続いていた。抽象世界でストレス発散してたのかも今考えると。今更の解の公式とか新鮮だなー、心洗われるー、でも2次方程式の一般式を平方完成するのって自力じゃできないわー、なんて感じでそろそろ高校の数1に入ろうと思ってたら、その前に移動する点とか図形の証明(どっちも現役の頃も苦手だった)の単元で、マズいもう1回やり直し状態が続いている。こんなんで三角関数とか対数とか大丈夫なのか自分。たぶん大丈夫じゃない気がする。本日も、太平洋側の関東は他の地域の人には申し訳ないぐらいの晴天。そういや掃除しなくちゃじゃん、といつも慌て始めるこの時期、夫は出勤息子は学校なので本日はまったりとカーテン洗濯中。カーテンの無い窓ってすっきりしてていいな。年取ってカーテンの洗濯面倒になったら撤去したいなあ。例によって喪中欠礼の葉書が届いている。こういうのって少ないに越したこたあないねえ。
2014.12.06
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しばらくつかず離れずっていうか疎遠気味でSFと付き合ってきたけど、まあなんていうのか、あー現実かったるいわ、という気分の今日この頃、現実逃避的になんとなくSFが読みたくなって『ニューロマンサー』を借りてみた。サイバーパンクの代表作で、映画マトリックスの元ネタみたいなSFだけどこれがまたもうくらくらするような名作。SF慣れしていないと読みにくいか?ハードボイルド系のストーリ展開はあまり好きじゃないけどこれは確かにすごいと思う。そのついでに古典方面にも。例のあの「人類補完計画」というネーミングの元になった、コードウェイナー・スミスの「人類補完機構」シリーズを、翻訳の出ている4冊まとめ読み。『鼠と竜のゲーム』『シェイヨルという名の星』『第81Q戦争』の3冊の短編集(現在すべて絶版状態)と、まだ書店で入手可能な長編の『ノーストリリア』。一番面白かったのは『シェイヨルという名の星』だったが、総まとめみたいな『ノーストリリア』も悪くない。ただ、この長編は短編集を読んでおかないと前提になる話がよくわからないと思うんだが早川は何を考えてるんだろう。スミスのSFはかなり好み。静かで冷酷な世界を温かい視線で描くというのが良い。スミス自身は相当な知識人でアジアにも精通した人だったようだが、その彼が人間と動物(から作られた準人間)の徹底的な断絶とその克服というテーマを繰り返し扱っているのが興味深い。人間と動物の境界線が曖昧なアジア的感覚を持つ自分から見れば、そんなにも人間と動物の間の溝ってのはキリスト教徒にとっては越え難いもんなのかと不思議に思う。人間と動物的人間が関わる同じような話なら川原泉の『ブレーメン2』の方がスミスの世界観より優れているような気がする。スミスが生きていればどう思うか、読ませてみたかったなあ。ついでにいろんな作家の短編集『20世紀SF』も読んでみた。今読んでいるのは重版未定で入手できない1950年代の作品を集めた第2巻。さすがに時代を感じるけどまあまあ。第3巻は入手可能。勢いでティプトリー・Jrの短編集もいくつか読んでみたが、残念ながら自分の好みではなかった。ストーリーはよくできていると思うが、何かひりつく痛みのようなものが大きくて読んでいていささか辛い。活字は何でも読むが、それにしてもやはり好き嫌いはある。ぶっ飛んだSFはダメかというとそうでもなく、円城塔は好きだし。SFに限らずフィクション作品全てがそうだけど、痛さばかりが先に立つような、突き放しすぎた救いの無い感じのものがどうやら苦手なんだな、と最近思うようになった。そう思うとあの人とかあの人の小説がダメなのはそのせいか、と妙に納得がいく。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ノーストリリア [ コ-ドウェイナ-・スミス ]価格:1,058円(税込、送料込)【楽天ブックスならいつでも送料無料】ブレーメン2(第1巻) [ 川原泉(漫画家) ]価格:575円(税込、送料込)【楽天ブックスならいつでも送料無料】20世紀SF(3(1960年代)) [ ア-サ-・チャ-ルズ・クラ-ク ]価格:1,026円(税込、送料込)
2014.10.22
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伊藤計劃氏の『虐殺器官』『ハーモニー』が来年劇場アニメになるらしい。それはいいが、文庫の表紙がアニメのイラストになってしまった。いずれ文庫を買おうと思っていたのに、これじゃアニメの上映が終わって落ち着いた頃表紙が元に戻るのを待たねばなるまい。前の表紙は一色でかっこよかったのになー。伊藤計劃氏の作品がアニメという形で多くの人に知られるのはいいんだけど、どうして映画とかアニメになると本の表紙がそっち方面になっちゃうんだろう。あの表紙じゃ自分は逆に読む気が失せるんだけど、世の中の人はそっちの方が購読意欲がそそられるんだろうなきっと。宣伝第一なんだろうけど、そういう期間限定系のPRは腰巻(表紙の上に巻いてある本の高さの半分弱ぐらいの紙)でいいと思う。アニメになった伊藤計劃氏の世界を観たいんだけど、暗いんだろーなー、ちょっと気合いるかなー、ヱヴァ風味とかだときついかなー、と躊躇しないでもない。どっちかというと『屍者の帝国』がいつ文庫になるか、ってことの方に関心がある。河出だから今年中は無理かな、とか。【楽天ブックスならいつでも送料無料】虐殺器官新版 [ 伊藤計劃 ]価格:777円(税込、送料込)【楽天ブックスならいつでも送料無料】ハーモニー新版 [ 伊藤計劃 ]価格:777円(税込、送料込)【楽天ブックスならいつでも送料無料】屍者の帝国 [ 伊藤計劃 ]価格:1,944円(税込、送料込)
2014.09.14
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私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな ジェーン・スー ポプラ社ニューロマンサー ウィリアム・ギブスン ハヤカワ文庫潤一 井上荒野 新潮文庫絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿 講談社発達障害のある子どもの視覚認知トレーニング 本多和子 学研1分間集中トレーニング 上嶋恵 学陽書房
2014.09.13
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てなわけで本日絶賛筋肉痛中。太ももの内側の筋肉が特に痛む。階段がきつい。登山後の筋肉痛と違って、全然痛くないところと痛いところの差が激しいのは踊りで筋肉の使い方が偏っていたせいだろうか。飛行機やバスの予約終了。仕事の調整もついた。こんな時に限って、という時に限ってやっかいないろんなことが同時に舞い込むのはよくあるパターン。ということがわかってから、慌てなくなった、というか優先順位つけて諦めるものはさっさと諦めるようになった。こういうのも年の功ってやつか。いつの間にか特に何も考えなくても料理3品をほぼ同時に仕上げられるようになったのと同じようなものだと思うが。それにしても自分が成長したという自覚が全く持てないのは、中身は全然進歩が無くて対応の仕方だけが上手くなっただけだってわかってるからなんだよなあ。なんかがっかりしたから寝ようっと。
2014.09.05
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いっしょにわっせわっせ踊ったり組体操の補助やったりで2時間体育に出ずっぱり。この年でこれはきつい。指導に必要とはいえ本気で子供と一緒に踊るってのは止めた方がいいとつくづく思った。絶対明日か明後日に筋肉痛とかどこか関節とかが痛むとかいうのが出てくるんだよなあ。実家の事どもがそれほど面倒ではないにしろ気がかりで、いまひとつ集中できない。とりあえず一度帰省することにはなったので、いったんもろもろを全て保留してみる。いっそ気分転換に帰省したらジンギスカンでも食べてこようっと+(0゚・∀・) + ワクテカ +あー、でもその前に寝よう。
2014.09.04
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来週あたり、一度帰省することになる予定。父の検査結果とそれを受けての治療方針を主治医と話し合うことになるらしいが、医師が「奥さん(母)以外の身内の方もいた方がいい」と言ったそうで、要するに高齢の父にどの程度の医療行為を行うか親族の同意が必要になるということなんだろう。正直、母には医学的知識は無いしググって医学的な情報を調べるなんて芸当はもっと無理。弟は仕事で忙しい上にこの手の知識もほとんどなければ現実よりも建前で動くようなある意味いろいろ面倒な男。しかもPCスキルは信じられないほど低く、スマホはもちろん持ってないし、自宅のPCもXP(わお!)、入力激遅、google検索ができるかどうかも微妙なので、父の病気についてあれこれ調べるなんてことはできない(義妹の方がスマホ使えるだけマシかもしれない)、てかしないのは十分予想される。結局弟が当てにならない以上、医者の話をきっちり聞いて要点をまとめ、母と、また状況によっては父も交えて話し合う音頭を取るのは私ということになりそうな気配濃厚。今からちょいと気が重いが、まあ来るべきものがぼちぼちと来たってことだわな。軽く荷物まとめておこうっと。
2014.09.03
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デアゴスティーニという一発で発音できない名前の会社はもともとイタリアの地図作成会社だったが、目下日本では週刊形式でいろんなジャンルのテーマに沿った冊子(としか言えない気がする)を出していて、コンプリートすると一大図鑑になるものを出版するというかなり特化された形態での出版社。ここで昨年出した「週刊ロビ」。毎号少しずつパーツがついてきて、70号まで集めて組み立てると音声認識で動く二足歩行ロボットが出来上がるという寸法だ(というような言い方は古いんだろうな)。あまりにも売れたせいかは知らないが、今年また再刊行されている。実はこれ、結構欲しいっていうか作りたいんだよなあ。でも70号となると1年ちょっと。そんだけの根気が続くかとか、パーツうっかり紛失したりしたらまずいかとか、買ったはいいけど組み立てが面倒で結局作らずじまいになるかもとか、いろいろ無理かな、と思うところはあるよ。あるけど組み立ててみたい。だが実は最大のネックがお金。毎週2000円ちょっと(金額が変わる号もいくつかある)で、総額は13万円を超える。いくらなんでもちょっとした冷蔵庫が買えるのとほぼ同額のお金を道楽に注ぎ込むのはさすがに気が引ける。このお金があればインドで数ヶ月暮らせるよな、とか。ロビを起動させて動かしている画像はいくつもネットに投稿されている。とりあえずそれを見て満足するべきなのだろう。それにあと数年したらもっと性能がいいロボットが安価に作れるようになっているのかもしれないし。まさに「すっぱいブドウ」のキツネ的心境ですわ(笑それにしてもロビ作ってみたいなあ。動かすことより、作ってまず動作確認してみたいっていう欲求の方が勝ってます私の場合。
2014.09.02
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9月最初の日。関東は久々の雨らしい雨。気温は低めで、やや蒸す感じはあるものの扇風機も要らない。こうして季節が変わり、風も変わり、空気が変わり、人も変わり、自分も変わる。暑さ寒さのピークが去った季節の変わり目にはいつもそこはかとない無常観。それもまた日々の雑事に紛れ、いつそう思ったかということも記憶には残らない。ただ、「前にもそう思ったことがあったな」とふと思い出す。そしてまた忘れる。賑やかな季節は終わった。まだ暑い日が何度かあるのだろうけど、もうそろそろ熱帯夜でもあるまい。来年のカレンダーや手帳が出始め、夜の虫は雨の中でも静かに鳴いている。そろそろ夏物の整理しないとだね。
2014.09.01
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この国が中国みたいに町という町が一気に似たり寄ったりのぴかぴかめっき(極度に剥げ易い)一見近代都市風になるとはとても思えないが、それにしてもこの安定した混沌っぷりは気持ちいいっていうか。駅も列車もハンパない。中国の春節の頃だってこんなのは無かった(゚∀゚)入りにくいし使いにくいったらありゃしませんがな、てか問題はそこじゃない(´∀`)えーと、「温水器」なんだそうですわ(´Д`)こっちは温水と冷水を混合して出してくれる蛇口・・・(゚∀゚)何でまたわざわざ、とか訊いても仕方ない。だってインドだもん。
2014.08.31
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熱も下がり、頭痛もほぼ無くなって髄膜炎の危険はたぶんなくなった息子だが、消化器のダメージは相当大きかったようで、腹痛と下痢がまだ治まらない。しかし食欲は出てきているので、肉が食べたいとかお菓子が食べたいとか言うようになった。とはいえまともにそういうものを食べるのは危険すぎる。油や刺激物や繊維の多いもの、冷たいものは症状が治まるまではご法度だ。そうは言ってもやっぱりおかゆにねぎみそや梅干や野菜スープばっかりじゃイヤにもなるだろう。という訳で今日は腸が弱っている息子用に作った油分超控えめのつくねが夕食のメイン。超簡単病人用つくねのレシピ覚書。<材料>鶏ひき肉(胸またはささみ)250g木綿豆腐 1/2丁たまねぎ(みじん切り) 1/4個片栗粉 大1/2塩 小1/2こしょう 少々サラダ油 小1<作り方>1.木綿豆腐はキッチンペーパーに包んで上に皿を載せ、10分ほどおいて水切りする。2.サラダ油以外の材料を全てボウルに入れて粘りが出るまでよく混ぜる。ゆるゆるなたねだけど大丈夫。3.フライパン(テフロン加工のだと油が少なくて済む)に中火でサラダ油を熱し、大スプーンなどで1杯分の2のたねをフライパンに落とす。たねをスプーンなどで軽く押さえ、形を整える。いびつでもOK、ただし1cm程度の平らな形にする。4.きつね色に焼けたら裏返して同様に焼く。5.両面が焼けて火が通ったらできあがり。大根おろしと醤油とかポン酢をかける、照り焼きにするなどアレンジはいろいろ。今夜は大根おろしとポン酢で。とりあえず病人にも全然病人じゃない夫にも喜ばれて良かった。
2014.08.29
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昨日部活の大会に行ったら先輩(高校生)から「お前顔赤いぞ」と言われ、そういや気分悪いからと早々に帰ってきた息子の熱を測ると39度近く。頭痛筋肉痛関節痛めまい。夏風邪であろうとかかりつけの小児科に行こうと思ったらどうやら夏休みらしく電話がつながらない。仕方なく大人の部のかかりつけのDr.ハイブリッジのところへ行くとあっさり「夏風邪ですね」の診断が出た。最初は胃腸症状がなかったが、夕方から下痢が始まり今に至る。エンテロウイルスが原因と思われる。という訳で今日も1日寝ていたが熱が38度から下がらない割にはしゃべる元気はある。食欲も完全に失せているわけではない。しかし頭痛と腹痛はひどいらしく、しょっちゅうトイレに通っている。夏風邪のウイルスで怖いのは髄膜炎で、監視しているが今のところ兆候はないもののどうなるか分からない、というのは実際に夫が夏風邪ウイルスによる髄膜炎をやってるからで、油断はならんとは思っている。おかゆは卵とか梅干とかじゃないのがいいというのでねぎみそを作って小梅と一緒におかゆに入れてやった。ねぎ一本を刻み、お玉半分ほどのみそを軽くあぶって焦げ目をつけ、小分けパックの削り節1袋と一緒に混ぜる。いかにも風邪に効きそうな感じ出息子は喜んで食べていた(が食べるとトイレ通いになるので気の毒)。夏のインフルエンザみたいなもんだろう、まだ明日ぐらいまでは全然ダメだろうなあさすがに。それにしても今回は熱があるのにまぶたが二重にならなかったのはどうしてなんだろうねえ、と息子と話していた。昨日の朝二重じゃなかったから熱があるのに気付かなかったんだよなあ。謎だ。
2014.08.27
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といもいさん、もしかしてここ行ったことある?
2014.08.26
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最近テレビ見ていて、とはいってもそんなに長い時間見てないので一般的傾向かどうかはよく分からないんだけど、昔っていうか10年ぐらい前までだったらゴールデンタイムの夜7~10時って、首都圏ではメジャーで健康的な(あくまでイメージね)企業しかCM流してなかったような気がする。でも最近はパチ屋とかよくわからんローカル企業みたいなのとかがCMやってたりして、スポンサーが減ってるってのはこういうことなんだろうなあ、と思う今日この頃。じゃあ子供の頃のCMって何やってたっけ、とか思い出してみるとそれはそれで結構カオスといえなくもない気がする。象が踏んでも壊れないアーム筆入れとか、これでも30円まっくろけのけのボールペンとか、おそらくローカルなんだろうけどよっちゃん弁当とか、イカ巻きエビ巻きイカ巻きエビ巻きおーこれゴボウ巻き♪とか、レーナウーンレナウンレナウンレナウン娘♪とか、北海道なのに何故か白黒抹茶小豆コーヒー柚子桜七つの味の青柳ういろう♪とか、詳細は忘れたけど煮豆(笑)のCMとか。今なら控えめに言ってもあんまりCMなんか打たないだろうな、という物件が目白押し。まあ時代ってことなんだろうねえ。それにしても今ならさすがに絶対放送されないであろうCMの白眉といえば、キャバレーロンドンとキャバレーハワイのCMじゃなかろうか。♪ロンドンロンドン、楽しいロンドン愉快なロンドン♪というあのCMソングは曲もまだ覚えている。キャバレーハワイもCMやってたけどあれはローカルだったのかもしれない、♪田中さんも中村さんも楽しいハワイ(ハワイ!)♪みたいな。そう考えると昔の方が無節操だったのかもねえ、今はこの手の風営法で規制されるようなジャンルの業態がCMなんてちょっと考えられないもんなあ。
2014.08.16
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毎年梅雨が明けて暑い季節になる頃、蜂蜜のキャップあたりに小さな赤っぽいアリがたかっているのを見るといよいよ盛夏であるなあ、と思うのだがこの家の中にやってくるアリが鬱陶しい。ヒメアリとかイエヒメアリとかいう奴らなのだが、これが出るようになるとこぼした砂糖とか卵焼きとか口をちゃんと閉めていないお菓子の袋とかペットボトルのキャップとかにたかってくる。茶の間に進出した奴らは、ごろごろ寝転んでいると腕とか足をかむのでちまちま痛くて非常に不快。いつもは砂糖に中性洗剤をたらしたものを仕掛けておくのだが、効果は限定的で秋口までちょこちょこ出続ける。今年は夫が半分食べた後楽しみに取っておいたドーナツにアリがたかっていたとがっくりしていたので、こりゃどうにかせねば、とグーグル先生に尋ねてみた。するとなかなか良さそうな物件を発見。アリメツ / 虫よけ 虫除け 殺虫剤★税抜1900円以上で送料無料★アリメツ(55g) 【HLS_DU】 /[虫...価格:475円(税込、送料別)ネットの書き込みなどを見ても相当効果は高そう。さっそく購入して使ってみた。1日目→全然うんともすんとも。2日目→アリメツを仕掛けた皿に突然アリがいっぱいたかっている。巣への入り口からアリメツの皿までアリでラッシュ状態。アリメツが効くのは数時間後からなので、(ΦωΦ)フフフ…命あるうちにせいぜい己らの巣に毒を運ぶが好いわ、と不気味ににやける私。3日目→アリ激減。行列もほとんど無い。4日目→アリ消滅。まだ成虫になっていない卵やさなぎの連中が今後出てくるだろうから、もうしばらくアリメツを仕掛けておくつもりだけどこれほど効くとは。もっと早く調べればよかった。こんだけ効くアリメツの主成分はほとんど糖蜜、そして薬効成分はホウ酸だった(゚∀゚)そっか、ゴキも殲滅するようなホウ酸じゃそりゃアリはひとたまりも無いよな、と思うのだが、昔ホウ酸水で目を洗ったりしたことのある身としては、ゴキやアリをあっさり殺すようなもん使ってたのか、とちょっと複雑な気分にはなる。
2014.08.15
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☆注意!!☆ほうろうさんには読まずに他に飛ぶことをお薦めします。最近、というか梅雨明け後から前後してうちには若手の八本足gkbrハンターの人が数人生息している。1階に2人、2階に1人。1階の2人のうち1人はまだ足を広げたサイズが2cmぐらいで、本人がヘタすりゃ大型gkbrに捕食されかねないので、どうか気をつけて生き延びていただきたい。あとの2匹、じゃなくて2人は足を広げたサイズが6cmほどでまだ若く経験不足であるように思われる。というのも、結構不用意に我々人間の前に姿を現し、しかもすぐ逃げようとはしない。人様を舐めているのかぼーっとしているのかはよく分からない。この連中はサイズがほぼ同じであるため正直見分けがつかないが、それぞれ1階2階と別々の場所にいるのを10秒ほどの間に見ているのでまあ一応違う個体ではあるらしい。先日とても暑い日の夜のこと、エアコンをつけているとハンター(大)の人がエアコンすぐそばの天井にくっついているのを見つけた。彼女(おそらく)はエアコンの風が気に入らない様子だったが、しかし天井を這うこともしないでじっとしている。一体どうするつもりかしばらく見ていたら、突然天井からするするついーっと降りてきた。尻の糸を使って降下してきたのである。ハンターの人たちは巣を張らず床だの壁だの天井を歩き回っているだけなので、尻から糸を出せるとは思いもよらなかった。しかし考えてみれば彼女らもクモの端くれなので、尻から糸ぐらい出せて当然といえば当然なんだけど。夫と2人で「あの人たちもちゃんとクモだったんだねえ」としみじみ感心したのだが、その間に当のハンターの彼女は無事床に着地し、そそくさとカーテンの陰に消えていったのであった。
2014.08.12
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ほうろうさんからリクエストのあったトルファン軽トラツアーの話。何せ30年近く前の話なので、今のトルファンの現状とは全く違う(はず)。その点ご注意を。1980年代の中国。今のような極端に歪な経済発展が始まる前夜、都会といえどまだ全体がくすんでいて、北京ですら自動車がまばらにしか走っていなかったあの頃。流しのタクシーはほとんどなくて、つかまえられるのは高級ホテルの前か空港や駅前ぐらい。サービス業もこってりと親方日の丸、国営だと商店も食堂もホテルも「没有」と言われるのが前提で、食堂やレストランも食事時の1~2時間のうちに入らないと閉まってしまう、そんな時代。トルファン入りしたのは7月。暑い季節だった。鉄道駅からトルファン市街地までは恐ろしく遠く、いつ来るか分からない路線バスしかなかったのを覚えている。当時外国人が泊まれるのはトルファン賓館とCITS(21世紀になるまではそれなりにぶいぶい言わしていた中国国際旅行社。当時列車や飛行機のチケットは外国人が直接窓口に行っても永久に手に入らないのではないかというぐらい取り難く、業腹ではあったが外貨兌換券を使い手数料を払ってここに頼むと割と容易に手に入った。当時は外国人料金があって人民料金の倍だったが、中国長期滞在の留学生や外人教師の身分証を持っていれば人民料金で買えた)オフィスが入っている高級ホテルのオアシス賓館ぐらいだった。自分はもちろんドミトリーのあるトルファン賓館にチェックインしたが、この宿の旧舘の4人部屋は天井がトンネルのようなアーチになっていて、天井のファンが回っているとそれなりにしのぎやすかった。同室はオランダ人女性2人組で、彼女らが暑い暑いとパンツ一丁で部屋の中を歩き回っていたのはさすがに真似できなかった。彼女らと部屋でハミ瓜やスイカをシェアして食べたなあ。当時のトルファン、昼食は市場や小さな店などでラグメンやシシカバブなどを食べることもできたが、外食で朝食や夕食を食べる場所がほとんどなかった(もしくは外国人には分からなかった)ため、宿で朝夕の食事をとっていた。食事時になると食堂に外国人が集まってきて、1人旅だったのでそこで知り合った人と情報交換するいい機会だった。トルファン賓館は中庭を囲むようにいくつかの棟があって、夜になると中庭でウイグルの伝統芸能が演じられ、宿泊客やオアシス賓館のツアー客などが夜な夜な集まってきていた。当時は自由に見られたが、数年後再訪した時には外から見えないよう幕で周りを囲み、入場料金を取るようになっていた。トルファン賓館は宿泊料金の安さでバックパッカーのたまり場になっていて、そういう外国人相手の商売のひとつがウイグル人が個人的にやってる軽トラツアーだった。食堂で知り合った日本人から「あと1人参加すれば1人15元(当時の公定レートで600円)でトラックの1日トルファンツアーに行けるんだけど」と声をかけられ、それは自分でツアー探すよりらくちんだねえ、と乗ることにした。朝9時、といっても北京時間なのではるか西のトルファンはまだ早朝。この時間だと炎熱のトルファンも涼しい。日本の軽トラより少し大きいぐらいのトラックには幌がかけられ、両サイドに木のベンチが置いてある。ここに7人が座ってツアー出発。メンバーは全員外国人。日本人とかカナダ人とか香港人とか。トラックは舗装されていない道をがたがたと走る。最初に着いたのは町の西にある交河故城。交河故城は川に挟まれた台地上にあるのでそれほど広くはないが、ここには1時間近くいたと思う。まだそれほど暑くもなかったし、日干しレンガの建物が比較的良く残っていて、ゆっくり見ることができた。入場券を買った記憶は無いが、入り口はひとつ(そういえばこの入り口の脇にジュースとか飴とかを売る小さな店があった気がする)だったのでもしかすると5角とか3角とか払ったのかもしれない。そのあとはカレーズ(地下水路)へ。中東の砂漠にあるのと同様、地下道に水を引いたもの。水量もあの頃は多かったし、冷たくてきれいだった。当時は普通に地元の人が水を汲みに来ていて、当然入場料とか無し。子供がコップに水をくんで差し出してくれたのを思い出す。冷たくて美味しかった。水筒があればくんで帰りたかった。かなり早い時間の11時ごろに昼食、ということで葡萄溝へ。ここはぶどう栽培を観光資源にしているところらしいが、当時はさして観光地という感じでもなく、国営ならではのやる気の無い雰囲気。食事も殺風景でがらんとした建物であてがいぶちの何故か中華料理(笑)。あ、でも葡萄がちょっと出たかな。ここでの食事は別料金だったと思う。ぶどう棚はいい感じだった、がぶどう棚なら宿泊していたトルファン賓館からメインの通りに出る道路の歩道にも日除けがてらにかずっと連なっていて、あんまり有難みは無かったなあ。それよりも水分補給(レンガ茶をお湯で煮出したもの)できたのは実はここが最後だったがその時はまだその恐ろしさに気付いていない。ふたたびでこぼこ道を走って時々跳ね上がりながらベゼクリク千仏洞へ。当時は2時間ぐらいかかったと思う。火焔山(がまさにその名の通りであることは後に実感)の中の川沿いの崖に彫られた仏教遺跡で、13世紀にウイグルがイスラム化するまでの数百年間に渡って造営されていた。破壊されたり外国人に持ち去られたりで当時の面影はあまり残っていないが、一部の壁画が見られる。私が行った頃はまだ補修などはほとんど進んでいなかったはず。そういやここって文革の影響はどうだったのかなあ。日陰の椅子に腰かけていたやる気のあまり無い感じ(笑)のウイグル人のおっちゃんが門番で、入場料(5角ぐらいかな)を取り、鍵束を持っていくつかの石窟の扉を開いてくれた。明かりがないので中は薄暗く、壁画の細部までははっきり見えなかったが、千年前の絵と自分が向き合っているのが不思議な感じだった。崖の陰になっているところは涼しく、おっそろしく青い空とベゼクリクの乾いた土の色と眼下の川沿いの緑のコントラストが美しかった。次は南下して高昌故城。ここは平地に城壁を築いて造られた都市。入場料は無かった気がする。中を全て歩いて回るのは大変そう、しかもここに行ったのは午後のものすごく暑い時間帯だったので、入り口の近辺をしばらくうろうろして終了。数年後ここを再訪した時にはウイグル人のおっちゃんがロバ車で高昌故城を回るという商売やってたので乗せてもらって回ったが、実は結構広かったのをその時知った。そういやそのウイグル人のおっちゃんがずいぶん漢族の悪口言ってたなあ(笑高昌故城は交河故城に比べて風化が激しく、建物の形がかろうじて残る程度。玄奘三蔵がインドに向かう途中立ち寄ったのってこの国で、帰りに寄ったら国が滅びてたっていう無常の象徴みたいな土地。この辺りでそろそろ喉がかなり渇いている自覚あり。日が傾いている頃とはいえ、当時の高昌故城は日を遮るものが何も無い推定気温43度のひと気の無い土地。もちろん売店なども無かった。ふと腕を見ると白く粉を吹いている。塩だし(笑高昌故城の近くにアスターナ古墳群。小さな建物、おそらく管理人の家になっているのだろう、ウイグル人の子供たちが家の前の日陰に座っていた。なんか適当に見てって、って感じで結構いい加減だったけど入場料は払ったはず。建物の前にはがらんとした広い土地が広がっていて、ぽこぽこ盛り上がった小さな土饅頭があちこちにある。そのうちの2つが見学できた。どちらもおなじように地下に向かって緩やかに傾斜する階段を降りてぼんやり裸電球に照らされた古墳内に入る。外よりもひんやりしているのがありがたい。1つは中には何も無いが壁画が描かれ、もう1つはむき出し(!)のミイラが2体置かれていた。説明書きには夫婦とあったが、まさか彼らも死んで数百年後に他人様がどかどか入り込んできて自分のミイラを見られる羽目になるとは思ってもいなかっただろう。ミイラになって久しいはずなのに、そこはかとなく臭いがした。そういうもんなんだろうか。なお、このミイラは数年後再訪した時にはガラスの箱に入っていたがやっぱり臭いはあった。これでトルファン1日ツアーはおしまい。日はかなり傾き、火焔山のふもとをトルファン市街地に向かって走った。喉が渇いてこりゃヤバいわ自分状態にはなっているが、まだ若かったので気分が悪くなるとかいうことは無かった。しかし道路は悪いし車も当時の小型トラックなのでそんなに飛ばせない。夕日に赤く染まる、まさしく炎のような山肌の色が暑さを更に増幅させる。いったい火焔山の連なりはいつ切れるんだ、と思いながらトラックに揺られていたがさすがに疲れていたのか時々うとうとしていたようで、記憶が飛んでいる。宿に到着、速攻で中庭の売店に駆けつけ、冷やしてある紙パックのハミ瓜ジュースを3本買って一気飲み。あれは美味しかった、そんなに美味しいジュースじゃなかったんだけどあの時ばかりは天国の味だったなあ。んで今度はシャワー。塩でむずがゆかった体がさっぱりして、まさに生き返った気分だったことだよ。なお今のトルファンの名所はどこも虚仮脅しの要らない余計な建物建てて結構な入場料取ってるみたいなので、私のような適当なツアーはもうできないだろう。いろいろ大変だったけど実はいい時に行ったのかもしれないな、と思っている。
2014.08.10
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こう飽きもせずに毎日暑いと、それでなくても脳ミソに霞がかかり始める年齢なもんだからいいかげん思考力が低下してくる。気温が高いだけじゃなくて地面や建物など万物が熱を蓄えて放出するもんだから、日中は何に触っても暑いし夜も気温が下がらない。インド人のように外で寝たくもなるというものだ。そういえばトルコのエフェスもおっそろしく暑かったのを思い出す。日中の乾いた暑さは40度近くあっただろうか、日がかんかんに照りつける遺跡が暑かったのはもちろんだが、宿の壁(たぶんレンガかブロック造り)も触ると湯たんぽのように温かく、建物全体が蓄熱状態。夜になってもあまり気温が下がる感じが無かった。宿のぶどう棚の下でぐったりしながらチャイを飲んでいた。中国シルクロードのトルファンも暑かった、あそこは海抜がマイナスの盆地状の土地なので、とんでもなく気温が上がる。やはり40度は確実にあった。郊外の名所を巡る軽トラツアーに無謀にも水筒を持たずに参加して、もう少しで熱中症でぶっ倒れるところだった。宿の中庭で売っている怪しげなハミ瓜ジュースを3本ほど買って立て続けに飲んだ。さすがにこれはまずいと翌日さっそく市場に行って解放軍用の軍用水筒を買い、宿の魔法瓶のお湯をぶち込んで持ち歩くようにした。80年代当時はまだミネラルウォータなどというしゃれたものは無かったので、飲み水はお茶用のお湯を冷ますしか無かったんだった。その水筒はその後チベットや成都などまでずっと旅行で持ち歩いていたが、上海の浦江飯店のドミトリーかどこかで無くしたか取られたかしたんだったと思う。インド初日の夜はニューデリーの駅からそう遠くないところだけどどこだかよく分からない安宿。部屋の窓には格子がはまっていたのに、何故か夫が泥棒とか何とかに異常に神経質になっていて夜でもかなり暑いのに窓は締め切り、しかも扇風機の風が苦手だと天井のファンも止めてしまった。しかしそんな部屋が暑くないわけが無い。てかクソ暑い。暑くて熟睡できない。すぐ目が覚めてしまって眠れない。夫は寝ているがこちらはいい加減何度も何度も目を覚まし、しまいには気分が悪くなってきて、この暑いのに死んでしまう!と窓を開けファンを回した。私の剣幕に恐れをなしたのか寝ぼけていたのか夫の抵抗はあまり無かったような気がする。ともあれ夫が眠れなくなろうが知ったことか。おかげで夜明け近くにようやく眠れた。今思うと熱中症になるところだったと思う。この男は馬鹿だったんじゃないかと思っているが、今でもこの話になると「あん時さ~、あんなに暑いのに窓は閉めるわファンは止めるわ死ぬかと思った」と夫をいじめているのは言うまでもない。最近は年も年なので、昔のような無茶はしない方がいいのだろう。暑さに弱くもなったような気がするし。暑かったらエアコンなり扇風機なり使うとかスーパーや公共施設に避暑に行くとか、素直に涼しくして過ごすのが吉かな、熱中症で搬送されるとかは避けたいもんだ。
2014.08.06
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といもいさんの記事を読んでいて思い出したんであるが、昔(インドネシアの暴動とかが起きるちょっと前だから1990年代後半)インドネシアに行ったのはラマダンに入る頃。ラマダンに突入しても、ムスリムの多い国ではあるけど飲食店は割と普通に営業していた。華僑系の人とかクリスチャンは日の高い間でもマクドナルドとか屋台とかで何か食べたりしてたし、罰当たり異教徒である自分たちもあんまりおおっぴらではないにしても昼間にご飯は食べていた。異教徒がおおっぴらに食事するのってやっぱりまずいかな、と思っていたが、バティックの店の店員さんと話した時には「確かに大変だけど自分たちはムスリムだからラマダンの時は日中の飲食をしないのは当然のこと、ムスリムじゃない人が食事をするのは特にどうとも思わない」と言っていた。案外そんなもんなのかもしれない。ラマダン中に夜行列車の一等席(寝台じゃなくて座席)で眠りこけてたら、夜明け30分ぐらい前にアザーンが車内に鳴り響いて叩き起こされ、有無を言わさず乗員から食事の入った箱を配られた。寝ぼけていたので最初は一体何のことかさっぱり分からなかったが、要するにラマダンだから夜明け前に乗客に食事をしてもらう一等席ならではのサービスということなのだろう。異教徒である自分たちには正直遠慮したいサービスではあったけど。いくらムスリムの義務とはいえ、やはり1日飲み食いしなければそりゃ大変に決まってる。夕刻、まもなく日没の合図がある頃になると食堂や屋台には大勢の人が集まり、彼らが座る目の前のテーブルには水差しやいろんな料理がたっぷりと並べられている。しかし誰一人それには手をつけず、一様に押し黙ってテーブルの上の食べ物やコップを睨みつけている。結構鬼気迫るものがある。通りのタクシーやバイクやその他の車も多くが道端に停められ、町が半ば死んだように静かになっている。そして日没の合図が流れたその瞬間、人々がいっせいに生き返る。道端に停まったタクシーの運ちゃんはまずは水をラッパ飲み。食堂の人たちもコップの水を飲み干して皿に手を伸ばす。空気が動き出し、人々の話し声でやかましいほどになる。食堂は戦場のように忙しくなる。さて、食堂の人だってムスリムなわけで、彼らも日中飲まず食わずだってのに客の注文で忙しいとますます食べる暇が無くて、ぶっ倒れるんじゃないかと心配なのだが。確かに客が一段落するまで我慢するとか交代で食べるとか、ちゃんとラマダンの約束事を守っている人も多いだろう。だが見てしまった。断食解除時刻の15分ぐらい前、ミーゴレン(やきそば)の屋台のお兄ちゃんが、他の屋台でミーバッソ(肉団子入りスープそば)をこっそり受け取り、建物の隙間で人目を避けて隠れてミーをむさぼり食っていたのを。そりゃそうだよな、このあと人がわんさか押し寄せて客に出すミーゴレン炒めまくってたら、この兄ちゃん腹へって脱水症状起こして倒れるもんねえ、と同情してしまった。でもきっと周りの人も日没前に彼がこっそりご飯食べちゃうの知ってても黙ってるんだよね、彼だって大変なのは分かってるから、しょうがねえなあ、ってみんな許してるんだろうねえ。そういうところ、がちがちのイスラム主義じゃないインドネシアのイスラムの東南アジア的ゆるさがいいよなあ、となんだか微笑ましく思ったのだった。
2014.07.29
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くっそ詐欺メール笑かしてもらいました。どこのサービス会社の利用かも明記せずメールでこんなんありえねー、って鼻で笑ってポイしようと思ったんだけど、でもこれもっともらしいから引っかかる人いるかもね、と思い直してさらし上げ。住所ぐらい書いとけよタコ。あ、書けねーか。どこぞのネカフェか某大陸経由で送ってるんだろーし。この番号の向こう側はオレ詐欺バイトのDQN?メルアド無しで電話かけさせようったってねえ、せめてフリーコールにしとかないとかけねーよ馬鹿。~お客様への大切なお知らせ~弊社は調査業務、情報管理及び和解手続き代行等を主とした調査機関でございます。 本日ご連絡致しましたのは、現在貴方がご契約されている インターネット総合コンテンツ提供サービス会社からの通告を放置し、 利用料金を長期延滞している事に対し、起訴準備期間に入った事を報告致します。 本通知メール到着より、翌営業日(営業時間内)までにご連絡を 頂けない場合には、ご利用規約に伴い 1 ご名義人調査開始 2 各信用情報機関に対して個人情報の登録 3 法的書類を準備作成の上、法的手続きの開始 以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。尚、法的手続きが開始されますと、管轄裁判所からの呼出状が発行され、執行官立ち会いのもと、給料、財産や不動産、有価証券等の差押さえを含めた強制執行となりますので、ご注意下さい。最近、個人情報を悪用する業者の手口も見受けられますので、 万が一身に覚えのない場合でも、早急にご連絡下さい。 ※メールでの返答には対応しておりませんのでご了承下さい。【お問い合わせ先】株式会社帝国データリサーチ 東京本部顧客管理部 担当:田澤優一・伊藤沙織・川島秀明お問い合わせ番号:03-4434-8615受付時間:10:00~19:00あ~、本文中のマル1が機種依存文字だからアップ失敗。123のとこは原文丸付きっす。さてと一応帝国データバンクさんにチクっとこかな。あーやべー、ムカついたからか自分の文体もDQN風味満点だわ。いかんいかんお里が知れる_| ̄|○
2014.07.28
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そういえばすっかり失念していたが、今月末に職場の健康診断があるんだった。年齢が年齢なのでバリウムは飲むわ(飲まなくてもいいんだけどなんかこういう検査類ってチャレンジしたいという趣味の悪い習性がある)2日分の雲古サンプル採取は必要だわで、ノロで上下だだもれ状態になった時以来強烈に自覚していることではあるが、自分が所詮クソ生産袋だという認識を毎度改めて実感させてくれるちょい楽しみな行事ではある。健康診断の時に採血テーブルの脇になんでマット並べてあるのかと思ったら、2年ぐらい前に採血で気分悪くなったらしい人が2人寝ていて、そうかそういうことだったのか、と目からウロコだった。採血で気分の悪くなる人がいるとは聞いたことがあったが、実際に見たのは初めてだった。採血で気分が悪くなるとはいってもあれぐらいの採血量で貧血ということは考えにくいから、やっぱり精神的なものなんだろうか。採血の時、注射器に勢い良く自分の血が噴出して溜まっていくのを見ているのが好きな変態なので、なんか気分の悪くなる人に申し訳ないような気分になる。あとは心電図とかも好き。吸盤をくっつけるジェルが気持ち良い。バリウムは好きというほどではないが、年々発泡剤とかバリウムとかがちょっとずつマイナーチェンジしているのを観察するのは嫌いではない。昔よりバリウムの量も減った気がするし。飲む時にゲップが出ないかちょっと緊張しながら飲むのもなんか祝祭感がある(笑子宮がんと乳がん検診は別枠で既にやっている。乳がんの結果はまだ来ていないが、しかし毎度マンモでは乳をありえないぐらいぎっちぎちに挟んで潰してくれるので、今んとこ結果通知よりそっちの方が心穏やかじゃない。あれ極端な巨乳、逆に極端な貧乳の人とかどうするんだろう。どっちも大変そうだ。巨乳だったら乳を挟む機械に収まりきらずにはみ出そうだし、貧乳だったらそもそも挟めない、という事態になりそうだ。放射線技師の人から一度話を聞いてみたい。さて、2日分必要な雲古採取のタイミング忘れないようにしようっと。
2014.07.27
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ぼちぼちさんの日記のコメントにも書いたのだが、このたびの中国上海のナゲット工場のえげつない実態の報道、実際映像を目にしても「まあそういうことは当然あるだろな、こりゃ氷山の一角だしどうせ」と思った自分はヤバいかもしれない。だってさー、偽物の薬(ってよく分からんが)で死人が出たとか偽物の塩(もよく分からん)で健康被害が出たとかメチル入りの酒で何十人も死んだとかとんでもない量の農薬がかかっている野菜で食べた人が死んだとか下水溝の水から取り出した油が食用油として流通しているとか大量の抗生物質入りの牛乳とかメラミン入りの何とかとか、中国に住んでた頃はそんなニュースとかローカル新聞の記事を毎日のように目にしてたわけで、そりゃ感覚が麻痺してきますって。夕方のニュースでネズミの死骸が詰まったジュースの瓶が大写しになった時には食事中だったけどさすがに手が止まったな。あと食べてたカステラから蝿の死骸が出てきたときもやっぱり固まったな、加熱してるから消毒されてるだけいいか、とかよく分からん理屈で自分を納得させたけど。一体何の修羅場だ(笑きっと自分もヤバいもの口にしてるんだろうなとか、これに当らなくて自分は運が良かったとか思いながら毎日暮らしてると、こういう食の危険に関する報道にいちいち反応しなくなっていくのよ。自分もそうだったけど中国人自身ゆでがえる的な精神状態になっていくのかね、この手の食に関する問題でたぶん毎年少なくとも数百人、いや、数千人は中国人が死んでると思うんだけど。日本の企業も中国工場の衛生管理を厳重にしている、とは言ってるけど、結局現場で働くのが食に関する最低限のモラルもろくに心得ないような従業員ばっかりじゃ管理ったって限界はあるんだよ。「食べたって死にゃしない」ってもうアホかと。ならお前が、お前の家族が食えっての。群馬のアクリフーズの農薬混入事件で逮捕されたコスプレおやじもロクなもんじゃないとは思うけど、中国の方は組織ぐるみでやっててしかもバレなきゃ問題にならんと思っている分タチが悪い。たぶん納入先のマクドナルドとかが工場視察に来る時だけはちゃんとして見えるようにしてるに決まってるし、親会社がアメリカ資本だけど中国人だけで工場回してたんじゃないのかな。そうじゃなきゃこんな馴れ合いなあなあなことってそうできるもんじゃない。もしアメリカ人が経営陣に入ってたとしても現場なんて見たことなかったんじゃないのかね、だからこんだけとんでもないことができた。日本の企業も管理厳重にするってんだったら、絶対に現場に日本人スタッフ常駐させて現場を常時チェック、使用原料も抜き打ち検査、工場内はアクリフーズ並みに監視カメラ完全導入でやらないと厳重管理も掛け声で終わるよマジで。そういう国で暮らしてると、正直日本での食の偽装なんてほんとかわいいもんだわ、と思う。それを許すんじゃなくて、中国とは全然レベルが違う、中国だったらそんなのニュースにもならんだろうな、とかいうことね。という訳でうちのナゲットは生協扱いの国産の鶏肉を使った国内工場生産のナゲットだよ(息子がおにぎりの具として結構好き)。産地書いてない加工品買えないっす。
2014.07.23
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今朝息子の勉強部屋(寝るのは別の部屋)の窓を開けようとした時、机の上の冊子の間に怪しい黒い影がもぐりこんだのを見逃さなかった。とっさに冊子をなぎ払いgkbrを殲滅に至ったのはいいが、息子の机の上のカオスのおかげで些か手間取ったので私はおっそろしく不機嫌になる。そこへ起きてきた息子、「お母さん僕の宿題見たよね」という。見るっつーか見たくなくたってgkbrがそこにもぐりこみゃイヤでも触らざるを得まい。てかその冊子が貴様の夏休みの宿題かどうかよりその机の上がgkbrの潜むようなカオス状態であることの方がはるかに大きな問題であろうが。しかし愚息は勝手に宿題見ただの何だの一人でいきり立っている。やかましわこの馬鹿たれ。お前の宿題なぞどうだっていい、gkbrが出るような環境を放置しておいて何を言う。んじゃ今度またgkbrが出たら机のもの触るなってことなんだからそこにあるものもろともに叩き潰すか殺虫剤をかけまくるがよろしいか、と言ったところ、更に愚息はぐだぐだに。何だか知らないが勝手に何か吠えた挙句、机の上のものを触られないために帰ってきたら机の上を整理する、と言う。どういう理屈かよく分からんが。おお言ったな、絶対にやれ、あとになってそんなこと言ってないとかやっぱりやらないとかいう選択肢は一切無いからそのつもりで(自縄自縛という言葉が思い浮かんだがもちろん口には出さない)。さて帰宅した息子。何かごそごそやっていたが夕方頃静かになったな、と見ると掃除など全く手付かずのまま昼寝。何かがキレる音がした(笑叩き起こして「朝言ったとおりのことを即やれ」と命令。「何時にやるとか言ってない」とこの期に及んでまだ屁理屈を垂れるので、「貴様のこの机や周辺の整理整頓掃除がすぐ終わると思ってるのか愚か者、今すぐ始めたって夕食に間に合わんわ、自分がいったんやると口に出したことはきっちり守れ」と凄む私。案の定片付け掃除終了まで夕食挟んで3時間。あんなカオス、全てまとめてゴミ箱にぶち込むんじゃない限り30分で終わる訳がない。そういう時間の読みができないのが経験値不足のガキならでは。朝のgkbrのおかげでほとんどヤクザ状態のメンタルで1日過ごしたが、結果的にカオスが当面(どうせキープできないに決まってる)消失したのは不幸中の幸いというべきだろうか。またカオスが発生したらカマキリの卵でも仕込んだろか、と思ったが、それじゃ自分も痛い目に遭うじゃん、と気付いたので思いとどまることにした。ふう。
2014.07.17
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映画化された『テルマエ・ロマエ』の作者、ヤマザキマリ氏の新連載『プリニウス』がつい先日単行本になった。コミックスなのに新潮社ってのは微妙な気がしないでもないが、しかしとり・みき氏との合作ってことなのでそりゃもう読まない訳にはいかん。聞けば人物はヤマザキマリ氏、背景をとり・みき氏が描くってことらしいがどんだけ贅沢なんだ。しかも主人公はプリニウス。かの『博物誌』の著者である。博覧強記にして手当たり次第に何でもかんでも記述しまくった、もの好き高じた知識人。博物誌には実は昔から興味があった。が、日本語訳されている博物誌は恐ろしく高い上に全8冊で1冊7000円ぐらいとか(号泣【楽天ブックスならいつでも送料無料】プリニウスの博物誌(1(第1巻〜第6巻))縮刷版 [ プリ...価格:6,696円(税込、送料込)西の博物誌東の山海経ともいわれているが、どっちも実際に見てもいない、元ネタも知れないような訳わからん化け物なんかも普通にがんがんネタにしちゃってるから真面目な学者からはあんまりまともに相手にしてもらえない書物でもある。山海経は以前北京にいた頃たまたま本屋で見つけて購入したので、中国語版は持っている。が、どうやら日本語訳版は現在手に入らないっぽい。そういうごった煮のカオス的な本の諸々を拾い読みしているだけで結構面白かったりする(人はもしかしてそう多くないかもしれないが)ので、すごく興味がある。けど高い。山海経はともかく、博物誌は図書館にも無いから他の図書館からお取り寄せかなあ。とりあえず澁澤龍彦のこの本でも読んでおこうか。学生時代持っていたような気がするが、今は手元には無い。【楽天ブックスなら送料無料】私のプリニウス新装版 [ 澁澤龍彦 ]価格:734円(税込、送料込)元ネタ本はともかく、マンガの「プリニウス」はかなり面白かった。ネロとの絡みがどうなるのかとか、セネカがこんなところに、とか、ローマ史にちょっと興味があれば面白く読めると思う。それにしても最近は『大奥』といい『チェーザレ』といい『プリニウス』といい『陰陽師』といい、なんか歴史がらみのマンガばっかり読んでるような気がするがこりゃ気のせいじゃないな、たぶん歳のせい(笑実は『ヒストリエ』も読みたいんだけど、連載が完結するかちょっと心配。優先順位は低いから完結したらコミック大人買いかな。あとは今更の『バガボンド』もいつ大人買いしようか機会を狙っているところ。
2014.07.15
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何はともあれ一学期最大の仕事のヤマを越え、今日は昨日までの余勢を駆って怒涛の週末になだれ込むつもりだったのだけど、思いがけないことで神経を使う1日になった。ある子供の保護者。たまたま別件で立ち話をしていたのだが、話が次第に穏やかじゃない方向へ。担当の先生の方針に納得のいかないところがある、自分が何か言っても嫌そうな態度で聞いているように見えるし対応の仕方が変わらないので不信感がある、と相当鬱憤がたまっている様子。先生には直接言えなくても、教師じゃない立場で脇でちょろちょろしている私のような中途半端な立場の人間の方がおそらく距離が近く感じるのだろう。話を丁寧に聞いた上で「お母さんも大変なのに一生懸命がんばっているのはよく分かる、そう感じるのも自分としては分からないではないし、子供のためでもあるので気になることがあったら遠慮せずどんどんぶつけてほしい」と彼女に伝えたところ、聞いてもらってよかった気が楽になった、と言ってもらえた。なんだかんだで都合20分ぐらい話していただろうか。同僚の先生がこちらをしきりに気にしている。その後、同僚からどんな話でしたか、って訊かれるあたりから始まっていろいろ教師間でやりとりがあり、結局問題になっている先生の監督的立場にある先生から親御さんに連絡をした模様(具体的にどんな感じだったかは私が体育で子供たちの鉄棒の練習に付き合っていたので分からない)。私はとりあえず親御さんの懸念を先生たちにストレートに伝えたが、当の先生が今後どう改善していくかは私の領分ではないので生暖かく見守ろうと思っている。思ってはいるが、さすがにあんたそりゃダメだろ、的な部分はやんわりとでも伝えないと拙いよな、とも思っている。教員としての知識はともかく、親、特に女親とどう付き合うかに関しては自分自身がおばさんである分多少場数は踏んでいる訳で。今度その保護者に会ったらまた話を聞こうと思っているが、今回彼女の不満が私経由で先生たちに伝わったことが彼女にとって本意だったかどうかは分からない。もしかしたら言ってほしくなかった、と思っているかもしれない。しかし彼女が何度言っても変わらなかったその先生の対応(は私からみてもちょっとやりすぎじゃないのか、と思っていたので、彼女の気持ちが分かるというのは本当だ)が、今回のことで少しでも変わるとしたら少なくとも子供にとっては良かったのかな、とも思う。とりあえず自分がどう思われるかより子供が幸せであることが大事ではあるけど、やっぱり親のフォローってのもかなり大切な仕事だよな、と些か複雑な気分で帰宅。
2014.06.27
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最近のウォークマンは「通話できないスマホ」と化しているが、愚息の通う学校ではゲーム機ケータイスマホiPod同様使用禁止になっている。とはいえそういうものを持ち歩くのが今時の中高校生。校内でこっそり使っていて先生に見つかり没収されるのはよくある話。という訳で愚息も先日やらかしてウォークマンを没収され、反省文を書かされ親からの一筆ってのも夫が書く羽目になった。それから半月後、再び先生に見つかって没収の憂き目に遭い、正直ざまーみろ、と思ってしまった私なのだが、今日担任の先生から電話がかかってきた。大変恐縮しつつ話を伺うと、今回没収の経緯と、いつ愚息に物件を返すべきかを親御さんに相談したい、とのこと。「いや正直言って先生にずっと預かっていただいて一向構わないのですが」「そうですね、返しちゃうと夏休みにまただらしないことになるかもしれないですからね」「そうなんです、それが私も心配で」(ちょっと困っている母演出)「私は1学期いっぱいお預かりしようと考えていたんですが」先生マジー(゚∀゚)!!??やったね、ちったあ困ってみろってんだ馬鹿者が。愚息が泣き言言おうと何だろうと「先生がそうおっしゃった、先生が預かっている」で終了だー、ヒャッハー♪くっそめんどくさい屁理屈こね回して文句いう奴をばっさり切れる(・∀・)wktkとついうきうきしてしまったのだが、「先生の仰るとおり、それがいいと私も思います。それでは先生にご迷惑かとは思いますがどうぞよろしくお願いいたします」と猫を20枚ぐらいかぶって返答。また没収されたら、今度は私が没収してフォーマットして自分で使うことにする予定(´∀`)
2014.06.23
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今日は出先で外食しよう、という話になり、夫にどこがいいかと聞かれた。なぜかカツ丼が食べたくてかつやに行こう、と提案。無事カツ丼を食べてきた。夫はソースカツ丼も結構好き派、私は玉子とじ>ソース派。丼ものはもともと何であれ結構好きな食べ物のひとつ。親子丼、天丼、うな丼、天津丼、牛丼、豚丼、海鮮丼、玉子丼、木の葉丼(ただし中華丼は美味しいとは思うがそんなに食べたいと思わない)。ただ丼ものってさくさくかき込めることもありつい早食いになってしまう危険な食べ物だとは思う。さて数ある丼もの中で、自分が好きなのって何だろうと考えてみた。結果、ベストスリーでいくとカツ丼、天丼、海鮮丼の順である事が判明。帯広名物豚丼は次点。カロリー的にはかなりヤバいと思いつつ、食べる機会があったらついつい食べてしまう魔性の食べ物だ。カツ丼って結構手間のかかる料理だと思う。とんかつを揚げて、それを親子丼みたいにつゆで煮て玉子でとじるという二重の手間。それ言うならカツカレーもそうか。カレー作ってとんかつ揚げて、だもんね。そもそもカツ丼はとんかつ用の肉が無いと作れないが、普段から豚ロース肉の切り身が冷蔵庫に常備されているという家はそれほど多くは無いはずなので、当然とんかつ用の肉を買いに行くことが前提となる。気軽に思い立ったらうちにあるもので作れる、というものではない。だから庶民的な食べ物のようでありながらご馳走感漂うんだよね、子供の頃カツ丼ってとんかつ以上のご馳走だったよ。天丼も好きだけど、衣がべちゃっとしていたり具が寂しかったりすると一気に興ざめになるので案外難しい。カツ丼に比べて失敗がはっきり目に付きやすい食べ物であるのがカツ丼の後塵を拝している一因なんだろうなあ。さて皆さんはベストオブ丼は何ですか?
2014.06.22
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どういう訳か一応「ロサンゼルス」ということになっているが、どう考えてもLos Angelesというよりは戸狩村とか津南という雰囲気。どこか他の国の大きな町の郊外、家が点在する山裾の村を歩いている。食事のためかそれとも何だかよく分からないが何か用があったのか、丸太小屋に入った。そのあたりは夢なので何やらもにょもにょしている。外が妙に騒がしくなったので何事かと小屋の屋上(丸太小屋なのに何故か屋上がコンクリート打ちっぱなし)に上がって見ると、山の方から得体の知れない黒くて大きな動物が2頭猛然と、というかどすどすとこっちに向かって駆けてきた。大きさはどっちも牛ぐらいある。自分のいる小屋のあたりまで来たのでよくよく見ると、熊かと思ったらどうも狼のようだ。しかしあのしなやかな野生動物のリアルな狼ではなく、よく絵本に出てくるマンガみたいなイラストみたいな戯画化された二頭身の狼。漫画的とはいえ牙もあり、がうがうと吠えながら小屋に飛びついてくる。滑稽な見た目とは違って奴らはどうやら本気で獰猛な狼をやっているらしい。高さがあるので彼らが自分のところまで飛び上がってくる心配は無いが、こんなのが小屋の周りにいつまでもうろうろしていたらイヤだなあ外に行けないじゃんどうするんだこれ、と思いつつ、がうがうと大きく開いた口の中が妙に赤いことに感心している。
2014.06.21
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当地の小学校は(中学校もだろうか)6月に入ると問答無用でプールの季節になる。プールの授業は1学期の間だけなので、要するにプールの季節と梅雨が完全にシンクロしているってことだ。結果、しばしば雨でプールの授業が中止という羽目になる。これ、子供たちはがっかりなんだけど、実は先生(とおそらく女子中学生の大半)はほっとしている人が多い。小学校のプールの授業は着替えに手間取る等諸々の要素があり1コマでは済まないので、ぶち抜き2コマ。プールのある日は時間割もいつもと変わる。露天プールなので、プールの授業がある=ほぼ日差し浴びまくり状態。子供たちとプールに入るのもほぼ必須。しかも安全に配慮しなければならないので、結構気も使う。もちろん水シャワーも浴びねばならない。若手の体力のある先生はいいが、正直私のような年だとプールのあとは恐ろしく消耗する。この時期はまだ本格的な暑さにはなっていないので、プールの水を入れ替えたりオーバーフローさせたりすると一気に水温が下がる。また気温がそこそこ高くても、風はまだそれほど温度は上がっていない。だもんで、プールの水は結構冷たいしプールから上がっても風に吹かれれば寒く感じるほどでさぶいぼが立つ。そこそこ脂肪を蓄えたおばちゃんが寒いと思うぐらいだから、体の小さい痩せた子などはプールに浸かる前、水シャワーを浴びた直後からがたがた震えたりしている。水に入れておくと唇がとんでもない色になっていたりするので、よく観察して水から上げてやらねばならない。7月に入って天気のいい日だとさすがに結構暑くなっていて寒いと感じることはあまり無いが、6月は無理がある気がする。雨が多くてプールに入れない日も結構あるし。息子が5年生の頃だったか、結局プールには1回しか入れなかった年があった。なんか6月よりも2学期に入って半月ぐらいまでの間の方がプール日和が多いような気がするんだけどなあ。台風も来るけどさ。どうして2学期はプールの授業が無いんだろう。自分が小学生の頃、学校にはプールがあった。北海道なのに露天。もちろん本州のように6月にプールなんてとてもとても。7月もかなり厳しかったはず。でもとんでもなく冷たいプールに入った記憶はある。一体何回ぐらい入ってたんだろう、年に1回か2回ぐらいだったのかもしれない。あまりにも学校のプールが使えないせいか、学校から歩いて20分ぐらいのところにある室内プール(冬はスケートリンクになる)に1年に2回ぐらい行ったのを覚えている。その時は午前中いっぱいそのプールで過ごしていた。そこで水泳大会なんてのもやったなあ。今も母校の小学校にはプールがあるが、温室のような建物の中にプールがあって、露天プールよりはかなりマシになっていると思われる。かつて通っていた室内プールもとうの昔に取り壊されて、学校から歩いて行ける温水プールももう無い。中学校にはプールが無く、高校にもプールは無かったが高1の夏に新設された。高校ではプールの授業に参加する女子が極端に少なかったなあ(私は参加組)。さて、明日は職場はプールの日。正直入れない天気であることを祈っちゃったりしているが、どうやら入れそうな予報が出ているので諦めて地獄のシャワー浴びてきます。
2014.06.18
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といもいさんの日記の写真、タイ料理店のテーブルマット?みたいなのにタイ料理の解説があって、ラープの説明がものすごく大雑把でちょっとウケた。和え物といえなくもないけどさー、なんつーか和え物からはいろいろ距離ありすぎって感じか。ビールがビアラオってのもタイ東北部のイサーンから地続きのラオスってことは、その店ってイサーン料理が売りなんだろうか。ラオスの特殊料理といえばヘンプスープが思い浮かぶが、さすがにそれは出さないんだろうねえ。ところで私が個人的に好きなタイ料理はガイヤーン、ソムタム、ラープにカオニャオとイサーン料理に偏っている。妊婦時代にタイ東北部を旅行した時、イサーンど真ん中のウボンラチャタニで史上最強に美味いガイヤーンを食べたのだが、その店はたしか地球の歩き方ではなくロンリープラネットで見つけたんだった。通りの名前がそのまま店名になっているようなイージーな名前の店。ウボンの町の北の方、運ちゃんには英語があまり通じないけどとりあえずトゥクトゥクに乗って店名を連呼し、何とか無事たどり着いた。店先ではもうもうと煙を上げながら、煙で目を真っ赤にしたおっちゃんが炭火で魚や鶏肉を焼いている。すごくいいにおい。ガイヤーンを中心に焼き物が売りなので、目が赤くなろうと焼かない訳にはいかないのか。こざっぱりした店内で、とにもかくにもガイヤーンとラープとソムタムとカオニャオのゴールデン定食をオーダ。ガイヤーンがしつこくなく甘くなく、でも香り豊かでものすごく美味かったので、他の料理の印象が霞んでいる。ラープもソムタムも結構美味しかったはずなのになあ。以来、あれほど美味しいガイヤーンにはお目にかかっていない。コラートでも地元では有名らしい町外れのガイヤーンの店に行ってみた(店の外に結構高級な車が何台も停まっていて大繁盛だった)が、味はウボンのには及ばなかった。そういえばウボンの公園の屋台で食べたソムタムがこれまた最強に美味しくて辛かったなあ。町は小さいし街中の観光資源もそんなに無いし、外国人もほとんどいないような静かな町だったけど、とにかくご飯の美味しい町だった。今も夫との間でウボンのご飯は語り草になっている。あのガイヤーンの店、まだあるのかなあ。
2014.06.17
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このあたりの用水の取水口が開くのは存外遅く、5月半ば頃。5月下旬に用水路清掃、6月頭から順次田に水が入り、6月中旬には田植えがほぼ終わる。今はまだひよひよとした苗が水面からちょこんと顔を出している程度なので、これから7月上旬ぐらいまでは夜になると田の水が月や道路の明かりや車のライトを照り返し、夜の暗さに田んぼだけがうっすらと明るい不思議な光景が見られる。かえるの声が賑やかで、時折野太いウシガエルの声が遠く混じって聞こえる。梅雨の中休み、日中は暑くても夜はまだ涼しく、夏至間近で夜は短い。子供でなくなって久しいが、それでもこの時期の気持ちのいい気候は夏休みを待望する子供の頃の記憶にリンクし、何となく明るい気分になる。梅雨の無い北海道とよく言われるが、何かの拍子で長雨が続いて肌寒い日が何日も続く年が時々ある。そういう年は残念ながら冷夏になることが多かった。高校生の頃だったか、ひと夏ついに半そでの服を着る機会が無かった年があった。あの年は農作物にもずいぶん影響が出たと記憶している。6月の本州が梅雨の時期、北海道で天気も良く暖かい日が続くと、夏らしい夏(とはいえ真夏でも熱帯夜になったことは無かった)が期待できて何だかうきうきしたものだった。寒冷地に住んでいると夏は貴重な季節だった。旧盆が明けると太陽の高さが低くなり秋の気配が一気に濃厚さを増して2学期が始まる。昨今の日本の暑さはずいぶんえらいことになっているのは重々承知しているけど、それでも夏が近づくとつい楽しい気持ちになってしまうのは元道民だからなんだろうか。
2014.06.16
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だいぶ前の日記になんかもやもやする知人のことを書いた。その知人(以下もやもや氏)を含む仲間はいまだに付き合いがあり定期的に飲み会がある。メンバーは子供がらみの仕事での付き合いで知り合った関係なので、同じ地区かつほぼ同年代。アルコールが入ると自分語りがパワーアップする人で、以前の日記をアップした後今に至るまでの間もやもや氏が語っていたこと。→は自分が密かに心中突っ込んでいたセリフ・バイト先で知り合った一回り年下の彼氏と半同棲、でも子供が大事だし若い彼の将来を考えて別れた →子供のこと考えたら男を家に引っ張り込むこと自体マズいんじゃ・飲みに行った時年上の男の人から言い寄られたけどそういう関係になりたい訳じゃなかったから断った →そもそも2人だけで夜飲みに行くって、子供じゃないんだからそういう下心前提だって知らない訳無いと思うけど・前の夫がどうしようもない男でそのお母さんもとんでもない人だったから別れた →べつの方面の人からは、もやもや氏の方にもいろいろ問題があったと聞いた。実際子供の親権も実はもやもや氏じゃなくて前夫が持っているし、前夫はちゃんと養育費も払っていて真っ当にやっている。・職場から辞めてくれって言われた、不当解雇 →バイト先の人間関係でもめ、結局原因になったもやもや氏が問題だからって聞いたなあとまあいろいろ何じゃそりゃ、なことはあったけど、小学校を卒業した後は息子が違う中学に行ったこともあってもやもや氏と直接関わりあうことも無くなり、飲み会の自分語り以外で彼女の動向を知る機会は無かった。先日久々に飲み会。もやもや氏の子供自慢自分語りは相変わらず健在で、何となく無口になる私他数名だがもちろん本人は気付いていない。その席で彼女は「最近こういう仕事も始めたの~、なんかあったら連絡して」と名刺とチラシを配り始めた。曰く「神霊教育メンタルカウンセリング」なんとかかんとか。 →・・・やっぱりダメだこの人。こういう場所で普通こういうもん配るか?「なんかあったら」って、もしあったってもやもや氏にだけは相談したくねえよ。他のメンバーは好きなんだけどなあ、この人だけがガンだ。この仲間との付き合い今後どうすっかなあ。それから数日後。その飲み会の中心メンバー(もやもや氏じゃない。Aさんとしよう)とたまたま話す機会があってしばらく雑談していた時のこと。「ねえ、こないだもやもや氏が名刺配ってたじゃん、あれ風任さん、どう?」「あー、あれってどういうことかよくわからないんだけどさ、絶対相談しないよ私なら」「やっぱそう思うよね、あれ、もやもや氏そこらじゅうで配ってるんだよ」「そこらじゅうって?」「学校の保護者とかPTAとか地区役員とか、なんかとにかくそこらじゅうにばらまいてる」「だってあのチラシ正直なんかヤバい気がするんだけど?あれ配ってんの?」「ねえ、カウンセリングって普通知り合いなんかに頼まないよねえ」「これ仕事って言ってたんだからお金取るんでしょ?てかあんな怪しい妙な文言書いてる人には金払えないなあ」という話から始まり、もやもや氏の近年の状況を聞いた。実はここ1、2年もやもや氏の言動が急速に図々しくかつ鬱陶しいものになっていること、「子供が一番大事」が口癖でありながら地区役員の男性と不倫関係になり、相手の奥さんが子供連れて家を出たこと、そのくせ相変わらずあちこちに首を突っ込んでかき回していること、そういう人と一緒に何かやってて自分も同類だと思われたりしたら商売にも関わりかねない(Aさんとこは地元密着型自営)ので、今後の付き合いをどうしたらいいか考えていること、などなど。話を聞いていると、もやもや氏に対してあまりいい感じを持っていない人は私やAさんだけではないことが判明。「不倫の話は地区ではすごい評判になってみんな知ってるよ(そらそうだ田舎で狭い社会だからさもあらん)、風任さん知らなかったの?」「あー、それは知らなかったねえ、ほら中学校からは地区とはほとんど関わりなかったからさ、まあでも前から男出入りの自慢はしてたじゃん?だから驚かないけど、向こうの奥さんに訴えられたりしたら騒動になるねえ」「それで応えるような人ならいいんだけどね、結構平気なんじゃないかな。今後飲み会とか、もやもや氏に声かけるのどうしようと思って」そのAさんにもやもや氏は割と頻繁に接触してきてるらしいんだけど、彼女の家はここら辺じゃ顔が利く一族だから、利用しようと思って近づいているのかも、と勘繰ってしまう。もしや彼女の夫に接近を図ってるのか?とつい想像が悪い方へ。なんか以前からのもやもやが結実した(笑)っていうか、年とともに育っちまったのかねえ、とも思うのだが、こういう人物評価に関する勘みたいなのって案外馬鹿にできない。何かイヤだな、と思うのってちゃんと理由があるんだなあ。それにしても次回以降の飲み会、もやもや氏の処遇はほんとにどうしたらいいんだろうねえ。
2014.06.14
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JA直売所に行くと、きゅうりやトマト真っ盛り。露地物じゃないのが多いけど早いねえ。キャベツもそろそろ最終段階なのか、大量に積んであった。次回買ってこよう。でっかいパセリの束を見つけたので、タブーリを作ろうと思い立って購入。トマトは贔屓の生産者さんのをゲット。茄子やズッキーニ、ピーマン、玉ねぎも地元農家のを購入。カラーピーマン(普通のピーマンと同じサイズ)だけは宮崎産のもの。とはいえうちにはタブーリに必須のクスクスもひき割り小麦も無い。細いパスタをぼきぼきと短く折ってさっとゆで、クスクス代わりに使うことにした。きゅうり、トマト、玉ねぎ、わけぎ、たっぷりのパセリをみじんに切ってパスタと混ぜ、オリーブ油、塩、レモン汁、にんにくちょっぴり、胡椒を投入してよーく混ぜる。ミントは無かった(こんなことなら勤務先の校庭の隅っこに勝手に生えているミントをちぎってくるんだった)ので割愛。パセリが苦手な夫や息子もよく食べましたとさ。パセリのクセが和らいで食べやすい。夏の味だなあ。冷製パスタのソースにもいいかも。ついでにラタトゥイユも作った。いろんな作り方で試した結果、煮込み時間短め、味濃いめ、少量のベーコンを味出しに入れ、汁気を極力少なくしたラタトゥイユが男性陣には最も好評だったので今はこの作り方がデフォとなっている。今回はにんにく、玉ねぎ、ベーコン(長いベーコンなら1枚。ウィンナー1本とかでもOK)、ズッキーニ、茄子、カラーピーマン、ピーマン、トマト。ベーコンまでの材料を多めのオリーブ油でじっくり炒めて、ベーコンが軽くかりっとしてきたらズッキーニからピーマンまでを時間差で次々投入しながら炒め、油が回ったらトマトと塩胡椒、醤油小さじ1ぐらいを入れ蓋をして5分。あとは蓋を取り火を強めて汁気を飛ばし、味を見て整えれば完成。ワインとかコンソメとか一切入れない。味付けは炒める時のオリーブ油と塩、トマト、胡椒、醤油のみ。たくさん作ってハンバーグやパスタのソースなどに使いまわしたりしている。でまた写真撮ってないよ(汗
2014.06.10
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今年は鰹が不漁だという話はそういえばどうなったんだろう、確かにこの時期としてはあまり店頭に並んでいる感じがしないし、あっても生は高い。夫は鰹がそれほど好きではないが、私は大好き。息子も嫌いではない。今シーズンもどこかで鰹の刺身かたたきをぜひ食したいと思いつつ高値もあって控えていたが、今日はスーパーの特売になっていたので、夫には悪いけど大きめの1冊(背側)で購入。茗荷、青ねぎ、新玉ねぎ、大葉、しょうがをたっぷり刻んで、厚めに切った鰹にこれでもかとのっけてポン酢醤油をかける(明日から仕事なのでにんにくは控えた)。アスパラガスとエリンギのバター醤油炒めも初夏の味。田んぼに水が入って元気一杯のかえるの大合唱がいつの間にか始まっていた。めんどくさいこともいろいろあるけれど心晴れることもあり、まあこんなもんだよね、とひとりごちつつ食事の支度が終わる。かえるの声を聞きながら鰹が美味いって感じられるのは幸せだねえ、まあいろいろあってもいつかは何もかもが終わるんだよねえ、永久にどうにもならないことなんてそうは無い(原発の後始末なんかは別として)とも思ったり。鰹の刺身の皿の最後に残った、ポン酢に浸ってぐったり気味の薬味の野菜をさらえながら、そういえば私は鰹本体より薬味の方が好きなんじゃないか疑惑があるんだったなあ、薬味野菜って美味しいなあ、となぜかちょっと元気になった。好きなものを楽しい気分で美味しく食べるのって精神衛生にも良いんだねえ。食事って大事。
2014.06.08
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雨で学校行事がひとつ中止になり、そのおかげで今日は急な休みになった。ラッキー、とは思ったが、今後も体力勝負になりそうな行事があれこれあって、帰宅後気合の入ったご飯を作る根性が残っていないかもしれない。そこで雨止みの後買出しに行って作った作りおきアイテム。ポテトサラダ(定番だね、800ccのタッパーいっぱい)豚コマ団子のケチャップソース(20個弱)牛丼の素(今日の夕食用)あさりのしぐれ煮にんじんしりしりとりあえず主菜先行型で。主菜も副菜もちょっと作るのに時間がかかるものを作っておいた。あとは簡単なサラダやおひたしや和え物と汁物で献立が整うように準備。昨今作りおき料理が結構流行っているようで、「つくりおき」がタイトルに入っている本がずいぶん増えた。やっぱり働く人が多くなって、みんな忙しいんだよねえ。作りおきがあると確かに普段が楽になる。とはいえ、自分も忙しい時に備えるとか弁当作りの時間短縮のためにある程度作りおきはするけれども、作りおきにあまり頼るのもどうかと思う。例えば緑の野菜は作りおきには入れない、が正解かと思う。作りおきにすると2日もたてば色も悪くなるし、この時期は足が速くなるので傷んでしまう。そのつど料理する、あるいはせいぜい前日に下茹でだけしておく、ぐらいにしておくのが無難だと思う。ポテトサラダのきゅうりも同じ。水が出て味が落ちるし傷みやすくなるので、作りおきならきゅうりは入れない(ので今回作ったのも入れてない)。それからいくら「作りおき」とあっても、やっぱり保存に関しては過信は禁物。作って何日も経ってから使うより、せいぜい2、3日のうちに使いまわしてまた新しい料理を作った方が料理をおいしいまま食べられる。保存が利くとしても日が経てばやはり味は決定的に落ちる。料理は保存するためではなく食べるためにあるのだから、さっさと食べるのが食材に対する礼儀だろう。なので、作りすぎは禁物。2、3回も使えば無くなるぐらいの量がいいと思う。ごちゃごちゃ下ごしらえとか仕上げとかやりながらふと思った。やっぱり30年以上ご飯作ってると数種類のメニューの同時進行とかいろんな料理がほぼ同時に出来上がるとか、あんまり考えなくてもできるようになっているもんだなあ、と。なんていうのかね、こういうのってやっぱり慣れなんだろうねえ。
2014.05.21
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10日ぐらい前にすっ転んでできた脛一面のあざがいまだにくっきりはっきりぶどう色のままな上に、一昨日は履き口が少しきつめの靴下を1日中はいていたら、口ゴムの形に新たな鬱血ができて大変みっともない状態に(;゚Д゚)正座すると痛いのでできないし。こんなのがすぐ治らないなんて、気持ちだけは若いつもりでもやっぱり体は年齢相応。「子供の運動会の親出場競技でもんどりうってすっ転ぶパパ」状態であることを肝に銘じないとなあ。JAの直売所で野菜を買ってきた。お目当ての生産者さんのトマトをゲット。ルッコラもほうれん草と見紛うばかりの立派なのを購入。そして破竹。これは毎年メンマ風の味付けで炒め煮にする。出る期間が短いので、出たら買っとかないと次に行ったらもう出てない、ということは破竹に限らずよくあるパターン。きゃらぶき用の野蕗も出ていたが、先日きゃらぶきを作ったので今回はパス。そういえば昔より更に野菜が好きになっているし、山菜も美味しく感じるようになっている気がする。食卓の上が全て植物性の物件でも、今や全く文句はない(が夫と息子は嫌がるのでやらない)。そのうち野菜どころか霞しか食わなくなって即身仏になるのかもしれない。野菜ばっかり食べてたんぱく質が不足し、栄養失調になるお年寄りも少なくないらしいが、それってわからないではない。肉って歯が悪くなってくると硬くて食べにくいし、魚は調理が面倒。卵と豆腐ばっかりって訳にもいかない。栄養学の知識もお年寄りみんなが知っている訳じゃないだろうし、年金暮らしに肉や魚は高いっていう事情もある。いいや野菜食べてれば大丈夫でしょ、と自己判断して、結果栄養失調になりやすいんだと思う。それにしても野菜ばっかりで特に困らないというあたり、やっぱり加齢で嗜好が変化するってのはあるんだろうねえ。バランスよく食べるよう気をつけようっと。
2014.05.20
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息子もそろそろ放置できる年代になり、というか放置するしかない年代になり、こちらとしても封印していた諸々の願望がじわりとにじみ出つつある。日本語教師という職業にはそんなに多大なニーズがある訳ではないし、国内だとたいてい大都市でしか仕事が見つからないため、都心部へ通うのにはちょっと距離がある田舎町住まいの身だと躊躇してしまう。しかし海外で暮らすことが苦にならなければ、日本を出ると何かしら活路があったりはする。そういう仕事をたまたま久しぶりに検索して、かなり血が騒いでしまった。中国での日本語教師の大変ではあったけど楽しかった日々が思い出され、半年とか1年じゃなくて、何だったらずっと行きっぱなしでも、などとつい暴走する。言うだけ番長の息子の相手とかだんだん窮屈になる諸々にいい加減嫌気が差したら(今でもかなり差しているが)、さっさと海外逃亡して日本語教師やっちゃおかな、1人で知らない国での生活楽しいだろうなあ、食事はとりあえず屋台とかね、などと想像するだけでぐふぐふと笑いがこみ上げてきた。今すぐこの手を発動する気は今のところはないけれど、どうにもならない羽目になるようだったら最終兵器としてこの手を利用したるわ、ってことを頭の片隅に置いておけるだけで何だか気が楽になる。それにしても実行するしないはさておき、現実的な逃げ道考えておくのって大事かもね。最悪の事態を想定しての最終手段として海外で暮らすことをしばらくあれこれ考えてると、実際ものすごくガス抜きになったよ。
2014.05.17
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若田さんが無事地球に帰還してご同慶の至りである。前に観た「ゼロ・グラビティ」がまだ強烈に印象に残っている。絶対的な孤独感とか、目に見えるのに手が届かない恐怖とか、何とか繋いだ希望が崩れる絶望感とか、ほんのすぐそこに死が見えてきている状況に自分が直面しているかのように感じる、とても優れた映画だ。この10年で考えると自分の中ではベスト3に入る映画。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ゼロ・グラビティ 3D&2D ブルーレイセット 【初回限定...価格:4,689円(税込、送料込)とまあそんな映画を観たおかげで、若田さんがソユーズに乗って宇宙ステーションから離れていく時のソユーズ側から撮った映像を見た瞬間、突然恐ろしく息苦しく感じてしまった。突然宇宙ゴミが雨のように降り注いで宇宙ステーションやソユーズを破壊するんじゃないか、ソユーズ機内から酸素が漏れて気を失いかけるのでは、地上のラジオ電波がノイズのように聞こえてくるんじゃないか、などなどいちいちいろんな想像をしてしまって精神衛生上よろしくない。息苦しいといえばやっぱりチベット高原に行った時かな。普通に歩いているのに体が動かないとか呼吸が荒くなるとか、やっぱ富士山の高さ超えるとえらいこっちゃねえ、とチベット高原に行くたびに毎度思うのだった。あの体験があるからなおさら映画で空気が無い息苦しさをリアルに感じてしまったのかもしれない。てことはあの息苦しさも宇宙空間ほどじゃないけどちょいゼログラビティ気分かな、重力はもちろん全然ゼロじゃないけどね。
2014.05.15
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先日息子が数学で小テストの追試を受けてきた。小テストで追試を受けること自体は初めてじゃないし、そもそもたいして成績がぱっとしない奴なので特に驚かないが、追試を受ける条件というのがなかなかシビアだった。「今まで8回ぐらいあった小テストで80点以下を2回以上取った者」だとか。学年の半分が受けていたというからなかなか楽しいが、自分が高校生の頃も物理で赤点が大量発生して物理選択者の7割が追試になったこともあったのでまあそんなもんじゃろ、と思う。てか学年の半分は免れた追試に参加する時点でお前さんの成績は半分以下ってことだよね、と言うともごもごと口ごもってしまった。図星だな。中間テストが近いが、今日は成績優秀な友達数人と学校で勉強してきた、と言う。面子の名前を聞くと確かに息子より成績の良いメンバー。先生がうろうろしているフロアの教室でやってきたらしいのでそう悪いことも騒いだりもできず、それなりにちゃんと勉強してきたとかでご同慶の至り。それにしても普段は先生から成績に関して各種警告を受けているような友達とつるんでいるはずなのに、いったいどういう成り行きで成績優秀者と勉強することになったのかがよくわからない。というか息子の友人関係はどうも傾向とかパターンがあまり無くて、いまいち掴みきれない。意外に全方位外交タイプなのかもしれない。息子も中3なので母親が交友関係を把握できないのは当然ではあるが、遠くの男子校なんてのに通ってる分、余計分からないのかもしれないとは思う。しかし今のところ話題はもっぱらパソコンと学校の自販機のドリンクの評論で、ぼさぼさ頭に汚れが落ちきらない汚いワイシャツにボロいスニーカで通学しているところを見ると、特定の女子との交友関係がある可能性は低そうだ。あとは法律や校則に違反したり社会常識に極端に反するするようなことが無ければまあどうでもいいや、というのが結論。
2014.05.14
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すっごく感動したとか目新しいことが書いてあるとかいう訳ではないけど、そうだよな自分もこの手の職業の端くれにいる以上、こうあらねばならんよな、と読んで改めて思った本。【送料無料】教育幻想 [ 菅野仁 ]価格:842円(税込、送料込)サブタイトルがちょいと恥ずかしい感無きにしも非ずだけど、子供に何か教える立場の人はこの本に書いてあることをちゃんと肝に銘じておくべきだよなあ、というのが読後の感想。でもねえ、実のところは「人柄主義」の先生の方が親にも子供にも受けが良かったりするんだよなあ、人気取りだけじゃダメなんだけど結局分かりやすいところにしか反応してくれなかったり。先生のなり手が少なくなってるってのも分かる気がする。批判される教師がいるのも確かだけど、何かあれば仔細をちゃんと見る前にとにかくまず学校や教師批判っていう空気はいまだ色濃いし、いまや子供にも大人にも全方位的にちゃんと対応できないとやってけない仕事になってるし、熱意のある人ほど二進も三進も行かなくなった時の挫折感はでかいからねえ。それにしてもいまだに時々「日教組に洗脳された教師」とかいう言い方を見かけることがあるんだけど、日教組と利害関係の全く無い(てか入れてくれない。笑)チャラい非常勤の立場から現場を見ていて断言しよう。今の現場でちゃんとやってる先生(の方が多数派だ実のところ)は日教組の活動にのんびり関わっている暇は全く無い。会議や資料作成や子供や親への対応や研究会への出席やその他諸々の大量の仕事で授業にすら支障が出る始末。日教組の活動一生懸命やってる先生って、現場から離れて専業で組合活動している先生ぐらいだよ。組合の加入率も下がる一方(強制加入みたいになってるところもあるのは事実だけど、そういうところは団塊世代の大量退職以後激減している)だし、加入していても活動への参加は実のところめんどくさい、ってのが実体。「日教組の教師云々」って言ってる人、とにかく一度今の学校現場に入って1年間みっちり学級担任持って教師の仕事やってみるといい。日教組の活動どころじゃないってのが体で分かるから。
2014.05.13
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