空想世界と少しの現実

空想世界と少しの現実

出逢いは終焉への序曲



暗闇


誰か、私に気がついて・・・存在に、心の叫びに・・・

確かに此処に存在しているのに、どうして誰にも気がついてもらえない・・・

暗い孤独の深い闇から、明るい未来へ行きたいの。
その為には誰かの力が必要なのに。

私に気がついてくれる存在と、愛してくれる存在が・・・

どんな私でも愛してくれる、受け入れてくれる人がいてくれたならば、
私は光の中に旅立つ事が出来るの。

孤独の暗闇は、何処までいっても一縷の光さえ届くことすら拒絶するような、漆黒の闇色。次第に心を凍てつかせ、冷たく体を硬直させる。
なぜいつまでも、孤独のままで此処にいなければならないのだろう。

まるで生き地獄のような、この空間から誰も救い出してはくれない。そんなにも私は罪深い人間だったのだろうか。

私は天から見放された天使なのだろうか。救いを求めても、天は此処から救い出してはくれない。もうずっと此処から出してと叫び続けているのに・・・

とうに涙は涸れ果てて、声も掠れたまま。

だけど諦める事無く、毎日毎日掠れたままの声で叫び続ける。光に向かう為に・・・誰か私に気がついて・・・漆黒の暗闇から救い出して・・・



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