王さまの白い石

王さまの白い石

オペラとの付き合い



音楽とは全く縁のない私が、オペラに興味を持ったのは、やはりうちの旦那が買ってきてしまうCDを、もったいないから聞いていたためなのです。旦那も全く音楽とは縁のない通信技術系の研究者なのですが、とにかく分野を問わず本をたくさん読むので、その中には、CDを紹介しているものもあり、尊敬している作者がお勧めしているCDなどは、すぐ買ってきてしまうのです。

そんな中に、1951年バイロイトで録音されたクナッパーツブッシュ(こういう風に発音していいのかな)指揮のパルジファル四枚組のCDがありました。もう涙なみだのお値段だったので、しかもいつものことながら買って来ただけでセロファンもはがさず置いてあるので、私が聴くことにしました。さすがに退屈そうだから、家では聴かず、車のCDプレーヤーに四枚放り込んで、来る日も来る日も一年以上、車に乗ればパルジファルがかかっているという生活を送っていたのです。

すると、ある日、四枚目のトラック7のあたりで、なんだかいつも涙目になっている自分に気づいたのです。これは、何なんだろう。ドイツ語だし、ストーリーも何もわからないのに。
それで、図書館に行き、音楽之友社 ドイツ・オペラ下 ワーグナーを借りてきました。パルジファルについて書かれた山崎太郎さんの解説を読んでなんだか分かったような気になりました。そして、オペラの世界を解説してしまうような凄い人たち(山崎太郎さんは1961年生まれで旦那と同い歳)がいることがわかり、久々の恋にも似た気持ちでふらふらしたのでした。

その後、関西では有名な琵琶湖ホールにイタリアのフェニーチェ劇場が来たときに「椿姫」と「シモン・ボッカネグラ」を聴きにいくことができ、今は、とにかくいちばん安い席でいいからオペラをたくさんみたい、と念願してます。


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