TRIO GE-770 10帯域グラフィックイコライザー(1983年発売)
」だ。大型ディスプレイを装備し、各帯域の強度が視覚的に分かり易くグラフィカルにバー表示される。
TRIO GE-770 10帯域グラフィックイコライザー
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最近では、プロユース以外ではまったく見かけなくなったイコライザーだが、コンポーネント機器が支持されていた当時は、使ってみたい機材の一つだった。
■主な故障と原因
イコライザーの修理は初めてだ。自分で必要としないことと機械式接点が多用されているので、整備に手数がかかる事が手を出さなかった原因だ。動作品ということだったので何気に仕入れたが、やはり上記の不具合があった。
製造から年月を経た製品に不具合がない、ということ自体有り得ないと考えるのが自然だと思う。
分解は至って簡単。スライド式ボリュームが整然と配置された様は、壮観だ。不具合のあるボリュームは、左チャンネル側に偏っていた。基板から外してみると、破損していたり、カシメが緩んでいたりした。恐らくは、何かをぶつけたりして壊れたのだろう。
不具合のあるボリューム3個中2個は補修できたが、1個は破損していたため、部品交換するしか出がなかった。調べたところ特注部品らしく、同じ者は入手できないことが判明。
幸い同じメーカーで近いものが流通在庫で見つかり、これを調達。使用頻度の少ない32Hz(Lch側)帯域に取り付け直して修理した。
全てのボリュームとスイッチは、接点復活剤を使用して汚れを除去。それでも復旧しない部品は、分解して接点を研磨した。
電子基板をチェックし、半田付けの劣化を補修し、修理完了。動作確認を兼ねて使ってみると、なかなか楽しい。バーが音楽に合わせて上下する様に暫し見とれた。
さて、修理着手から交換部品調達、修理完了までは1ヶ月を要した。良い経験にはなったが、割に合わない。
修理の注文を除き、自主的に修理したいとは思わない種類の機器である。
--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---
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