音響機器修理「京とんび」

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2014年07月12日
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カテゴリ: DIY

【6月初旬】取外した後、水洗いできれいになった既設の ポリカーボネート波板 を改めて設置していく。 「 波板の張り方 」にも、外せない多数の施工条件があり、設計段階で全ての値を決めておく必要があった。

  例えば、「止め付けは、6山おき」、「重ね代は、2.5山」といった具合だ。設置場所の建屋や気象条件で変化する。

 波板の止め付けには、 若井産業 の波板専用ビス「 波座セット 木下地・アルミ兼用 トラス頭(仕様:Φ5×35mm:ポリカ製波座+ EPDM 製スポンジワッシャ+ ラスパート表面処理 の鉄ビス)」を選択した。

 結果、止め穴は、(日射等による波板の伸縮を考慮して)ビス径よりも、1-2mm大きくする必要があると言う施工条件に従い、「Φ6.5mm」とした。これは穴あけに電動ドライバーに取り付けて使用できる「 スターエム 六角軸波板キリ 」の製品仕様でもある。

 新規購入したこの波板キリは、刃先が滑らずに山に穴あけできて作業性が大変に良い。100箇所以上穴あけするので、買って損は無い一品だった。下穴なしでビスを直打ちするのは厳禁だ。遊びが無くなり、夏場に波板が波打つ原因になる。

SANY0073.JPG

 既設の波板だったので、古い穴が開いていた。これを塞ぐべきか事前に思案た。もちろん古い穴から、雨水が漏れ入らないかが心配だったからだ。

 結果的には、塞がずとも問題になる程の事態が無いことを、後日の雨天で実際に確認した。

 一方、 風の吹き上げによる波板の「まくれ破損」を防止するため、棟先と軒先とには「押え縁」を設置した。この押え材は、専用部材の市販が無いようだった。よって、強度があり、薄くて耐食性に優れた材料を条件とし、他部材を流用することにした。

SANY0076.JPG

 材質はアルミに決定。だが、安価で気の利いたアルミ材がホームセンターなどには無い。特にアルミに穴あけすることは、手間なので避けたかった。八方探索した結果、産業用電装で使用される「 DINレール(アルミ製) 」を選択、設置した。

 押え縁の威力は絶大。一山ごとにビスを打つよりも、固定効果が高いと思う。ゴミの引っ掛かりが、多少心配ではある。

SANY0078.JPG

 これでようやく波板の張り替えが完了。 張り始めれば、1日ほどで仕上げられた。下地に追加した桧材が、透けて丸見え状態。接合部が2本取りとなっているため、見場は今一だが、仕上がりは上々。

sany0082.JPG

 下から見上げるとこんな感じ。

SANY0085.JPG

 最後に雨樋に排水ホースを取り付けて完成。

SANY0114.JPG

 後日、太陽の熱線を遮るため、波板裏には、断熱アルミシートを設置した(冬場にカーペットの下に敷くあれです)。

 なお、 以前設置していた アルミプチ 」は、この用途には不適切だったようで、既に撤去した。アルミ蒸着層がプチプチから剥がれてしまったためだ。おそらくは、風のあおりによるプチプチの繰り返し変形が、剥がれの原因と思われる(もちろんメーカー指定外の用途で、自己責任での設置である)。







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最終更新日  2014年07月12日 17時12分41秒
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