音響機器修理「京とんび」

音響機器修理「京とんび」

2018年11月10日
XML
カテゴリ: 音響機器修理
今回の修理は、「​ AIWA CSD-NS1 CDラジカセ(発売日:2001/07/21) ​」だ。 本体(キャビネット)を木製として不要振動を抑制し、高音質化をはかった一台だ。先達であるSONY D-2010やD-3000、MD-7000のキャビネットに通ずる設計だ。
 同時に発売の姉妹機として、カセットテープデッキの代わりにMDデッキを搭載した「​ CSD-NS5MD ​」がある。
[アイワ CDラジカセ 本体:CSD-NS1、リモコン:RC-BAT-5]




■主な不具合症状と原因
  1. CD扉が開閉しない → 同部ゴムベルトの経年劣化
  2. CD再生不可 → CD光ピックアップの経年劣化
  3. カセットテープトレーが開閉しない → 同部ゴムベルトの経年劣化
  4. カセットテープ再生不可 → 同部ゴムベルトの経年劣化、ピンチローラーの経年劣化
  5. FM自動選局が不正確 → 経年による設定ズレ
■修理
 CD扉が開閉しない原因は、同部ゴムベルトの劣化と確認。これを交換して回復。



 CD再生不可の原因は、CD光ピックアップ(CDPU)の経年劣化と判明。これを交換して回復。因みにCDPUは「SANYO SF-P101N(16PIN) 」。



 カセットテープトレーが開閉しない原因は、同部ゴムベルトの経年劣化と確認。これを交換して回復。









 FM自動選局が不正確な原因は、経年による設定ズレと確認。当該コイルの調整で回復を確認。



 他、ハンダ付部の補修をはじめ、多数の修理・調整を行い、エージングを実施。作業を完了した。

カセットテープ や CD や MD を もう一度 聴い てみませんか

音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪

☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年11月10日 23時09分12秒
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:【機器修理】AIWA CSD-NS1 CDラジカセ(11/10)  
siot さん
修理したい物と同一な商品で助かった。
愛着もあるので廃品には忍びない、何とか再生できればとインターネットで
探していたらここにたどり着いた。
有難うございます。
(2018年12月10日 23時02分42秒)

Re:【機器修理】AIWA CSD-NS1 CDラジカセ(11/10)  
kurume さん
初めまして、お邪魔いたします。

同機種を所有していて、修理しようと背面ネジを全て外したのですが、ボリュームあたりで引っかかりがあり、外れません。隠しネジか、爪があったして、コツがいるのでしょうか?

修理の依頼では無く、ご相談なので、気が向けばご回答ください。よろしくお願いします。 (2022年10月02日 22時45分37秒)

Re[1]:【機器修理】AIWA CSD-NS1 CDラジカセ(11/10)  
kurumeさんへ
 こんにちは、京とんびです。

> ボリュームあたりで引っかかりがあり、外れません。
> 隠しネジか、爪があったして、コツがいるのでしょう
> か?

 その通りです。
前面の操作パネルの裏側にねじ2本でて電子基板が固定されており、これを取り外す必要があります。また、音量ツマミは手前に引き抜いて事前に外す必要もあります。
 全て取り外した後は、四方が電子基板に上方がCDユニットに囲まれたブロックがゴッソリと後方に引き抜けます。
(音量ツマミは事前に取り外せなければ、この時に自然と抜けるかも..です)

 同ねじの位置は音量ボリューム裏とそれに線対称の電源ボタン裏に位置します(計2本のはず)。
 このねじの取外しは本体後部から隙間を通して行うため、ロングドライバー(250mm以上。私は300mmを使用)が必要となります。
 ねじは位置も分かり難く、また取外しや取付けも隙間からケーブルや電子部品をすり抜けて行うために困難が伴います。このため、ドライバーに着磁するとねじが引っ付き作業し易いです。

以上、ご参考まで。楽しんでください。 (2022年10月03日 16時40分14秒)

Re[2]:【機器修理】AIWA CSD-NS1 CDラジカセ(11/10)  
kurume さん
京とんびさんへ

 こんばんは、早速のご回答ありがとうございます。突然の問い合わせにご丁寧な、ご回答くださり恐縮です。

ネジはボリューム側、背面からは左に20mm位のネジが1本で固定されていました。アイワの女工さんの作業工程としては、?がつくネジですね。サービスマニュアルが無いとほとんど修理不可の機種、音はいいのに廃棄される事が多かったかと推察されます。

いつもは40年ほど前のBCLラジオをいじってることが多かったのですが、気軽に聞けるラジカセがほしくていじっておりました。復活させてやりたいと思います。

今回は、ありがとうございました。    kurume


PS ラジオ弄りの動画をUPしております。よろしかったらご笑覧ください

https://www.youtube.com/watch?v=3m0kah_qtlY (2022年10月03日 22時04分21秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

京とんび

京とんび

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

音響機器修理

(159)

DIY

(147)

耐震補強

(19)

パソコン

(24)

自転車

(18)

子育て

(30)

気まぐれ

(114)

楽オク出品

(0)

コメント新着

やまも@ Re[4]:【機器修理】Victor RC-MD330 MDラジカセ(04/03) 京とんびさんへ 大変貴重なアドバイスあり…
京とんび@ Re[3]:【機器修理】Victor RC-MD330 MDラジカセ(04/03) やまもさんへ  こんにちは、京とんびです…
やまも@ Re[2]:【機器修理】Victor RC-MD330 MDラジカセ(04/03) 京とんびさんへ ご返信ありがとうござい…

バックナンバー

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

サイド自由欄

.

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: