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今回の修理は、「DENON D-MG55DV DVD/MDミニコンポ(発売日:2005/11)」だ。 バーチャルサラウンド技術を採用し、別売製品の接続で2.1ch/5.1chサラウンドシステムに発展可能。DVD再生からMD録音まで対応した、コスパの高い製品だ。 [DENON D-MG55DV DVD/MDミニコンポ]■主な故障と原因CD再生不可 → トラッキング用ピンオンギアの空転MD録音不可 → MD検出スイッチ接点劣化■修理 デノンやオンキョーは、音へのこだわりが実装にも現われているのか、往々にして分解に頭を使うことが多い。この機種も上下左右に電子基板を配し、限られた空間に数多くの電子部品を配置している。 分解してすぐに半田付けの劣化が目に飛び込んできた。どの基板にも同様の劣化が確認された。確認できる限りの半田付け劣化を補修した。 DVD/CDドライブに辿り着くには、全ての電子基板の取り外しが必要だ。DVD/CDは、TOC(目次情報)は読み込むものの、演奏に至らない症状。 よくよく確認すると、トラッキング用のピニオンギアが空転していた(初めての経験)。取り付けミスのようだ。回転軸の奥まで押し込むことで復旧した。 CD/DVDドライブユニットは、韓国の「RMC社製 RL-S87」だ。 ピックアップは恐らく「SANYO SF-HD62?」と思われる。 MDはドライブごとシャープ製。ピックアップは「SHARP HPM312S」 、ATRAC ICは「SHARP LR37816A」だ。 MD録音不可の原因は、「PROTECTED」が表示されることから、MD検出スイッチの接点劣化と推測。接点復活材の塗布で復旧を確認した。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年11月17日
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今回の修理は、「SONY CMT-PX5LTD MDデッキ搭載オールインワンコンポ(発売日:2000/10/10)」だ。先行発売のCMT-PX5をベースに、高音質にチューンアップした限定バージョンだ。 カーボン調ブラックボディを採用し、精悍さをアピール。また、スピーカーには、単品スピーカーにも採用される、口径12cmグラスファイバーコーンユニットを採用したウーハーを搭載し、音質特性を向上させているとのこと。[修理を完了したSONY CMT-PX5LTD] ■主な故障と原因 CDトレー開閉/CDチェンジ不可 → ゴムベルト劣化CD扉破損塗装はげ■修理 この機種は、十中八九、CDトレーが開閉できない故障を呈する。原因は、ゴムベルトの劣化だ。 上の写真の状態から、底板ごとCDチェンジャーユニットをごっそりと取外すことができる。 同ユニット後部にゴムベルトが位置している。これを交換するには、CDチェンジャーを手動で少々動かす必要があるが、箱根寄木細工の秘密箱よろしく、ゴムベルトに到達するまでに頭を使う。 CDピックアップは、ASSY(ユニット)になっており、ピックアップのみの部品割り当てはないようだ。 私も、この機種以外でお目にかかったことがないASSYだが、調べると2000年前後に発売のMXDシリーズ(CD/MD一体デッキ)に採用されているようだ。 因みにASSYの名称は「SONY BU-21」で、後ろには細かい枝番が付くようだ。 CD扉が破損し取れてしまった前面パネル(下の写真)を補修。 MDピックアップは、「SONY KMS-262A」 、ATRAC ICは「SONY CXD2662R」だ。 電源とアンプの基板に半田付け劣化が多い。他所も含めて全て補修。 スピーカーも前面パネルを取り除き、各ユニットをクリーニング。 傷の多かった本体ボディと、塗装はげが多かったスピーカー保護カバーのパンチグメタル部の再塗装を実施。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年11月10日
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今回の修理は、「SHARP UX-T7CL FAXコードレス電話機(1996年3月発売) 」だ。かれこれ17年間も、故障知らずで頑張ってくれている我家のFAXコードレス電話機だ。[SHARP UX-T7CL FAXコードレス電話機] ■主な故障と原因 送信原稿に縦筋が何本も入ってしまう → 原稿読み取り部(スキャナ部)の汚れ ■修理 子どもの成長とともに行事が増え、FAXを使うことも多くなったため、原稿読み取り部(スキャナ部)にごみや汚れが付いてしまう事も多くなった。 スキャナ部が、何とか手の入る箇所にあったので、都度汚れを拭き取っていたのだが、ついに取りきれなくなってしまった。 ここまで分解して表側に返すと、ボタン操作部を取外すことができる。 細長い黒棒状のスキャナ部を取外して確認すると、 やはり硬い黒い点々(インクなど)で所々汚れていた。無水アルコールでしっかりとクリーニング。 せっかく分解したので、各部を点検・清掃。 電源基板が電源用ICの発熱で変色していた。動作時最大110W、待機時5Wの電力を常時消費するので、17年間も電源を入れっぱなしにしていれば、このようなるだろう。そろそろ買い替えるた方が良さそうだ。 ともあれ、無事に復旧した。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年11月02日
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今回の修理は、「ONKYO K-511M クイックリバースカセットデッキ(発売日:1994年)」だ。 ノイズリダクションシステムとして「ドルビーBタイプ/Cタイプ」及び、高域特性改善システム「HX-PRO」を装備た、INTEC275シリーズのオートリバースカセットデッキだ。 [ONKYO K-511M クイックリバースカセットデッキ] ■主な故障と原因TAPE挿入扉開かず → ゴムベルトの劣化故障シャーシ底部の錆■修理 TAPEが挿入できないのでは、動作確認もできない。 原因は扉開閉用ゴムベルトの劣化だ。手を添えてやると扉が開閉することを確認。テープ再生等の動作も問題ないようだ。 さて、このベルトを交換するためには、一旦テープユニットを取外し、付帯する当該メカを分解する必要がある。 底部には少々の錆が発生。 飲み物を溢したりしたのだろう。 テープユニットを取外し各部を点検・清掃。 上記ゴムベルトを交換。 シャーシの錆を研磨。本来、シャーシは各部がアースを取るため、亜鉛メッキで導通が仕上げとなっている。よって、塗装はこのシャーシアースの妨げとならないよう、部分的に薄く仕上げた。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆e
2013年10月31日
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今回の修理は、「SANYO U4-W26 ラジカセ(発売日:不詳、内部基板に'91/8の印字)」だ。1980年台のTVコマーシャル「♫三洋~おしゃれなテレコ~♫ U4」のキャッチコピーで一世を風靡したラジカセ「U4」を型番に冠した一台だ。 [SANYO U4-W26 ラジカセ] 普及価格帯の機種だが、Wデッキに倍速録音やサラウンド再生など、充実した機能を装備している。 ■主な故障と原因 電池BOXの汚れ → 乾電池の液漏れ跡スピーカー保護のパンチングメタルに凹みと塗装はげ ■修理 機能的な故障は特になし。ボリューム類のガリ音もなし。やはり普及価格帯の機種は長持ちするのようだ。 今回は、オーバーホールによる点検・クリーニング・グリスアップが主作業となる。 内部には、経年相応の粉塵が堆積。 テープ部も特に問題なし。 2ウェイ4スピーカを搭載。いずれもサンヨー製だ。 ゴムベルトも交換の必要が無い。 テープスピードとアジマスを調整。 スピーカー保護のパンチグメタルを板金修正し、再塗装を実施。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月27日
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今回の修理は、「SHARP MD-Z5 MDラジカセ(発売日:1995年11月)」だ。 「MD STUDIO」のZシリーズで、MD-Z1、MD-Z3に続く3機種目の一台だ。 [SHARP MD-Z5 MDラジカセ] スピーカーには、北海道の高地に生息するチシマ笹の幼かん繊維を素材に新開発した振動板素材「HOROFINE(ホロファイン)」を採用。透明感のある音色で、高音域まで伸びのある優れた再生特性。個人的には、好みの音だ。■主な故障と原因 CD再生不可 → CD光ピックアップ故障■修理 大柄なボディ。スピーカーユニットも10cmコーン型フルレンジを搭載している。 CD光ピックアップは「SHARP H8151AF」だ。 既に発光していない。同系のピックアップをSHARP QT-K5から移植して復旧。 MD光ピックアップは「SHARP H8153AF」。SHARP MD-Z1のメカニズムと比較し、随分とすっきりした印象。特に問題はない。各部をクリーニング。 MDのATRAC ICは「SHARP LR37673」だ。 各部点検中に見事な半田付けの亀裂を発見。他の箇所も含めて補修して復旧。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月19日
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今回の修理は、「SHARP MD-Z1 MDラジカセ(発売日:1994年2月)」だ。 「MD STUDIO」のZシリーズで、発売年からすると、初号機種と思われる一台だ。AMステレオ放送に対応し、1994年のグッドデザイン賞部門賞も受賞している。 [SHARP MD-Z1 MDラジカセ] ■主な故障と原因 CD再生途中で止まる → ピニオンギア破損再生時に雑音 → 電解コンデンサの故障音量調整不可 → タクトスイッチの内部接点劣化■修理 さすが大型ラジカセ、10cmコーン型フルレンジスピーカーユニットを搭載し、ミニコンポ並みに低域を再生をしてくれる。 トランスは左部、チューナーは右部に配置。 上記以外のCDやMDユニットなどは、中央部にタワー状にレイアウト。 MD光ピックアップは「SHARP H8149AF」、ATRAC ICは「SHARP LR37681」だ。MD黎明期のユニットなので、部品点数も多く、まったりとした動きだ。特に問題はない。各部をクリーニング。 派手に液漏れした電解コンデンサを発見。周囲のトランジスタやコンデンサなどもチェックしたが特に問題はなく、水色の電解コンデンサのみが故障していた。交換。 CD光ピックアップは「SHARP H8134AF」だ。 これに問題はない。クリーニング。 CD再生が途中で止まる原因を発見。ピニオンギアに亀裂が入っていた。交換修理。 一方、タクトスイッチを交換することで音量調整は復旧。その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月15日
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一昨年、廃インク吸収材ボックスを交換修理した「brother MFC-410CN カラーインクジェット複合機(発売日:2004年8月頃)」が突然使用できなくなった。 「クリーニングできません」の表示。 分解して確認したが、廃インク吸収材ボックスは満杯にはなっていなかった。どうやら、以前の作業の 「91:PARAMETER INIT」では、インク廃棄カウンターがゼロにリセットされなかったようだ。 改めて根気良くインターネットを探すと、ハンガリー語のサイト(http://elektrotanya.com/)で、英語版のサービスマニュアルが見つかった(感謝)。 これに従い実施したのが、下記の手順だ。■パージカウンタ(インク廃棄カウンター)をゼロにリセットする手順自己責任で実施のことこの手順は、廃インク吸収材BOXを交換した場合にのみ実施するこの手順は、MFC-620CN,MFC-420CN,MFC-410CN,MFC-210Cで共通電源をオンにするキーボタン[機能][モノクロスタート][上矢印]を4回の順に押下し、メンテナンスモードに移行(表示部に「MAINTENANCE」の表示)テンキーから[8][0]と押下し、ファンクションコード80番を指定表示部に「PURGE:*****(*印はカウンターの数字)」が表示されるまで、[モノクロスタート]キーを(26回くらい)押下([上矢印][下矢印]キーでも代用可能)テンキーから[2][7][8][3]と押下し、パージカウンタをゼロにリセット(表示部に「PURGE:00000」の表示)[停止/終了]キーを押下し、メンテナンスモードの初期画面(表示部に「MAINTENANCE」の表示)に戻るテンキーから[9][9]と押下し、メンテナンスモードから離脱完了(電源をオフにしても良し)以上
2013年10月12日
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今回の修理は、「SONY CDH-101S CDリピーター(発売日:不詳(おそらく1993年))」だ。 英語教材(プログレスなど)のCD再生用プレーヤー(リピーター)で、「CD-ROM XA規格」に対応したCD-ROMコンテンツの、オーディオ再生に対応した機種のようだ。 もちろん、通常の音楽CDの生成にも対応している。 前にCDH-101、後にSDリピーターも発売されていたようだが、本機を含め、いずれも滅多にお目にかからないレアな機種だ。[SONY CDH-101S CDリピーター] ■主な故障と原因 CD再生不可 → CDレンズ汚れスピーカー出力不安定 → 音量ボリューム内の接点劣化■修理 スピーカー付きのCDウォークマンといった感じ。ただし、電池は使えず、ACアダプタ(DC 9V)からの給電が必須だ。 CDは、レンズ汚れのクリーニングで復旧。内外部もキレイな状態だ。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-331A」だ。1993年に発売されたCDウォークマン等に搭載されていたものと同じだ。 フルレンジのスピーカー(メーカー記載なし、8Ω、1W)が1個(モノラル出力)搭載されていた。因みにヘッドホン出力も装備し、こちらはステレオ出力。 音量ボリュームの接点が劣化しているようで、音量を上げるとガリガリ音の後、急に音が出た。接点復活材を使用し、概ね復旧。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを兼ね、音楽CDを連続4時間の試聴テストを行った。残念ながら、CD-ROM XA規格のCD-ROMはないため、こちらは未確認。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月03日
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今回の修理は、「DENON CDA-5.5K CDアンプ + TU-5.5K FM/AMチューナー + SC-E202 2ウェイスピーカー(発売:1996年)」だ。 高級ミニコンポ = ハイコンポ = DENONポイントコンポ「PRESTA(プレスタ)」シリーズの入門機的位置付けの一台だ。[DENON CDA-5.5K CDアンプ + TU-5.5K FM/AMチューナー][DENON SC-E202 2ウェイスピーカー] ■主な故障と原因 CDトレー開閉不能 → CDトレー開閉ベルト劣化。グリス劣化。電気二重層コンデンサ故障右スピーカー出力不安定 → メカニカルパワーリレー故障■修理 実はこのセットを入手した時には、MDデッキ「DMD-5.5」とカセットデッキ「DRR-5.5K」も付属していた。しかし、最善を尽くしたが、いずれも一部に機能的な不具合が残り、完全復旧には至らず、遺憾ながら廃棄処分とした。 残るチューナーデッキとスピーカーに故障はなく、クリーニングのみ。CDアンプは何とか修理できた。 CDアンプを分解する。 基板への部品集積度は普通だが、限られた容積に多数の部品を詰め込むため、基板6枚が箱状に設置されている。発売年から察するに、設計に3D-CADは用いていないと思われる。経験とカンと試作で、部品が干渉せぬよう設計したと思われる。その努力には敬意を表したい。 要所には、国産部品が多用されている。 CD光ピックアップは「SONY KSS-210B」。ゴムベルトを交換し、メカをクリーニング、グリスアップ。しかし、トレーの閉が弱々しい。 確認すると電源補助用の電気二重層コンザンサの容量が極端に低下していたので交換。CDトレーの開閉はOKとなった。 CDピックアップ調整用の可変抵抗器があり。問題ない範囲だったが、こころもち調整した。 右スピーカーの出力が、ある程度ボリュームを上げないとなされない。また、左スピーカーよりも出力が小さい。調査の結果、メカニカルパワーリレー(G5Z-2A DC24)の故障(内部接点の劣化寿命)と判明。 同じ形式のリレーは既に生産されていないため、同等のもの(G2RL-2A DC24)に交換した。ただし、寸法上の制約で元の場所には取り付けられなかったため、別途基板を用意し、配線を引き回すこととなった。 チューナーは特に問題なし。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整。動作確認と修理後のエージングを兼ね、連続24時間の試聴テストを行って完了とした。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年09月21日
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今回の修理は、「PIONEER PD-F51 CDプレイヤー(50枚+1枚 CDチェンジャー)(発売日:1994年)」だ。 BGMを終日流したい店舗などでは重宝な一台だ。 [PIONEER PD-F51 CDプレイヤー(50枚+1枚 CDチェンジャー)] ■主な故障と原因 CD再生できないの時が多い → CD取込ガイドの位置ずれ■修理 この手の不具合は、原因特定が難しい。どういった条件で不具合が発生するか、根気よく探す。 CD再生に失敗する時は、シャラシャラと回転音がある。一方、成功するとシャラシャラ音はない。どうやらCDのチャッキング不良だ。 ガイドフレームを取外して分解する。 CDメカ心臓部を取外し、手動で歯車を動かしてCDチャッキング動作を試みる。 原因発見! 隣接部品が干渉し、CDをチャッキングできない。部品位置がずれてしまったことが原因だ。 部品位置の修正のため、更に分解。 紺色フェルト部品(下写真中央)が問題のそれだ。CDを取り込む際にガイド役をしている。両面テープが劣化し、取り付け位置がずり下がっていた。 両面テープを取替え、部品位置を元に修正した。 CD光ピックアップは「PIONEER CMK-54XT(違うことが判明 → PEA1319)」 だ。問題はなく、レンズとメカをクリーニング。 シャフトを抜いてローリングラックを取外し、クリーニング。 続いてラックベースを取外すと、プラス1スロットインメカを取外せる。こちらも問題はないので、分解してクリーニング。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整。動作確認と修理後のエージングを兼ね、連続24時間の再生テストを行って完了だ。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年08月17日
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今回の修理は、「ONKYO CBX-Z1 CDチューナーアンプ(発売日:2006/11/30)」だ。 iPod再生に対応した一体型本格オーディオだ。大きさは、一般的なラジカセと同程度。ただし、可搬用ハンドルは装備しない。音は素直な印象で、低域もまずまず再生される。[ONKYO CBX-Z1 CDチューナーアンプ] ■主な故障と原因 CD取り出し不可 → EJECTスイッチ動作不良■修理 iPad再生に対応したラジカセ型デザインの筐体。既にTAPEもMDも搭載されていない。 ここからの分解には+1のロングドライバーが必要だった。 この時代のスロットインCDを搭載した機種は、製造をSHARPに委託しているようだ。 CDユニットを取外す。 CD光ピックアップは、「MITSUMI PXR-560X」だ。この時代のSHARP、ONKYOで見かける。特に異常はなく、メカクリーニングのみ実施。 操作スイッチは全滅。劣化して抵抗値が大きくなり、誤動作を生じさせていたようだ。タクトスイッチ全11個を交換。 半田付けの劣化を補修。その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年08月09日
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ダイナモブラケットを「ブリヂストン BKT-MTB」に交換した。 以前のフロントフォーク取り付け式のブラケットと比較し、こちらの方がVブレーキ台座に取り付けられるため、不測時にダイナモがホイールに絡まったりする危険性が少ない。 取り付けてあるランプは、昨夏に交換した「丸善電機産業 マグボーイ LED(MLC-1-GR2)」だ。1年経ったが、問題もなく今も快調だ。 ワイヤー式リモートレバーは、ブラケットと干渉するため撤去した。 ブラケットはステンレス製で錆びにくいが、付属ネジはユニクロメッキのスチール製なので、 1年も使えば錆が出てくるだろう。 実用度が一歩向上だ。
2013年08月02日
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今回の修理は、「SONY CFD-25 CDラジカセ(発売日:1993年)」だ。 普及機種然としたシンプルな機能が潔い一台だ。とは言え、昨今のラジカセよりも存在感のある作りだ。[SONY CFD-25 CDラジカセ] ■主な故障と原因 TAPE再録不可 → ゴムベルト劣化 左スピーカー音なし → 半田付け劣化 ■修理 機能がシンプルな分、筐体も小さく、作業時の取り回しがし易い。 その割にネジやケーブルの本数が多いのは、やはり年代の特徴なのだろう。 スピーカーは、接続ケーブルの基板側の半田付けが劣化し、亀裂が生じていた。それ以外にも半田付けの亀裂が多数確認され、結局ほぼ全ての半田付け箇所を補修することになった。 スピーカーは普及機らしく、エッジも紙製。普通の音しか鳴らないが、劣化にはめっぽう強い。このあたりは、高級機種とは対照的だ。 テープ部は、ゴムベルト2種2本とも劣化していたので自作して交換。磁気ヘッドなど、それ以外のパーツは至って健全。メカクリーニングのみ実施。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-210B」だ。これは普及機/高級機の別なく共通だ。こちらも健全。メカクリーニングのみ実施。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年07月25日
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今回の修理は、「Panasonic RX-ED707 CDラジカセ(発売日:1998年10月)」だ。 同社独自のコントロールパネル「コブラトップ」を搭載したCDラジカセ最後の一台だ。 [Panasonic RX-ED707 CDラジカセ] ■主な故障と原因 TAPE1/2とも再生・録音動作不良 → ゴムベルト劣化 バックライト不点灯 → ランプ球切れ■修理 分解は底面から行う。 TAPE駆動モーターの半田付け2箇所を取り去らないと、主基板が取外せないなど、少々分解が面倒な機種だ。 因みにCD光ピックアップは、「Panasonic RAE0152Z」だ。 同社はパーツ型番を部品に記載していないので、その確認作業に手間がかかる。 TAPEはゴムベルト3種4本が全て劣化(切れ、伸び、硬化)していた。それぞれ経路を採寸し、バンコードで代替品を製作。全て交換した。 コブラトップ部を取外す。 バックライトは特殊電球。シリコンゴム製のホルダーに納まっている。取り外すと、やはりフィラメントが切れていた。電球の両端には、8.75Vの電圧がかかっていた。 バックライトの色調と明るさを考慮し、赤色1個と黄色1個のLED計2個で代替修理。LEDの電流・電圧値を調整するため、抵抗器も追加する。これらを限られたスペース内にどのように取り付けるかに頭を使う。 各部クリーニングをし、組戻し、点検・調整して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年07月20日
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- お知らせ - 「SONY D-2010」の修理を多数ご依頼いただき、ありがとうございます。しかしながら、本機種のカセットテープ部とCDプレーヤー部の修理に必要な一部部品が入手不可の状態です。このため、当方で当該箇所の修理受託ができないことをお知らせします。 悪しからずご了承下さい。ただし、それ以外の「ラジオの選曲ができない」「天板ヒンジの破損」等の故障は、修理が可能です。■■■ --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年07月12日
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今回の修理は、「SHARP MD-F220 MDラジカセ(発売日:2001/6/11)」だ。MDLPと同グループ機能、CD-R/RW再生に対応した一台だ。 [SHARP MD-F220 MDラジカセ] 主な故障と原因 CD音跳び → CDレンズ曇り MD排出失敗する場合がある → MDメカのグリス劣化 ■修理 分解・メンテナンスし易い設計だ。部品点数も少ない。 上部のCDトレーを取外すと、CDユニットにアクセスできる。CDピックアップは、「SHARP HPC1LX」だ。CDレンズのクリーニングのみで復旧。 MDは、グリスが劣化してメカの動きが少し渋いようだ。MDの挿入排出に関わる可動部にグリスを再塗布することで、円滑に動作するようになった。 ATRAC ICは「SHARP LR37816A」、 MDピックアップは「SHARP HPM-312」だ。 念のため、MDの挿入排出に関わるセンサーに接点復活材を塗布した。 各部クリーニングをし、組戻して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年07月11日
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今回の修理は、「アイワ CSD-EL300 CDラジカセ(発売日:2000/5/1)」だ。 語学番組や音楽番組の録音、目覚まし代わりに利用するなど、実用的な機能をすっきりデザインでまとめた一台だ。 [アイワ CSD-EL300 CDラジカセ] ■主な故障と原因 FMロッドアンテナ欠損 → 交換修理テープ再録不可 → ゴムベルト劣化■修理 ともあれ分解。 センターに各機器と基板が集約された設計。 テープは、ゴムベルト2種中1種が見事に破断。これを交換して復旧。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-213F」だ。この年代、他社が「KSS-213C」を使用する中、アイワは標準的にこのタイプを使用していた。恐らく、レンズ上に防塵シャッターがあるため、埃に強いことが理由だったのだろう。 一方、FMロッドアンテナは、根元のヒンジから先がぽっきりと折れて欠損していた。根元は再利用し、ヒンジから先の部分を補充した。 各部クリーニングをし、組戻して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年07月06日
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今回の修理は、「ソニー ZS-M37 MDラジカセ(発売日:2000/11/21)」だ。 広がり感のある「パノラマサウンド」とゲーム再生ポジションを装備した一台だ。 リッチになったゲーム音楽を意識した設計仕様が時代を映している。 [ソニー ZS-M37 MDラジカセ] 機能仕様や内部構造を見ると「系譜 ZS-M30 → ZS-M35 → ZS-M37」と発展してきたようだ。 ※【訂正】ZS-M3xシリーズは、「ZS-M35 (発売日:1999/10/21) → ZS-M30 (発売日:2000/10/21) → ZS-M37 (発売日:2000/11/21)」の順に発売されていた。 ■主な故障と原因 CD再生不良 → レンズ汚れ■修理 CDレンズが曇っていた。これをクリーニングすることで、無事に復旧。 「パノラマサウンド」を実現するために搭載された2Way4スピーカー。通常再生でも、なかなか良い音で再生してくれる。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-213C」だ。 MDピックアップは「SONY KMS-210B 【訂正】KSM-260B」、ATRAC ICは「SONY CXD2662R」だ。 各部クリーニングをし、組戻して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年06月30日
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今回の修理は、「SHARP SD-FX10 MDラジカセ(発売日:2003/10/6)」だ。当時流行した1ビットデジタルアンプを搭載した、Auvi(アウビィ)シリーズの一台だ。 [SHARP SD-FX10] このシャープの1ビットデジタルアンプは、△Σ1ビットデジタルアンプと称している。近所迷惑にならない程度の音量でも、音の解像度が高く、透明感のある音が個人的に気に入っている。 ■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップの故障■修理 従来主流のアナログアンプからデジタルアンプに変更したことで、小型化を実現している。内部もすっきりとした構造だ。 CD光ピックアップに発光がない。これを交換することで復旧。 CD光ピックアップは、「SANYO SF-P101N」だ。 MDピックアップは「SHARP LHPM312S」、ATRAC ICは「SHARP LR37816A」だ。 各部クリーニングをし、組戻して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年06月28日
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今回の修理は、「Victor UX-F70MD ミニコンポ(発売日:2001/6/1)」だ。 前年に発売されたUX-A70MDの後継機で、小型でシンプルなデザインを継承した一台だ。 [Victor UX-F70MD] ■主な故障と原因TAPE動作不良 → TAPEのメカ不具合とピンチローラーの劣化操作スイッチ誤動作 → 操作スイッチの劣化スピーカーとヘッドホンへの出力不良 → 出力段トランジスタの半田付け部劣化■修理 コンパクトにまとめてあるため、分解は立体パズルを解く感じで、ちょっと頭を使う。 スピーカーとヘッドホンへの出力不良は、出力段トランジスタの半田付け劣化が原因だった。放熱器が付けてあるものの、繰り返し熱応力が働くため、半田劣化し易い。 CDピックアップは、「Victor OPT-725B1」だ。 前面パネルも分解してクリーニング。 MDピックアップは「SONY KMS-260E」、ATRAC ICは「SONY CXD2662R」だが、メカと制御基板はビクター独自だ。 TAPEはゴムベルトとピンチローラーを交換するも不具合に改善なし。 ユニット丸ごとを交換したところ、正常を確認。そのまま交換した。 ビクターのこのTAPEユニットは、ピンチローラーのみの部品の割り当てがなく、磁気ヘッドと一体化した「ヘッドマウント組み立て(1,500円-税別-)」としてのみ供給されている。 しかし、磁気ヘッドがもったいないので、同サイズの同社製ピンチローラー(300円-税別-×2個)で交換している。 操作スイッチは、劣化して電気抵抗値が大きくなったため、ICが押されたスイッチを正しく判断できない状態になっていた。すべて同種の交換。 ただし、新しいスイッチの方が0.5mm高かったため、基板取り付けの際、基板に下駄を履かせて高さ調整した。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年06月23日
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今回の修理は、「Panasonic SC-NS50MD ミニコンポ(発売日:1997/2)」だ。5CDチェンジャーとMD、カセットテープを搭載した、多機能なオールインワンミニコンポだ。現在では、このような機種は発売されていおらず、正常動作するものは、貴重な一台だ。[Panasonic SC-NS50MD ミニコンポ] 既にメーカーでは、修理を受け付けてくれない年代の機種だ。 思い出のある機種で、何とか修理できないかと依頼を頂いた一台だ。■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップの劣化 MD挿排誤作動 →接続ケーブル(FFC)端子故障音が異常に小さく、音量調整不能 → トランジスタ故障■修理 非常に分解し易い(組み立て易い)機種だ。 MDユニットは、初めて目にする形式だ。恐らくユニットごとSONY製と思われる。 同ユニットを点検するも問題はない。両端子とケーブルを確認したところ、ケーブル(FFC)端子が一箇所折れ曲がり、コネクタ側とのと接続が断になっていた。慎重に端子の折れを補修し、MDは正常に復旧。 出力系のトランジスタが2種各1個、故障していた。いずれも製造中止のため、特性の近いトランジスタで代替交換する。 2SC2001K(下の写真)は、2SC2120Yに交換。 2SB1238Q(下の写真)は、2SB1181Qに交換。 CDはレンズ清掃で音が戻ったものの、再生が安定せず、CDピックアップを交換することにした。 CDチェンジャーユニットを裏返す。 CD制御基板とCDピックアップトラバース部を幾つかの半田付けとねじを取り除いて分離する。 保守交換用のCDピックアップトラバースは、品番が「RAE0152Z-1C」に更新されていた。 クリーニングしながら組み戻しをし、調整と動作確認を繰り返し、復旧完了。 ■変更履歴◎2014/03/16 交換後のトランジスタの型番に誤記(2SC1181)があったため、正しいもの(2SB1181)に修正 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年06月16日
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今回の修理は、「CASIO WVA-300 ソーラー電波腕時計(発売日:2001年11月)」だ。2001年に発売された、世界初のソーラー電波腕時計だ。「時刻調整が不要!、電池交換も不要!」と喜んで入手したが、4年目くらいで充電能力が低下し、実用不能となった。[CASIO WVA-300 ソーラー電波腕時計] 当時、最寄の時計店で修理の相談をしたところ、7千円ほどの見積額に修理を断念し、8年ほど書棚に放置保管していた。■主な故障と原因針が一切動作しない → バッテリー残量不足による節電動作(正常動作)ソーラー充電してもバッテリーが充電されない →充電池(二次電池)の性能劣化(寿命)■修理 この機種は、既にメーカーが修理受付終了している。もう処分しようかと思い、今一度インターネットを検索したところ、二次電池の交換修理事例を多数発見。二次電池も手頃な価格で入手可能とのこと。修理に挑戦した。 裏蓋を外すと、ボタン電池ホルダーがある。一般的な腕時計と大差ない。二次電池に貼付のシールには、「指定電池に交換後、指定箇所をショートしてリセットせよ」との旨の説明書きがある。 二次電池(Panasonic CTL1616)は、Amazon.comで入手(約1400円)した。このような保守部品は、日本国内では一般に流通していないので、本当にありがたい限りだ。 新品と交換し、先の説明書きに従ってリセットを行い、裏蓋を閉じる。丸一日、直射日航の下で充電させると、無事に復活。多機能を面白がって、息子が使っている。 しかし、この二次電池の寿命も、4年後の2017年であることに代わりはない。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年06月04日
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本格的な夏を前に、屋根裏に集中させていたネットワーク系の機器を移設した。と言うのも、このところの暑さで、ケーブルモデムの転送能力が低下する症状が出始めたためだ。 屋根裏に機器を集中させてこれまで、転送速度の低下を体感したことはなかった。しかし、4年目の今年、初めて速度低下を体感。夏場は50度を超える室温環境。機器の劣化も加味すると、今夏は熱暴走によるネットワークダウンを免れないと予想した。 従来はこのような状態で設置。 これを2階の階段室に移設する。天井板にケーブルを通す通線穴を開ける。 機器を取り付けるための木板を設置。 予算があれば、「情報盤」を設置したほうがスマートだ。 屋根裏から機器を移設。 防火のため、通線穴はパテで遮蔽。 目隠しパネルを吊り下げて完了。 階段室は暑くても40度以下。これで上記の予想の対策とした。
2013年05月26日
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今回の修理は、「Panasonic RX-MDX55 MDラジカセ(発売日:2001年9月上旬)」だ。操作性に配慮し、「JOYコントローラ」を採用た一台だが、それが良いか否かは賛否のあるところだ。 [Panasonic RX-MDX55 MDラジカセ] ■主な故障と原因押下式スイッチ類動作不良 → タクトスイッチの接点劣化 ■修理 裏側からねじを外すことで分解できる。 主基板を取り除くと、MDユニットが現れる。 前面パネルには、スピーカーユニットとバスレフダクト、操作スイッチ基板が配置されたいる。ここと上面の押下式スイッチ(タクトスイッチ)を全て(16個)交換し、復旧。 CDピックアップ(Panasonic RXQ0704)とメカもクリーニング。 MDピックアップ(Panasonic RAF1701A-KIT)とメカもクリーニング。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年05月18日
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今回の修理は、「SONY SRS-VS5 アクティブスピーカーシステム(発売日:2001/11/21)」だ。「バーチャルホンテクノロジー」により、スピーカー2本だけで臨場感あふれる多チャンネルサラウンド音場を再現。また、2ch音源から5.1ch音場を作り出す「ドルビープロロジックII」を搭載するなど、気軽に5.1chを楽しむことができる一台だ。[SONY SRS-VS5 アクティブスピーカーシステム] デジタル音楽プレーヤーを接続しても、迫力ある音で再生してくれる。 ■主な故障と原因音量増減時に僅かにガリ音 → ボリューム接点の汚れ ■修理 DVDプレーヤーが搭載されていないことを除けば、中身はDVDコンポと同じ内容だ。 右用スピーカーには、電子基板が格納される。各種音信号処理や操作系、入出力系がまとめられている。 DC-DC変換部を取外す。 主要基板を取外す。 信号処理は全て専用ICが担っている。 これに対して音量調整には、調整用モーター付きのアナログ式ボリュームが採用されていた。リモコンで操作すると調整用モーターがボリュームを機械的に回転させ、音量を調整する仕組みだ。バブル期のAV機器では、よく使われていたものだ。 機械式ボリュームは、使っていなくても時間経過で電気接点が劣化する。今回は、ボリュームの隙間から接点復活材を垂らし込むだけで、ガリ音は解消した。 続いて左スピーカー部。こちら側には、AC-DC変換部が納められている。粉塵を掃除し、点検。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年05月04日
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今回の修理は、「SHARP QT-MPA10 メモリーオーディオシステム(発売日:2006/6/10)」だ。 SDカード等のメモリーカードには対応していないものの、FM/AMラジオを手軽に内蔵メモリーに録音できるのは便利だ。ただし、タイマー録音にはACアダプタが必須だ。 [SHARP QT-MPA10 メモリーオーディオシステム] ■主な故障と原因左スピーカー出力なし → 内部接続ケーブルの半田付け劣化ファームウェアが古い(Ver.1.18) → Ver1.19に更新■修理 発売直後に不具合が数件発生したようで、初期に購入した利用者の評価は芳しくないようだ。現在でも無償修理を受けることができるようだ。メモリーオーディオシステム<QT-MPA10/MPA5>ご愛用のお客様へのお詫びと無償修理のお知らせ本体ファームウェア更新のお知らせ 本機は、無償修理済みで、ファームウェアのみ更新の必要があった。上記お知らせの説明に従い、最新のVer.1.19に更新した。 更新作業には、別途WindowsパソコンとUSBケーブルが必要だ。 分解する。機械系のユニットはまったくないため、内部は比較的シンプルだ。 筐体後部側には、電源、ラジオチューナー、DA/AD変換、各種アンプ、入出力インターフェースが取り付けられている。 右スピーカーの出力がない原因は、ケーブル接続部の半田付け劣化だった。スピーカー自体には問題ない。半田付け部を補修して復旧。 筐体の前部側には、スピーカーとともに操作部と表示部が取り付けられている。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年04月29日
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今回の修理は、「KENWOOD AX-D7 システムコンポ(発売日:2005/11/30)」だ。DVDに対応し、2本のスピーカーで仮想サラウンド再生も可能な、何気に多機能・高音質な一台だ。 [KENWOOD AX-D7 システムコンポ] プリアンプ(写真上)とパワーアンプ(写真下)が別筐体となっている。 ■主な故障と原因DVD/CD再生不可 → 光ピックアップの故障■修理 プリアンプ筐体側に、DVDやMDユニットが搭載されている。DVDを確認すると、レーザー発光がなかった。 DVD/CDユニットを取り外す。 DVD/CD光ピックアップは、「KENWOOD IDP-200A」だ。交換で無事に復旧。 MDユニットも取り外してクリーニング。ユニットごとソニー製だ。MD光ピックアップは「SONY KMS-260E」、ATRAC ICは「SONY CXD2664R」だった。 スピーカーもクリーニング。ついでにスピーカーユニットも取り外して確認。 ウーハーユニット。 ツイーターユニット。サラウンドユニットは取り外し難かったので断念。未確認だ。 パワーアンプ側もクリーニング。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年04月24日
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今回の修理は、「DENON DMD-80 MDデッキ(発売日:不詳)」だ。検索してもほとんど情報がない。MDLPに対応していないので1999年以前、使用部品から推測するに、恐らく1997年か1998年の発売と思われる。 [DENON DMD-80 MDデッキ] ■主な故障と原因なし ■修理 幸い故障箇所はなく、 点検と分解・クリーニングが主な作業だ。 MDユニット(シャープ製)を取り外し、クリーニング。 ATRAC ICは、「SHARP LR37646」。 MD光ピックアップは、「H8153AF」 。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年04月13日
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今回の修理は、「AIWA(SONY) AWP-ZP5 ミニコンポ(発売日:2004/09/01)」だ。 アイワがソニーに吸収合併された後、"AIWA"ブランドで発売されたミニコンポで、めったに見かけない希少機種だ。[AIWA(SONY) AWP-ZP5 ミニコンポ] 前面にUSB端子を2ポートも装備するが、USBオーディオとしては利用できない。背面のUSB端子でパソコンと接続し、USBハブとしてのみ利用可能という、レアな仕様だ(パソコン用外部スピーカーとしての利用はできる)。■主な故障と原因CD取込不可 → 駆動用ゴムベルト劣化、部品はずれ CD再生不良 → トラッキング用ピニオンギアに亀裂 押下式スイッチ誤動作 → タクトスイッチの接点劣化■修理 筐体の金属カバーを外すと、直ぐにCD取り込みメカが現れる。オールプラスチック製でギアを多用した機構だ。 CD取り込みユニットを取り外すと、劣化した駆動用ゴムベルトを確認。これを交換するとCDを取り込むようにはなったが、所定のチャッキング位置まで取り込めない。しだしにメカが誤動作を始めた。 思い切って分解して確認。手動でメカの動作を確認した結果、部品の一部が外れかけていることが判明。この部品を所定の位置に戻すことで復旧した。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-215C」が使用されていた。 CDメカをクリーニング中、手動でトラッキングさせると妙に動作音が大きい。 点検すると、トラッキング用ピニオンギアに亀裂を確認した。KSS-213Cのメカのものと共通部品であったため、手持ち品と交換して復旧。 押下式スイッチは、そのほとんどが誤動作する状態。スイッチの接点劣化による電気抵抗値の増加が原因だ。 全てのタクトスイッチを交換して復旧。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年04月06日
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今回の修理は、「PIONEER PD-707V CD/CDVプレーヤー(発売日:1988年)」だ。 パイオニア自慢のLD映像再生ICを搭載したCD-V再生機能を有するCDプレーヤーだ。[PIONEER PD-707V CD/CDVプレーヤー] この時代のCDプレーヤーは、まだまだ「独自技術」が投入され、他者との差別化を図っている。 ■主な故障と原因CDス再生不可 → CDレンズ汚れCDトレー開閉不良 → 開閉検知センサーの接点不良■修理 筐体(キャビネット)の分解は、ねじを外すだけだ。 ディスクの不要振動を抑えるパイオニアの独自機能「DISK STABILAER」の刻印が目に入る。 CDトレー開閉メカを取り外してクリーニング。真っ白のプーリーが経年劣化で黄色に変色している。 CD光学レンズが見事に汚れて曇っていた。クリーニングで復旧。六角形状のハニカムシャーシを採用し、構造的に強度を高めて不要振動を抑制と謳う構造。 電子基板は二段あった。半田付けの劣化を補修した。 CD光ピックアップは、LDのものを髣髴させる容姿だ。パイオニア製だと思われるが、型番は記載がなく不明だ。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年03月28日
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今回の修理は、「PIONEER XR-P760FG CDチェンジャー搭載ミニコンポ(発売日:1996年)」だ。CD25+1のCDチェンジャーと、ダブルTAPEを搭載したゴージャスなミニコンポだ。 こんな多機能ミニコンポは、今時販売されていない。コレクターには、貴重な一台だ。[PIONEER XR-P760FG CDチェンジャー搭載ミニコンポ] 既にメーカー修理を3度も経験しており、4度目は断られ、当方に依頼を頂いた。修理は結果的に予想を超える、かなりの大手術となった。■主な故障と原因CDスロットイン不可 → CDユニット支持用防振ゴムの劣化破損CDチェンジ不可 → 故障(1)に起因したメカトラブルTAPE-1扉開閉不可 → TAPE-1/2ともにゴムベルト(5本)の劣化TAPE-1再生不可 → バネ脱落各基板の半田付け部劣化 → 熱疲労破壊内部プラスチック固定部の破損 → プラスチックの経年劣化■修理 大事に使用されていた個体ではあるが、使用頻度が高く、古いため、各所の劣化が著しい。このため、主な故障箇所だけでも上記のように多数にのぼった。 まずは分解に手こずった。CDチェンジャー部を取り外すのに、かなり頭と日数を費やした。 CDラックの右側ヒンジと連動するリンクアームを外すことが分解の肝だった。分かってしまえばなんと言うことはない。 CDチェンジャー部とCDスロットインユニットが取り外せれば、前面パネルに設置されたダブルTAPEユニットは、簡単に取り外せる。 TAPEはパイオニア独自メカで、なんとゴムベルトが5本も使用されていた。これを交換しないことにはTAPEの点検すらできないので、思い切って交換。かなり交換し難い構造で、難儀した。 TAPE-2はゴムベルト2本、TAPE-1は3本だ。駆動モーターは1個を双方で共有する。 ゴムベルトを交換し、手回しで動作確認すると、案の定TAPE-1の状態が切り替わらない。 TAPEユニットを分解して確認したところ、 状態切り替え用のバネが外れていた。これを正常位置に戻して復旧。 内部プラスチック固定部の破損も多数あった。最も顕著だったのは、DC-DC変換用電源ユニットのブラスチック製廃熱口だ。この廃熱口は、同ユニットを固定する役割も担っている。これが、ブラスチックの経年劣化により破損。 熱融着と耐熱絶縁テープで補強補修した。 自走式CD取り込みユニット。汚れはあるが不具合はなく、クリーニングのみ。CDスロットインユニットも駆動系と検知センサー系を中心にクリーニング。 中に収められていたCDユニットを取り出すと、これを支持する防振ゴムが全て劣化破損し、同ユニットは脱落していた。これがCD系全ての不具合の原因となっていた。 この防振ゴムは既に入手不可。手持在庫から最も近い代替品を見繕って交換し、何とか復旧。因みにCDピックアップは「PIONEER CMK-54XT(違うことが判明 → AEA7004)」だった。一度交換されたのか、まったく問題はなかった。 半田付け部の劣化も、全ての基板に及んだ。この年代にしては多くはなかった。 その他もろもろの修理を行い何とか無事に復旧できた。しかし、 この類の機種が無事に修理できることは、劣化度合と交換部品の入手性から見て、かなり稀だろう。 結局、全ての修理を完了するのに、2週間以上を費やす大修理となとなった。かなり疲れたので、この類の機種の修理は、しばらく遠慮させて頂くことにしよう。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年03月21日
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今回の修理は、「SHARP MD-F250 MDラジカセ(発売日:2002/2/25)」だ。MDLPと音楽用CD-R/CD-RWの再生に対応した「MD studio(エムディースタジオ)」シリーズの一台だ。 [SHARP MD-F250 MDラジカセ] ■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップ故障TAPE動作不可 → 部品多数欠損MD録音終了時に異音発生 → MD光ピックアップのホームポジション検知センサーの劣化■修理 この年代の機種、特にシャープのこのシリーズは、分解・組み立てがしやすい。分解すると直ぐにCDとTAPEユニットにアクセスできる。 TAPEユニットは、ピンチローラーなど、多数の部品が欠損している。恐らく、カセットテープが取り出せなくなり、強引に取り出したときに欠落してしまったのだろう。幸い同系のTAPEユニットがあったので、こちらから欠損した部品を流用して修理した。 CDは、レーザー光が確認できない。CDピックアップを交換し、論理調整を実施すると無事に復旧した。因みにCD光ピックアップは、「SHARP製 HPC1LX」 だ。 各基板を確認すると、半田付け劣化が多数確認できた。全て補修した。 MDは録音終了時に異音発生があった。録音が完了し、MD光ピックアップがホームポジションに戻ったとき、それを検知するセンサーが劣化し、正しく動作していないようだ。 このMDユニットはシャープ製(MD光ピックアップ「HPM312S」、ATRAC IC「LR37816A」)で、検知用に5個ほどの各種マイクロスイッチが使用されていた。 問題のマイクロスイッチ(検知センサー) の導通を確認すると、抵抗値が大きい。接点部に接点復活材を流し込み、導通を回復させることで復旧した。念のため、他のマイクロスイッチも同様に修理した。 筐体や各部も分解・洗浄。組み上げて修理完了だ。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年03月09日
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今回の修理は、「DENON D-A03 システムコンポ(発売日:2001年8月)」だ。 短い奥行きで、シンプルなデザインと高音質を実現した「ラピシア」シリーズの一台だ。[DENON D-A03 システムコンポ]■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップ故障一部スイッチ誤動作 →スイッチ接点劣化CDトレーカバー割れ■修理 設置面積が少なく音も良いので、個人的に好きなシリーズだが、分解には少々"コツ"が必要だ。分解は、筐体を前後部に分割するのだが、噛み合わせ部にシームテープが貼られており、少しずつ力を入れながら分けていかないと、分割が覚束ない。 分解できれば、後はユニット単位で修理ができる。 後ろ半分には、電源ユニットとスピーカーシステムが設置されいる。 前半分には、主基板、CDユニット、表示部、操作部がある。 電源ユニットには、多数の半田付け劣化があることが多い。点検し、全て補修する。 CDピックアップは、「SHARP HPC-3LX」だ。 国内での入手が困難なパーツだ。今回はレーザーの発光が確認できなかったため、交換修理した。 MDユニットは、丸ごとシャープ製だ。 MD光ピックアップは「HPM312S」、ATRAC ICは「LR37816A」だ。 MDユニットは、CDやTAPEユニットより密閉度が高いため、粉塵による汚れが少ない。レンズと磁気ヘッドを中心にクリーニングする。 今回はこれで無事に復旧。ただ、最近は修理が完了できないケースが増えてきた。CDが所定の性能が出ないのだ。どうやら、いずれのケースでもCD制御基板のICに故障があるようで、CDピックアップを交換しても修理が効かない。 当方は個人診療所と同じで、高価な診断機器を所有していないため、これ以上はお手上げで、修理を断念することにしている。ICも入手できないしね。追記(2014/10/21) 交換テスト用に使用していた同CD光ピックアップの一部に故障があったことが判明。正常品に交換することで、無事に復旧することを確認した。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年03月02日
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今回の修理は、「TRIO KT-3300 FM/AMラジオチューナー(発売日:1975年)」だ。 「♫ス・テ・レ・オ・、ト・リ・オ~♪」のキャッチコピーを懐かしく思い出す。 会社は、トリオ→ケンウッド→JCVケンウッドと時代とともに変遷し、今日に至っている。本機種は、そんなTRIO(トリオ)全盛期の一台だ。 [TRIO KT-3300 FM/AMラジオチューナー] ■主な故障と原因操作レバーの曲がりFMステレオインジケーター不点灯 → LED故障スイッチ操作時の雑音 →スイッチ接点劣化■修理 チューナー修理に必要な高価な測定器を持ち合わせていないため、基本的に耳に頼った。80時間ほどエージング使用したが、 上記以外の大きなは問題かった。 各スイッチには、接点復活材を塗布。表示部の劣化した防塵スポンジとFMステレオインジケーター用LEDを交換。 一通りクリーニングして完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年02月19日
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今回の修理は、「SONY CMT-J500 MDミニコンポ(発売日:2002/06/21)」だ。 pepzシリーズだが、検索しても余り情報が出てこない希少機種だ。 [SONY CMT-J500 MDミニコンポ] 修理依頼を頂き、対応させて頂いた。■主な故障と原因CD再生不可 → トラッキング用ピニオンギア破損 ■修理 目にする機会の多い「SONY CMT-M333NT(発売日:2002/11/21)」と比較的すると、中身はほぼ同じだ。 CD光ピックアップは、「SONY製 BU-30」だ。ほとんど見かけないピックアップで、CDメカとCD制御基板が一体化されており、MD並みにユニット化されている。 CD再生不可の原因は、トラッキング用ピニオンギア破損(亀裂)だ。このユニットに特徴的な故障の仕方だ。亀裂により歯のピッチが開き、ギアが回転できなかったようだ。 ピックアップ側のラックギアにも破損があったため、正常なユニットとそっくり交換した。 一通りクリーニングして完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年02月15日
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今回の修理は、「TEAC MD-H100 アーネスト MDレコーダー(不詳(おそらく1997年))」だ。 素直な印象の正統派MDデッキだ。先に掲載のTEAC CR-H100とは一連のアーネスト100シリーズだ。[TEAC MD-H100 アーネスト MDレコーダー]■主な故障と原因外装汚れ■修理 機能的に不具合は無かった。無い外部のクリーニングが主な作業となる。 MD光ピックアップは、「SONY製 KMS-260A」 だ。 ATRAC ICは「SONY製 CXD2652AR」だった。 一通りクリーニングして完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年02月10日
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今回の修理は、「TEAC CR-H100 アーネスト ミニコンポ 発売日:不詳(おそらく1997年)」だ。 アルミ製ヘアーライン仕上げのフロントパネルが美しい高級感ある一台だ。[TEAC CR-H100 アーネスト ミニコンポ]■主な故障と原因CD再生不良 → CDレンズ曇りスピーカー(右)出力不安定 → プリントパターン配線剥離操作スイッチ動作不良 → スイッチ接点劣化■修理 CDを再生しないときがあったり、突然右スピーカーから音が出なくなったりと、不安定な状態だ。内部はかなり込み入った設計。 電子基板が立体的に固定接続されている。案の定、接続部の各所で、半田付けの劣化が散見された。もちろん全て補修対象。 スピーカー(右)出力が不安定な原因は、同端子が基板に取り付けられている箇所のプリントパターンが剥離していた(撮影し忘れ)ことが原因だった。恐らく、同端子に強い外力が働き、剥離したものと考えられる。バイパス配線を行い、半田付けを補修して復旧。 CD光ピックアップは、定番の「SONY製 KSS-213C」 だ。レンズが曇っていた。曇りの原因は、タバコのヤニ。金属シャーシにも茶色くヤニが付着しているのが分かる。 タバコやお香などの煙は、機器のあらゆる隙間に入り込み、全てをヤニでコーティングしてしまう。粘着性があるため、埃やチリなどを付着する。ヤニは、光学機器には大敵だ。 可能な部品は分解して全て脱脂洗浄。できないものはアルコールなどでヤニを拭き取り。クリーニングには、かなりの手間が必要となる。 CDを出し入れするメカは、ONKYOと同様のものだった。 電子基板の各所で、電解コンデンサーの液漏れ跡を発見。 全て交換。 メモリーバックアップ用に直付けのニッケル水素二次電池(3.6V 40mAh)が使用されていた。 「GP40BVH×3」の表記。1.2Vボタン型二次電池を直列に3個接続した組電池で、1000円以上もする高価なパーツだ。幸い機能していたので、今回は交換を見送った。 今回の修理はかなりの手間を要したが、何とか使用できる状態に復旧できた。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年02月03日
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今回の修理は、「ONKYO FR-V3 ミニコンポ発売日:1999年」だ。古い機種だが、ONKYO製ということもあり、現在でもオークション取引が多い機種だ。 [ONKYO FR-V3 ミニコンポ] ■主な故障と原因MDディスク取り込み不能 → 挿入検知スイッチ接点不良CDトレー開閉不良の修理 →挿入検知スイッチステー折れ、ゴムベルト劣化■修理 CD光ピックアップは、ベストレラーの「SONY製 KSS-213C」 だ。CDレンズが曇っていたのでクリーニング。メカもクリーニング。 CDトレー開閉用のゴムベルトが劣化して伸びていたため、モーターが空転していた。これはゴムベルトを交換して復旧。 CDトレーは引き込まれるようになったものの、勝手に出てきてしまう。調べるとCDトレーの「閉」を検知するスイッチのステーが折れていた。補修して復旧。 MD光ピックアップは、「SONY製KMS-260B」だ。MDディスク取り込み不良の原因は、挿入を検知するスイッチの接点劣化だった。分解して接点を研磨して復旧。こちらもレンズとメカもクリーニング筐体や各部も分解・洗浄。組み上げて修理完了だ。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年01月26日
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今回の修理は、「SHARP MD-F230 MDラジカセ(発売日:2002/9/25)」だ。MDLPと音楽用CD-R/CD-RWの再生に対応した「MD studio(エムディースタジオ)」シリーズの一台だ。 [SHARP MD-F230 MDラジカセ]■主な故障と原因CD再生不良 →CDレンズ曇り■修理 この年代になると配線数がぐっと少なくなり、分解・組み立てもやり易い。 この個体は、内部への粉塵侵入が少なく、良い環境で使用されていたようだ。 CD光ピックアップは、「SHARP製 HPC-3LX」 だ。CDレンズが曇っていただけで、クリーニングで無事に復旧。 メカをクリーニング。 MDはユニットごとSHARP製だ。MD光ピックアップが「HPM312S」、ATRAC ICが「LR37816A」だった。 こちらもレンズ、磁気ヘッド、メカをクリーニング。 筐体や各部も分解・洗浄。組み上げて修理完了だ。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年01月15日
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いっこうに景気が上向かないようだ。新しい政権は、国債で借金をし、20兆円規模の公共事業を実施することで経済成長を上向かせ、好景気を取り戻したいようだ。 ふと思ったのだが、この状態は、若さを取り戻したいと躍起になる自覚の無い、いや認めたくない年配者・高齢者に似てはいないだろうか。 氾濫するサプリメントのCMや巨額な高齢者医療費を見れば明らかだ。 健康を維持することに依存は無いが、年齢不相応の「若さを取り戻す」ための努力は、明らかに不自然だし、無駄な努力だ。決して若さは戻ってこない。 古今東西の別なく、歴史を振り返れば、常に新たな価値観へと時代は移ろう。現在の日本は言うに及ばず、世界はそろそろ新たな価値観に基づく時代に移ろうとしているように思える。 私は、自然の摂理に従い素直に老いて寿命を全うし、希望ある子どもたちに未来を譲りたいと思っている。
2013年01月08日
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本年も宜しくお願いします。
2013年01月02日
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年末恒例の注連縄作り。今年もが作ってきてくれた。 難しいところは、近所のお年寄りに手伝ってもらうそうだが、6年生ともなると随分と上手になるものだ。 今年は、玄関への取り付けも、息子が一人でやってくれた。彼の成長が嬉しい。では、皆さま良いお年をお迎え下さい。
2012年12月31日
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今回の修理は、「SANYO PH-PR810 WカセットCDラジカセ(発売日:1992年)」だ。バブル景気直後に発売されたバブルラジカセの普及機種だ。 [SANYO PH-PR810 WカセットCDラジカセ] サブウーハーを搭載し、普及機種ながらバブルラジカセらしく重低音が響く一台だ。■主な故障と原因CD再生不良 →CDレンズ曇りCD扉開閉不良 → ヒンジ破損 電池動作不可 → 乾電池液漏れによる電池ボックス端子腐食■修理 バブルラジカセの割には、接続コードの数が少なめだ。が、やっぱり多い。 上位機種では劣化の多いカセットデッキのゴムベルトやピンチローラーだが、普及機種では「生きている」場合が多い。本機体も早であった。材質が劣化し難いもの(=性能は普通だが安価)を使用しているためと思われる。 ラジオチューナーもまったく問題ない。 スピーカーユニットは、フルレンジ1ウェイ。ツイーターがダミーで造形されている。 背面には、サブウーハーが1ユニット装備されている。 CD光ピックアップは、自社「SANYO製 SF-P1」 だ。純正は既に入手不可で久しい。CDレンズが曇っていただけで、クリーニングで無事に復旧。 カセットデッキのテープ走行速度とアジマスを調整する。走行速度は、組み立て後でも調整可能なように背面に開けた穴から半固定抵抗器にアクセスできる。 CD扉は、プラスチック製のヒンジが磨耗しており、代替パーツを自作して復旧。電池端子は研磨、各部をクリーニングして復旧。 20年も昔の機種だが、修理して動く辺りが普及機種のいいところだ。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年12月23日
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今回の修理は、「東芝 AW-702HVP 全自動洗濯機(2002年製)」 だ。我家で現役活躍中の洗濯機。発売当時、汚れや洗剤で弱まった水に除菌パワーをつけた除菌活性水で、すすぎながら衣類も槽も除菌するがうたい文句の一台。 [東芝 AW-702HVP 全自動洗濯機]■主な故障と原因電源が入ら無いことがある → スイッチ接点の劣化 ■修理 操作盤のみの取り外しができる。ポイントは写真(下)の隠しねじだ。マイナスドライバーなどで隙間をこじると小パネルが外れ、隠しねじが現れる。このねじを外すと、操作盤全体を右に5mmほどスライドさせ、上へ持ち上げると外れる。 全ての信号線コネクタを外すと操作盤を本体から切り離せる。 電源ボタンは、オムロン社製のマイクロスイッチだった。 分解すると、案の定接点が激しく劣化している。これが接触不良して電源が入らなかったりする原因だ。 スイッチ類は、同じものが入手できれば交換した方が良いが、古くなると大概入手できない。よって、マイクロスイッチ自体を分解し、劣化した両接点を紙やすり等で研磨する。 組み直して復旧を確認し、修理完了。
2012年12月18日
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今回の修理は、「KENWOOD LCA-5MD ミニコンポ(発売日:2003/10/1)」だ。 ラジカセのように小型でスピーカーが取り外せ、レイアウト自由度の高い一台だ。 [KENWOOD LCA-5MD ミニコンポ] ACアダプタを用いて電源部を筐体外に出し、かつ電子基板とメカの高集密化を実現している。 ■主な故障と原因電源入らず → 信号ケーブル脱線フロントパネルはずれ → 落下による内部固定部の破損及び金属フレーム変形 ■修理 分解と組み戻しが、かなり難しい機種だ。ねじの種類も多く、使用位置との関係管理に気を使う。 フロントパネルが外れかかっているが、そのまま外そうとしても外れない。 小さな破損箇所もあるので、落下時に破損して外れてしまったようだ。 分解すると、主基板とフロント表示/操作部をつなぐケーブル(FFC)が外れていた。これを再接続して一旦組み戻して動作確認した。 OK。機能的な問題はないようだ。電源が入らないと言うことだったが、ケーブル脱線のために表示も操作もできなかっただけのようだ。 ただし、フロントパネルがきっちりと嵌らない。金属フレームが少し歪み、取り付け部2箇所のプラスチックが破損していた。 応力のかかる箇所なので、接着剤では強度が不足する。そこで、強度に優れる熱融着で接着した。破片が小さく接着面積が大きいため、なかなか難しい。 落下による問題が他にないかをオーバーホールして点検する。幸いにも新たな問題は確認されなかった。 CD光ピックアップはSONY製だが型番の記載がなく不詳。CDウォークマンに使われるタイプのものだ。CD制御ICはPanasonic製だった。 MDはユニットごとSONY製だ。MD光ピックアップが「KMS-260E」、ATRAC ICが「CXD2664R」だった。 スピーカーはバスレフ型。SPユニットはフルレンジ1つで、防磁型のしっかりとしたものが使用されていた。 金属フレームの微修正を幾度か行い、復旧作業は完了した。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年12月14日
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吊り棚を設置した。 今回は、造作も簡単で、在庫端材を使用することもあり、設計図面は作成せず、全て現場合わせとした。 以前製作した作業机の天板に使った床材とトタン葺庇修繕時の下地木材の余りを活用した。吊り紐と金具は近場で購入。 物を置くとこのような感じだ。 紐をねじる事で長さの微調整が可能だ。 イメージ通りの仕上がりとなった。
2012年12月08日
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今回の修理は、「SONY CFD-S22 CDラジカセ(発売日:2000/9/10)」だ。品質を落とさず、機能と部品数を減らし、低価格にしたお手軽な廉価版ラジカセだ。[SONY CFD-S22 CDラジカセ] 廉価版とは言え、雑に作られている訳ではないところが、日本製らしいところだ。 ■主な故障と原因CD再生時に音跳び →CDレンズの曇りスピーカー金属ネットに大きな凹み■修理 至ってシンプルな設計。 筐体の剛性を保つため、中央の仕切り板は「ハニカム構造」になっていた。 TAPEユニットには、特段の以上はなかった。 ただし、テープ走行速度以外の調整機構を持たない仕様のため、BIASやアジマスの調整はできない。 しかし、測定したところ、いずれも大きな狂いは無かった。良く言えば「メンテナンス・フリー」と言うところか。 CD光ピックアップは、定番の「SONY製 KSS-213C」だ。一部の高級機種を除き、上位機種から普及機種まで、メーカーを問わず採用されているベストセラーパーツだ。 CDレンズの曇りをクリーニングすることで音跳びは改善したが、若干残る。CD光ピックアップの寿命が間近いと判断し、交換した。 スピーカーも1970年代のラジカセを髣髴させるユニットが採用されていた。 スピーカー金属ネットの大きな凹みを板金修正。以上で作業完了。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年12月05日
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今回の修理は、「Panasonic RX-MDX3 MDラジカセ(発売日:1997年12月)」だ。 往年の「コブラトップ」を継承しつつ、MDへの以降を目指し、カセットテープを排除した一台だ。 [Panasonic RX-MDX3 MDラジカセ] 素直な印象の音。往年の「重低音」になれた方には物足りないと思うが、料理の味付けと同じく、こちらの方が素材の特徴がよく分かる。■主な故障と原因CD再生不可 →CDレンズの曇りMD再録不可 →MDレンズの曇り■修理 底面から分解する。各部が上手に配置されており、分解は容易に思う。 スピーカーはフルレンジが左右各一台ずつ上向きに設置されている。スピーカーユニットから出力された長は、直上にある反射ユニットにより前方180度に拡散される仕組みだ。 特徴であるコブラユニットを取り外す。メカ機構が煮詰められており、安定した開閉を実現している。 CD光ピックアップは、Panasonic製だが、型番は例によって記載がなく不詳(年代からすると「RAE0152Z」と推測)。CDレンズクリーニングで復旧。 MD光ピックアップもPanasonic製だが、型番は不詳。MDもレンズクリーニングで復旧。 以上で作業完了。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年12月01日
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今回の修理は、「Panasonic RX-PA7 パーソナルPAシステム(発売日:1997年12月)」だ。 CDラジカセにギターやキーボードなどの楽器アンプ機能を組み合わせ、デモテープの作成などをできるようにした簡易PAシステムの一台だ。[Panasonic RX-PA7 パーソナルPAシステム] ■主な故障と原因CD再生不良 → レンズ汚れCD扉開閉不可 → ヒンジ折れTAPE扉ぐらつき → ヒンジ折れ■修理 CDは、レンズクリーニングで復旧。CDとTAPEの扉は、プラスチック製のヒンジ部が割れていたことが開閉不良の原因だった。 背面側から分解。 上面に各デッキが固定されていた。 フロントのスピーカー保護金網を外すと、スピーカーが現れる。 CD光ピックアップは、「Panasonic製 RAE0152Z-3」のようだ TAPEメカはしっかりとした作り。逆にアジマス調整は、ほぼできない仕様のようだ。 TAPEデッキのヒンジ部が折れていた。もう一方のTAP扉も亀裂があった。CDのヒンジ部も同様。やはり取扱いが手荒だったのだと思われる。熱融着補修した。 筐体は、一般のスピーカーと同じ素材である「パーティクルボード」だ。スピーカーにCDとTAPEデッキを搭載したような感じで、SONYのD-2010と同じような構造だった。 内蔵のバスレフ用部品の取り外し・取り付けが、なかなか難しかった。 以上で作業完了。なかなか迫力ある音で演奏してくれる。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年11月25日
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