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2023年最後の一週間。体調不良で月曜から3日間倒れていました。木・金はなんとか家族旅行に行けましたが、帰ってきたらまた土・日と倒れていました。2023年を振り返る記事を書きかけだったので、なんとかこれだけは公開して2023年を終えたいと思います。いろいろな方とのつながり・再会があり、力を入れてきたことについては成果も見られた年でした。来年は、辰年ですので、飛翔の年としたいと思います。以下、2023年My 大ニュースです。★YouTuberとして急上昇!・カワイ「スコアメーカー」を使って音楽会練習支援動画を連続公開!・アクセス記録は近年にないうなぎ昇りへ。・チャンネルはこちら。★縁をつなぎなおす・ずっと前に一緒に勤めていた方に再会 (学校関係者も、民間会社時代の方も)・疎遠だった親戚宅を再訪・前の前の勤務校も、久しぶりに再訪・自分が小学生時代に過ごした地域にも再訪★インクルーシブ教育の実践研究の推進・通級担当者がクラスに関わっていく取組の推進・みんなが楽しく学ぶ漢字の授業を研究授業で公開・ICTを使った合理的配慮の実施の実践も加速。 タブレットで漢字テストを受けることを勤務校で実現。★2台のPCを使い分ける自宅PC環境がスムーズに!・Bluetoothマウスとキーボードを導入。 マウスとキーボードのボタンを押すだけで、操作対象PCが切り替わり、スムーズに2台使いが可能に。 バッファロー Bluetooth5.0 対応 フルキーボード Windows/Mac/iPadOS/iOS/Android/PS4 テレワーク リモート 在宅 ブラック BSKBB105BK★「HearthStone」でダイヤモンドランク入り・趣味で何年もやっているネット対戦のカードゲーム。自己最高記録を達成。★兵庫県で行きたかったところを全制覇・ニジゲンノモリドラゴンクエストアイランドに行ったので、県内で行きたかったところはすべて行き尽くしました!・あと、atoaに行きたいかも。今年1年、大変お世話になりました。また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2023.12.31
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月曜日から3日間寝込んでいました。火曜日に「さすがに起きないと」と思い、2階に行きました。そのとき、寝たきりだった身体に無理がかかったのか、左腰が「ぐきっ!」と言いました。風邪症状にプラスして、腰痛のオマケまでつきました・・・。そんなわけでほぼ何もできない3日間を過ごしていました。でも、何もできないのもしゃくなので、以前作っていた曲の「歌入り版」を作りました。ファミコン時代のゲームミュージックの名曲、「この道わが旅」です。#FC「ドラゴンクエストⅡ」エンディング曲なお、前回作ったバージョンについては、以下の過去ログをお読みください。▼ファミコン音源をオーケストラ楽器で演奏!「この道わが旅」 (2023年12月04日の日記)自分で歌わなくても、歌詞を入れるだけで歌ってくれるので、便利な世の中になったものです。ファミコン音源そのままの音域なので、メロディが超高音域ですが、文句1つ言わずに歌ってくれています。すごいなあ、カワイの「スコアメーカー」は。#カワイ「スコアメーカー」無料化は個人的に僕の今年の10大ニュースに入ります。前回「この道わが旅」を動画化して以来、ずっとこの曲がアタマから離れませんでした。この歌詞が、また、いいんです。なお、歌詞については以下のサイト様を参照させていただき、入力しました。▼団時朗 この道 わが旅(My Road,My Journey) 歌詞 - 歌ネット作詞は、藤公之介さん。知らない方なのですが・・・。僕が作りそうな、とっても僕好みの歌詞なのです。もちろんファミコン版公開当初は、この曲は、歌詞なしの曲だったと思われます。ただ、ソフト公開の約半年後には、この曲の歌バージョンがすでに公表されていたようです。有名になったのは、「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」アニメ版エンディングとして採用されてからかな。(▼Wikipediaの情報による)ファミコンには名曲が数多く存在しますが、歌になっているものはそう多くはありません。ただ、歌になっているものはやはり、とんでもなく魅力的な名曲揃いです。画面に歌詞が表示され、カラオケのように歌えるようになっていたのは「ボンバーキング」でした。シリーズを通して使われている「ファイアーエムブレム」のオープニングテーマには、CM版のみ歌詞がついていました。どれもみな、思い出に残って離れない、強烈に印象を残している曲ばかりです。そんななかでも、エンディングテーマに歌詞がついたものは、「この道わが旅」以外に思い出せません。エンディングテーマにはとっても名曲が多いのですが、ほかにも歌詞がついたものがあったかな?もし、情報をお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひ、コメント欄でお知らせ下さい。↓エンディング曲ばかり集めたCDは、かなり聴き応えがあります。 下は、コナミの曲のエンディング・コレクション。懐かしい。【中古】アニメ系CD コナミ・エンディング・コレクション↓ファミコンゲームミュージックで最も有名なあの曲にももちろん後で歌詞が付きました?▼「スーパーマリオ」の曲に歌詞があった!? (任天堂、2015.12.1記事)▼「スーパーマリオのテーマ」カンタン演奏練習動画に字幕を追加♪ (2023/05/27の日記)▼「MOTHER」テーマ曲「Pollyanna」(英語詞)の魅力 (2023/05/25の日記)▼「RPGツクール」で簡単にゲーム作り体験! (2021/01/05の日記)▼>史上最もテンポの良いRPG (2019/07/25の日記)
2023.12.28
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兵庫県教育委員会が、特別支援教育に関する5か年計画の試案をまとめました。来年4月からの5年間に関わる計画です。(令和6年度~11年度)それに対する意見を、現在、県民から募集されています。いわゆるパブリックコメント(パブコメ)ですね。#「らぶこめ」ではない。#にてるけど。▼兵庫県特別支援教育第四次推進計画(素案)に関するパブリックコメントの実施について https://www2.hyogo-c.ed.jp/hpe/tokushi/news/id-1592/ (兵庫県教育委員会特別支援教育課、2023/12/18)兵庫県民の一人として、特別支援教育に関わる者として、ぜひパブコメを送ろうと思っています。よかったら、あなたも、いかがですか?#兵庫県民限定締め切りは、1月8日(月)まで(必着)。日本人は、もしかしたら「お上が決めたことに口出しせず、従う」という国民性が強いのかもしれませんが、もはや、そんな時代ではありません。自分たちのことは、自分たちで決める。口出しするのは、当たり前なのです。県民なら、県民の教育に、大いに、口を出そう!いちおう、概要版もあるのですが、パブコメをしようと思ったら、概要ではなく、何ページもある試案全体に目を通さないといけません。#意見する内容が何ページ目に対するものかを書かないといけない。それがちょっとめんどくさい。▼兵庫県特別支援教育第第四次推進計画(素案全体:PDF)▼意見送信用Word(チラシの2ページ目が意見記入欄)とりあえず、送信フォーマットで「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の5項目に分かれているのが実際には何ページから何ページの範囲までをさすのか、計画素案の目次部分をこちらに転載します。(画像は、素案全体PDFの目次に、該当項目の記号ア~オを追記したもの)また、僕が意見を言おうと思っている項目とページも、参考までにお伝えします。「おお!ちょうどそれについて僕も意見を言おうと思っていた」という方は、そのページだけでも読んで、意見を送ってもいいんじゃないでしょうか。↓僕が意見を言おうと思ったページと、そこに載っている内容p20 □ 就学先等の決定に向けた共通理解の促進 □ 合理的配慮の基礎となる環境整備(基礎的環境整備)の充実p23 □ 通常の学級等における特別支援教育の充実 □ 一人一人の違いや多様性を認め合える学校園経営・学級経営 □ すべての児童生徒にわかりやすいユニバーサルな授業づくりp24 □ 自立活動の指導の内容を参考とした専門性の高い通級による指導の充実p32 □ 通級指導担当教員と学級担任・教科担任との連携による一貫した指導・支援 □ ICTを活用した遠隔による指導の研究 p44-45 □ すべての教職員の学びの継続による専門性の向上 (p45「本人・保護者との合意形成に基づく合理的配慮の提供等についての研修の実施」)県教委の担当者よりも県民のほうが、当事者に寄り添った意見、経験に裏打ちされた具体的な意見が言えると思います。計画が上から下におりてくるものではなく、ともにつくるもの、自分たちがつくるものになるように、積極的に意見を言っていき、関与していけるといいと思います。パブコメの送信方法はいろいろあります。専用のフォームも用意されています。でも、僕はWordの様式の中に入力して、そのWordを添付してメールで送ろうと思っています。Wordのほうが、自分が書いた内容を自分で読み返しやすいし、送った後のファイルも管理しやすいからです。#自分が何を送ったかは、手元で確認できるようにしておいた方がいいです。#送る前に、3回は読み直そうと思います。
2023.12.27
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今日は、インクルーシブ関連の記事です。昨日は、東京大学インクルーシブ教育定例研究会によるオンラインセミナーでした。そのときのチャットで、興味深い論文が紹介されていたので、ご紹介します。▼「社会変革のジレンマ ―伴走者と当事者の相互変容からコミュニティの相互変容へ―」(吉間慎一郎:『更生支援における「協働モデル」の実現に向けた試論』著者)インクルーシブな社会に変えていくのは、もちろんめざすところではあるのですが、そのみちすじについては、はっきりとは見えていませんでした。こちらの論文は障害児者に関するものではありませんが、インクルーシブ教育やインクルーシブ社会につながるものを非常に感じます。PDFファイルにはEdgeでカラーマーカーを引くことができます。2色に色分けしながら、いくつかの部分にラインを引きながら読みました。冒頭の<要旨>で僕がラインを引いたところを引用します。・主流文化への同化としての社会的包摂は,それと同時に主流文化に適合できない者の排除をもたらす。 したがって,支援者が,排他的な社会の状態を放置したまま主流文化への同一化によって社会的包摂を達成しようとしても,ますます当事者は社会からの排除を味わうことになる。 このような支援におけるジレンマを乗り越えるためには,包摂する側と包摂される側という区別をやめ,相互変容的な社会の構築に取り組む必要がある。(J A P A N E S E J O U R N A L O F S O C IO L O G IC A L C R IM IN O L O G Y、 N o .4 4、 2 0 1 9、p46)「インクルーシブ」という言葉やその訳語である「包摂」に対する違和感を口にされる方がいらっしゃいます。その危惧や懸念は、ここで引用した要旨に表れているのかな、という気がします。そこで、吉間先生は、「協働モデル」を提唱されています。その内容に、僕も、強く賛同します。これは、覚えておきたいと思ったので、このブログでも書かせていただきました。「協働モデル」の定義は、以下のようなものです。・伴走者と当事者とのゆるやかな関係性を基礎として,互いの無力さや弱さを受け入れて自分から変わるという実践を第三者を巻き込んで行っていく相互変容過程である(吉間2017: 100)・当事者を変えようとするのではなく,当事者の本音に耳を傾け,自ら変わろうとすることで,両者のコミュニケーション過程が相互に影響を与えあう関係性へと導き,当事者も伴走者もより良い人生を目指していくモデルである。(J A P A N E S E J O U R N A L O F S O C IO L O G IC A L C R IM IN O L O G Y、 N o .4 4、 2 0 1 9、p47)「相手だけを変えよう」とするのは、特に教育の世界では非常によく起こりうることです。大人が、子どもを、指導し、変えようとする。しかし、上の協働モデルでは、互いに変わることが提唱されています。「わたしが正しい。あなたが変われ」と言うだけでは、変わらないのです。これは、かなり本質的な部分を突いている気がしました。また、p50における次の箇所にも、僕は注目しました。・協働モデルは,どこでも普遍的に成り立つ「正解」は基本的にあり得ないという立場に立ち,その場その場で成り立つ「成解」を生み出そうとしている。(J A P A N E S E J O U R N A L O F S O C IO L O G IC A L C R IM IN O L O G Y、 N o .4 4、 2 0 1 9、p50)これも、教育現場が非常によく陥りがちな「正解主義」へのアンチテーゼとして読みました。「成解」というのは吉間先生の造語のようですが、「なるほど。言い得て妙だなあ」と思いました。正解が最初からあるのではなく、関係性の中で見つけていく。こういう考え方をとれば、「教える人」←→「教えられる人」、「正す人」←→「正される人」、「支援する人」←→「支援される人」という2項対立的な図式は、消えてなくなりますね。たとえるなら、円環的な図式になると思います。こういった意識でひとりひとりがとりくめば、今まで対立的であったものを、互恵的な好循環に移行できるかもしれないと思いました。最後に、p58からも引用して、終わります。・自分が安心するために相手を変えるのではなく,相手に安心してもらうために自分から変わる(J A P A N E S E J O U R N A L O F S O C IO L O G IC A L C R IM IN O L O G Y、 N o .4 4、 2 0 1 9、p58)今まで漠然と思っていたことがこんなふうに論文としてまとめられていたことに感動しました。教育論文ではないですが、「教育」の世界でも、じゅうぶん、同じことが言えると思います。『更生支援における「協働モデル」の実現に向けた試論』[ 吉間慎一郎 ]▼福島正伸『キミが働く理由(わけ)』3~環境に期待するより、自分に期待しよう▼「好奇心のスイッチ」が入ると、子どもは自ら学びだす! ~『探究の達人』その2
2023.12.24
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今日は、前回のブログでとりあげたドラマ版「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」の放送日です。そこで、関連する本として、次の本をご紹介します。『耳の聞こえない人、オモロイやん!と思わず言っちゃう本』(大谷邦郎・手話エンターテイメント発信団oioi、星湖舎、2019、税別1500円)大阪の手話エンターテイメント発信団oioiさんの本です。聴力の単位はデシベルを使い、その数値が高いほど聞こえにくい、といった知識も知ることができますが、本書の特徴はなんといっても当事者目線。とっても楽しい本なのですが、当事者に対して、ちょっと聞きにくいことも思い切ってインタビューしちゃおう、といったノリが全開です。当事者が語られることから僕らが気づかされることは、ほんとに多いです。「こんなことがあった」と語られる話の数々に、驚かされること、必至です。学校の中での出来事として紹介されていた次の話は、学校関係者として、特に覚えておきたいと思った話です。・「これは聴覚障害者あるあるなんですけど、だいたい僕らを教室の一番前に座らせますよね。」 「だけど、それは意味がない。」(p98)少し聞こえにくいぐらいなら意味があるかもしれませんが、全く聞こえない状態に近い場合、口が動いているのを見てようやく、「今この人はしゃべっているんだ」と認識されるそうです。一番前の席だと、先生は板書をしながらしゃべることが多くて、しゃべっているかどうかが分からないし、クラスの誰かがしゃべっていても、一番前だとそのことに気づけないのだそう。今、日本は国連から、通常学級の場の中で、インクルーシブ教育を進めるように、勧告を受けています。通常学級の中で「耳の聞こえない人」も安心して授業を受けられるようにするには、こういった声にしっかりと耳を傾ける必要がありそうです。なお、このお話をされているのはノブさんという方なのですが、ノブさんは就職後、会社で学校のときとは大違いの、合理的配慮を受けられているそうです。具体的には、会議の時の座席の決定権はノブさんにあるのだとか。「全員の顔が一番よく見えるところがノブさんの席になる」んですって。(p105)学校でも、そんなふうにしてくれていたら、ずいぶん助かっただろうな、と思いました。本書の最後のほうには、別の方々による、学校でのいじめの話も出てきます。「周囲の無理解がつらかった」という話も出てきます。読んでいて、身につまされました。勇気を出して語っていただいたこと、「本」のかたちにまとめていただいたことに感謝し、誰もが安心して通える学校をつくっていくために、活かしたいと思います。みなさんも、ぜひ、読んでみてください。『耳の聞こえない人、オモロイやん!と思わず言っちゃう本』(大谷邦郎・手話エンターテイメント発信団oioi、星湖舎、2019、税別1500円)▼楽しくバリアクラッシュ! 手話エンターテイメント発信団oioiさん (2023/04/26の日記)▼『耳の聞こえない人、オモロイやん!と思わず言っちゃう本』 (2023/06/24の日記)
2023.12.23
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毎日寝る前に少しずつ聴いていたオーディオブック。▼デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (Audible版:著者: 丸山 正樹、ナレーター: 岡井カツノリ、再生時間: 8 時間 6 分)ついに、最後まで聴き終わりました。すごく、よかったです純粋に一般読者の方向けに書かれたミステリー小説なのですが、手話を言語として話されている方々に非常に丁寧に取材されて書かれていると感じました。僕が知らなかったこともいっぱい出てきて、驚かされました。↓書籍版は、こちら。『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 (文春文庫) [ 丸山 正樹 ]僕は、Audible(オーディブル)のオーディオブック聴き放題サービスに入っています。これまでにもこのブログでとりあげたことがありますが、そのクオリティの高さとバリエーションの豊かさには驚嘆しています。いろんな作品が聴けるので、ついいろいろ聴きたくなって、少し聴いてはまた違う作品を聴くことが多いのですが・・・今回の『デフ・ヴォイス』は、のっけからひきこまれ、最近では珍しく、物語の最後まで2~3週間をかけて、ずっと聴き続けていました。岡井カツノリさんの朗読がすごくうまくて、手話のシーンの解説など、僕が読むならすごく悩む場面も多々あったのですが、みごとに変化をつけて読まれていて、さすがでした。原作本をそのまま読むより、オーディオブック版で聴く方が、もしかしたらこの作品には合っているのかもしれないと思いました。この作品はつい最近、ドラマ化されましたよね。先日ドラマ版の前編がNHKで放映され、今後も同じ回の再放送が予定されています。#後編の放送は、12月23日(土)夜10時からだそうです。僕は、オーディオブックを聴き終わってからドラマを観ようと思っていたので、録画したまま、おいてあります。後編の日程が先ほど分かったので、そちらも、今、録画予約したところです。ドラマ版を観るのも、今から楽しみです。▼NHKドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」公式サイト「あとがき」のなかで作者の方が、「読書メーター」でとりあげられてから広く一般読者に読まれるようになっていったということを書かれていました。その「読書メーター」もチェックしてみました。たしかに、すごいレビューの数でした!▼「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」文庫版 (読書メーター内、原作の試し読みも可能)▼おすすめの「耳から読書」は、「ド○○○先生」!(Audibleで聴ける名作児童文学) (2023/01/24の日記)▼ピアノと朗読で聞く「なめとこ山の熊」(Audible)などのこと (2023/06/06の日記)▼楽しくバリアクラッシュ! 手話エンターテイメント発信団oioiさん (2023/04/26の日記)
2023.12.20
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一昨日の夜は、オンラインでつながっている他職種の方とのオンライン忘年会でした。ちょうど前回のブログ記事で「いろいろな職業の方とつながっている、ということでも、見えてくることはずいぶんある」ということを書いていたので、そのつながりで、そのときに教えていただいたことを書こうと思います。Sさんはヨガのインストラクター。なんと、オンラインでヨガの体験レッスンをしていただきました。今はオンラインでできることがほんとにたくさんありますね!ヨガの体験は、ほんとは対面で実際に集まってやったほうがいいのかもしれませんが、オンラインだと気軽にすぐにその場でできるので、やってみるハードルがぐっと下がります。Sさんによると、「ヨガ」とは、「つながり」という意味なんですって。知ってました?ヨガは、自我を抑制し、自然との一体感や人との一体感を得られるものなのだそうです。Sさんご自身は「いつでもどこでも、うるさくても集中できる」と言われていました。もし、イライラするようなことがあっても、「私、こういうことをされたから、イラッとするんだな」と感じて、次の瞬間には、もう忘れているんだそうです。すごい!僕は、すぐに周りに影響されて、イライラしたり、気持ちが落ち着かなくなったりしてしまいます。「これは、ヨガをしたほうがいいかも・・・」と、我が身を振り返って思いました。体験レッスンをしていただいたSさん、ありがとうございました!Sさんのヨガの説明をお聞きしていると、「ヨガって、めっちゃ、ええな!!」と思いました。↓ヨガと言えば、基本はこのポーズだと思いますが、今回はこのポーズはとっていません。 ヨガの呼吸だけ、教えてもらいました。(画像は、写真ACのものです。)
2023.12.18
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先週の日曜日は、25年ぶりに前の会社でお世話になっていた方にお会いしました。とてもなつかしかったです。最近はあまり聞きませんが、一時期よく言われていたのは、「学校の先生は、世間を知らない」ということです。学校を卒業して、そのまま学校の先生になったら、学校しか知らないわけです。ただ、学校で教えている子どもたちは、当然ながら、いろいろな職業に就きます。そして、いろいろな人生を歩んでいくのです。民間会社での勤務経験は、どちらかと言えば、あったほうがいい気はします。それは、子どもたちの将来像をより具体的に思い描くことにつながるからです。よく「大人になったときに困らないように」とか「将来仕事をするときに役立つように」といったことを言いますが、それが漠然としたものでしかないか、具体的なものであるのかは、かなり大きい気がします。自分自身がいろいろな仕事の経験がある、というのでなくても、いろいろな職業の方とつながっている、ということでも、見えてくることはずいぶんあるかと思います。他職種の方とつながってたくさん話を聞けていれば、世の中にはどういう仕事があって、ふだんどんなことがあるのかは、ある程度分かるのではないかと思います。手段はどうあれ、「現実社会で働くということ」をどれだけリアルに知っているかは、かなり重要です。「将来につながる具体的な指導や支援」をしようと思ったら、なおさらです。前置きが長くなりました。ここからは、「現実社会で働くということ」を僕なりにリアルに考えてみた結果について、お知らせします。僕が実際に民間会社で働いていたときに驚いたことなのですが、会社で働いている人は、いわゆる「社員さん」だけではないのです。アルバイトとかパートとかは、もちろん知っていたのですが、それとは違う。いわゆる「外注」と言われる方々が、けっこういます。仕事を、外部の人に、発注するのです。ときには、自分たちのほうが、外部の仕事を請け負って、仕事をすることもあります。外注は、依頼するだけでなく、依頼されることもあるのです。実際に経営を行う場合、このことは知っておかないと損をすると思います。「社員さん」にできることだけだと、限りがあるからです。僕は今は学校現場で働いていますが、学校教職員の働き方改革を考えるうえでも、実はこの「外注」というやつは、有効な考え方ではないかと思っています。そこで読んでみたのが、この本です。『副業で年収1億円!業務外注化の教科書』(山本智也、ビーパブリッシング、2022、税別1500円)この本には、インターネットを使って外注をかける具体的なビジョンや方法が書いてあります。これにより、かなりの業務効率化が図れるととともに、大幅なコストダウンも見込めます。#もちろん教職員向けの本ではありません。#1人でビジネスをしようとしている人向けの本です。外注の効果は、仕事を請け負ってもらえることによる直接的なメリットだけではありません。業務を細分化して把握しなければ、他人に依頼できません。「自分の仕事」や「自分たちの仕事」を客観的に細分化して捉えることは、たとえ人に任せないにしても、業務の再検討につながり、「いらん仕事」の削減にもつながります。自分たちの「業務」を冷静に客観的に捉えなおすためにも、こういった経営者の視点での具体的な手法を扱った本を読んでおくと、視野が広がって、いいのではないかと思います。実際に外注をおこなう場合、本書ではマニュアルを作って渡すことや、最初にちょっとやってもらって、仕事ぶりを確認してから正式に依頼することが薦められています。誰がやってもできるようにマニュアル化することは、AIに頼む時にも重要になってきますよね。生成AIが一般化してきたのは本書が出版された後ですので、現在では外注ではなくAIに注文したらやってくれる仕事もけっこうありそうです。どちらにしても、依頼をする側が、分かりやすく紛れのない説明の仕方ができることは必要です。「外注できる力」は、これからの仕事に、なくてはならない力と言えるかもしれません。僕自身は、趣味の分野で、何回か「外注」をおこなっています。作曲が趣味なので、作詞を依頼したり、楽器の生音を入れてもらったりするのです。自分ができないことや、不得意なことを、ネットを通じて、得意な人や、できる人に、代わりにやってもらえるのです。ひとりでなんでもできなくて、いい。ひとりでなんでもやらなくて、いい。個性や特性のある人が互いにカバーしあって、補い合って、フォローしあって、仕事をする。それが、仕事というものです。そして、今は顔を合わせなくてもそれができてしまうという社会なのです。本書で扱われている例だと、メリットとして大きく感じるのは、距離や時間の制約が外れることです。社員さんの勤務時間外に働いてくれる人材が、インターネット上で見つかるのです。ネットを通じて連絡や納品をしてもらえる仕事であれば、それを勤務時間外に外部委託すれば、勤務時間内にはその続きをすることができ、時間の無駄がありません。距離の制約が外れるのも、大きいです。たとえば、札幌に取材に行く必要があるとして、札幌までの交通費や移動時間をかけなくても、札幌の人にネットで依頼をかければ、いいのです。札幌の写真は、札幌の人に撮ってきてもらえば、いいのです。ここでは、お互いにWIN-WINな関係が成り立っています。Aさんにとっては、時間や手間がかかる仕事が、Bさんにとっては、時間も手間もかからないということがあるのです。AI時代の現代社会です。外注する以外に「AIに頼む」というのも、かなり現実的になってきました。いろいろ知っておくと、打ち手の幅が広がって、いいのではないか、と思います。こういうことを扱う授業があっても、いいと思うんだけどな。いわゆる、「経営学」の授業ですね。「経営」の勉強は、日本では小中学校においてほとんどおこなわれていませんが、外国ではわりとおこなわれていると聞いています。経営者の視点に立って、「経営」の基礎的なことを勉強してから働いたほうがいいかもしれませんよ。
2023.12.16
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一昨日は、「小腸」の本をとりあげました。▼江田証『小腸を強くすれば病気にならない』実は僕は、小腸が気になる前は、肝臓が気になっていました。というわけで、今日は「肝臓」の本の読書メモです。『ダイエットも健康も 肝臓こそすべて』(尾形 哲、新星出版社、2022、税別1500円)肝臓は、右の横隔膜の下にあるらしいです。人体最大の臓器です。それなのに、悪くなっても痛みも何も訴えない。沈黙の臓器です。それだけに、日頃から、気にしてあげる必要があります。肝臓は代謝をつかさどっています。疲れやだるさがとれないのは、もしかしたら、肝臓が弱っているからかもしれません。僕がこの本を読んで、びっくりしたことがあります。「果糖」は肝臓に悪影響を及ぼす恐れがある、ということです。本書には、こう書いてありました。・果糖は、肝臓だけでしかエネルギーとして使われないため、容量オーバーとなったとき、肝細胞を傷害します。(p143)ジュースの成分表示に書いてある「果糖ブドウ糖液糖」というのは、怪しい名前なので、昔から警戒はしていました。ただ、この本によると、「果糖」そのもののとりすぎにも注意しなければならないとのこと。「果糖」は「果物の糖」なので、砂糖とちがって、身体にいいと思っていました。なかなか、油断がなりません。本書には、「砂糖水のリスト:清涼飲料水に含まれる砂糖の量(g)」という表とグラフがついています。(p153)それによると、「トロピカーナ100%オレンジ」には、1本あたり39gが含まれています。100%オレンジジュースだと思って、油断していました。ちなみに「野菜生活100オリジナル」だと、いちおう、15gまで下がります。まあ、内容量がちがうので、下がるのは当たり前なんですけどね。ちなみに、後のページでは、がぶ飲み、一気飲みが余計にいけない、といったことも書いてあります。「果糖は、急速に摂取すると直接肝臓を傷つけ、ゆっくり接種すると小腸細胞の作用によりブドウ糖に変換される」とのことです。(p161)今度から、ジュースを飲む時は、ゆっくり飲もうと思います。
2023.12.15
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「合理的配慮」のセミナーの案内を母からもらいました。僕自身は他の用事とかぶっていて行けないのですが、よさそうな内容なので、シェアします。「合理的配慮が福をもたらす」https://www.kokuchpro.com/event/274fddb1e4decc9a7c2af5ce7769f52a/日時:2023年12月23日(土) 13:00〜16:00場所:兵庫県立考古博物館 講堂(オンライン中継あり)参加費:1,000円(18歳以下無料)このタイトル、いいなーと思っています。チラシの中央には七福神が描かれています。実際に、七福神からの取り組み紹介があるそうです。ハイブリッド開催なので、対面参加も、オンラインでの参加も、どちらも可能です。▼チラシ画像は、こちらからご覧いただけます。 (「総合福祉のきらり」様のサイト)※教育関係者向けのセミナーではなく、一般向けのセミナーです。 学校での合理的配慮ではなく、会社やお店や自治会などでの合理的配慮の話が聞けるのだと思います。 僕としては、そういう話はぜひ聞いておきたいと思いました。 お時間ある方、僕の代わりに、ぜひ、聞いてください。▼「合理的配慮」がよく分かるテレビ番組(「フクチッチ」合理的配慮 前後編) (2023/07/09の日記)
2023.12.14
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オナラが以前からよく出るようになりました。どうやら、おなかにガスがたまっているようです。行きつけの整体で相談すると、「小腸が問題です」と言われました。そこで、小腸のことを書いてある本を買いました。『小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!』 【電子書籍版】[ 江田 証 ]【紙書籍版】読んでみて、「僕はSIBO(シーボ)かもしれない」と思いました。「SIBO」というのは、「スモール インターナル バクテリアン オーバーグロウス」の頭文字です。#英語が苦手なので、カタカナで書いてみました。#バクテリアがオーバーグロウスしているとは!「大腸にあるべきバクテリアが小腸の中に入り込み、小腸に停滞してしまい、本来の居場所である大腸に移動しない」ときに起こるそうです。(同書p15)SIBOによりどういったリスクがあるのか?どうすればいいのか?SIBOではたしかに小腸に大量のガスが発生するそうです。ただ、本書を詳細に読むと、SIBO以外でも、消化管にガスが発生することは起こりうるようです。たとえば、パン、パスタ、高繊維食などの発酵性の食べものを食べてしまうと、「消化管にガスが発生してしまい、本当はSIBOではないのにSIBOだと判定される」可能性があるそうです。(p120)僕は毎朝パンを食べているので、それが原因かもしれません。本当は朝食はごはんのほうが健康によさそう、というのは100年前から思っているのですが、準備に手間が要らないパンは、忙しい朝にはかなり重宝します。結局、パン食はやめられないままなので、覚悟を決めて、朝食はパンで貫き通したいと思っています。#せめてもの抵抗で、玄米入りのパンを食べることはあります。また、本書のアドバイスに従うなら、間食はやめるべきだそうです。「MMCという消化管の収縮によって、胃や小腸の中の食べ物やバクテリアを大腸のほうまで洗い流していく」らしいのですが、そのMMCは食物を食べなくなってから2時間ほど経ってから起こるからです。(p187)間食も、なかなかやめらません。ただ、忙しいと、おやつを食べることも忘れているので、結論としては、忙しい方がいいのかもしれません。#単に食べなければいいだけ。#意味もなく食べるのをやめよう。本書にはほかにもいろいろなアドバイスが書かれています。僕が赤線を引いたところをあと1つだけ書くと、「サバ、イワシ、サンマ、鮭などに含まれるEPA、DIDのオメガ3系の不飽和脂肪酸には小腸の炎症を抑える効果」があるそうです。(p215)これまでのアドバイスのように「○○を食べない」というのは僕にはなかなかできないのですが、「△△」を食べる、ということなら、僕にもできそうです。さっそく、魚をとってきて、食べようと思います。#魚を食べると頭も良くなるらしいしね。#さかなさかなさかな~♪僕と同じように、小腸が気になる方は、お気を付けください。↑この歌、大好きなんです。スーパーでかかっていたときに、「この曲のCDがほしいので、曲名を教えてください」と店員さんに頼んだことがあります。#全国的に流行る前です。▼健康のために、水を飲め! ~『これで安心 医療体操』 (2023/03/26の日記)
2023.12.13
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昨日、12月11日は、サザンオールスターズの原由子さんの誕生日でした。『ザ・バースデー 365の物語』という本には、365日すべての日について、その日を誕生日にもつ人の興味深いエピソードが掲載されています。『ザ・バースデー 365の物語』(7月〜12月)(ひすいこたろう+ふじさわあゆみ、日本実業出版社)僕は、原由子さんの名前と曲は知っていますが、そのお人柄までは知りませんでした。#原由子さんの曲は大好き。#結婚式のときのプロフィールビデオで「少年時代」とセットで原由子さんの「少女時代」を使いました。この本には、原さんのエピソードとして、次のようなことが、書かれていました。・桑田佳祐さんの才能をぞんぶんに引き出したのは、いつも一番近くにいた原由子さんの笑顔だったと思うのです。(同書p352より)筆者の主観が入っているかもしれませんが、「笑顔がちからになる」というのは、僕の経験上も、よく分かります。技術よりも何よりも、そのことが一緒に活動していくうえで、大切なものなのだということを、改めて思いました。「学校」というところは、特に、それを感じる場所です。学校の中で能力を発揮している人はたしかにいるでしょう。でも、そのそばには、笑顔でそれを引き出している人が、いるのです。そういう人に、僕もなりたいと思っています。さて、サザンオールスターズとしてプロになる時、不安そうな原さんに、桑田さんはこう言ったそうです。「うまいやつなんて上を見たらキリがないんだよ。 みんなで一緒にうまくなっていけばいいんだ」(同書p352より)僕は以前このブログの中で、「結果」よりも「プロセス」といったことを書きました。成果主義や能力主義は、ともすればこういった発想を切り捨ててしまいます。でも、人生で大切な考え方は、「優秀なメンバーを集める」ということではなく、「今いるこのメンバーでやっていくんだ」という考え方ではないでしょうか。そして、そう、学校というところも、やっぱり、そうなのです。みんなで、一緒に、うまくなっていけば、いいんです。▼「これでいいのだ!」 悩んだ時こそ、この言葉を・・・ (2023/09/14の日記)
2023.12.12
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インクルーシブ教育関係のオンラインセミナーの情報をシェアします。「映画『みんなの学校』から10年経って、今問い直すこと」を、当時の校長の木村泰子さんが話されるとのことです。以下、主催者様から送られてきた案内メールから、転載させていただきます。主催:東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター日時:2023年12月23日 午前10時から12時講師:木村泰子(元大阪市立大空小学校長)題目:<年末特別企画>すべての子どもが育つ学校とはどんな学校か ~映画『みんなの学校』から10年経った今問い直すこと~申し込み先:https://select-type.com/ev/?ev=GLYvU3Hjl3w趣旨: 映画『みんなの学校』に映し出された大阪市立大空小学校の実践の事実は、公立小学校とは、すべての子どもに学びの居場所を保障すべき使命を持つことを鮮やかに照らし出しました。 公開から10年近くが経ちますが、残念なことに、不登校も子どもの自殺も過去最多を更新し続けています。また、特別支援学級在籍児童として、通常学級から分けられて学ぶ子どもたちの数もまた、2倍強となりました。 大空小学校の初代校長木村泰子先生は、2015年に退職された後、全国をまわり、学校に悩む子どもの声、保護者の声、そして教師の声に、ひたすら耳を傾けてこられました。 全国の公立学校の状況は困難を増していますが、その中で、一部の学校では、木村泰子先生の支援を受けながら、「みんなの学校」をつくる取り組みも始まっています。 2024年を迎えるにあたって、あらためて、すべての子どもが育つ学校とはどんな学校なのかについて、悩む子どもたちの幾多の声を聴いてこられた木村泰子先生にお話をうかがいます。 地域の公立学校をなんとか変えたいと思っていらっしゃる保護者、地域、教員の皆様、さらに、いまの学校の現状に疑問を持っていらっしゃる皆様に、ぜひご参加いただきたい企画となっています。僕は、申し込みました。あなたも、いかがですか?無料ですし、録画の後日配信もあるので、その時間に都合がつかない方も、関心がある方であれば、申し込んでおいて損はないと思います。なお、映画「みんなの学校」については、このブログでも何度かとりあげさせていただいています。「こんな学校いいな!」と思える、僕の大好きな映画です。▼「困った」子への向き合い方 ~木村泰子『「ふつうの子」なんて、どこにもいない』 (2021/05/05の日記)▼「インクルーシブ教育」を考えるテキスト『「みんなの学校」をつくるために』 (2020/07/25の日記)▼「みんなの学校」上映会&木村泰子先生講演会 in兵庫県西脇市 (2017/06/08の日記)
2023.12.11
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昨日までのブログ記事で、テストにおける合理的配慮の具体的な実践事例を挙げてきました。これらはすべて、多様な子どもたちが同じ教室で共に学ぶ「インクルーシブ教育」につながるものだと思っています。実は、「インクルーシブ教育」のテーマソングを作ろうとしているんです。すでにメロディはあるのですが、その歌詞を公募で募集したいと考えています。#そのメロディは、まだ、ヒミツです。その前振りとして、以前から歌詞を公募していた「あかるい日々」という曲の歌詞公募を、本格的にリスタートしました。この「あかるい日々」という曲(歌詞がないので、仮名)は、5月にYouTube上で歌詞を公募し始めた曲です。ありがたいことに、すでにいくつかの「ぜひ歌詞を作りたい」という声をいただいています。#さっき誤変換で「貸しを作りたい」と出てきた。#歌詞を作ることで、僕に貸しを作ることにもなります。(笑)ただ、動画を1本上げただけで、メロディの楽曲データや楽譜などがいっさいない状態での募集でした。そのため、いざ歌詞を付けようと思われた方も、「で、いったいどんなメロディなんだい?」と戸惑われたようです。メロディがどうなっているか、可視化できていなかったんです。#可視化できていないと、歌詞化できない。そこで、ある人に動画を耳コピしてもらい、メロディ譜を作ってもらいました。#作曲者本人も、譜面なしで作っていたから、楽譜がなかった。そのメロディ譜をつけて、僕のホームページ上で歌詞の公募を正式に開始しました。歌詞の公募サイトに、メロディ譜や、応募要項を掲載しています。あなたが思う「あかるい日々」のイメージを、ぜひ歌詞にしてみませんか?第1次募集の締め切り日は、2024年1月15日です。詳しい募集要項やメロディ譜については、僕のホームページをご覧下さい。▼【歌詞公募】「あかるい日々」(オリジナル曲) https://nikatoma.fun/music-list/akaruihibi/歌詞がついたら、動画の中に歌詞を表示させたバージョンも公開したいと思います。自分1人だけで完結するのではなく、こうやって、いろんな人と協力して、ひとつの作品を作りあげていくことができたらいいな、と考えています。気軽にチャレンジしてみてください。ご応募、お待ちしています。▼【フリーBGM】「Unexpected Motief」と【歌詞募集中】「あかるい日々」 (2023/05/10の日記)▼「きみにあえてうれしい」~卒園・入園・入学などふしめの歌に (2009/02/19の日記)▼自然学校で歌った歌『にじ』 (2006/11/23の日記)▼♪「君から吹く風」~「周りをよく見て」「しあわせって何?」と問いかける合唱曲 (2009/09/12の日記)▼隠れた児童合唱の名曲♪「元気 勇気 ちから」 (2021/10/02の日記)
2023.12.09
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ついに、この日が来ました。ずっと前に「この取組については詳しいことはまた今度書きます」と言っていた話を、ようやく書く時が来ました。#予告してから、なんと約3ヶ月経ったよ。#ついに、年貢の納め時です。タイトルは、ズバリ、「漢字テストをタブレットで受ける!」です。学校には昔から、漢字が苦手な子が、かなりの数、います。その中の何人かは、漢字テストで本当に点数がとれなくて、漢字テストのたびに、あまりの点数の悪さに、毎回打ちひしがれています。個人的には、パソコンやスマホがこれだけ世の中に浸透して、手書きで漢字を書く機会がかなり減っている今、学校のテストで手書きで漢字を書く重要性は、ほとんどない、と認識しています。それにも関わらず、今も昔も変わらず、学校では「漢字テスト」がかなりの頻度でおこなわれています。しかし、そこまでの時間と手間をかけて、漢字を書いて覚える意味はどれだけあるだろうか、ということを、思っています。ただ、そんなことを言っても、来る日も来る日も、漢字テストは、来るわけです。#僕の思いとは関係なしに、学校は回っています。#ちなみに、僕自身は、漢字が大得意でした。#漢字博士と呼ばれていました。#なので、個人的には漢字は大好きです。#でも、漢字で苦しんでいる子どものことを考えると、胸が痛いです。今日も、漢字テストで点数がとれない子をちょっとだけ見させてもらいました。いつも通級で見ているお子さんとは、違うお子さんです。教室にお邪魔した時に、ちょっとだけ、関わりました。漢字テストで書けなかった漢字のうち、担任が「これだけは書こう」としるしをした問題を、頭を悩ませながら、考えているところでした。僕が支援をしてもいいということだったので、ちょっとだけ関わりました。基本的には、3日前のブログ記事に書いた、「半分だけ書いて見せて続きを考えさせる支援」をベースにしました。半分だけ書いてみせる時には、「音声化」も心がけました。たとえば「迷」という字を思い出す支援の場合、僕は、途中まで書いてみせる支援をしながら、「迷ってるから、汗をかいているんだよ。十字路で迷うんだよ」と声かけしました。それを聞かれていた担任の先生が、「へえ~。そんな風に覚えるやり方があるんですねー」と、感心しておられました。#その場で適当に考えた覚え方でしたが、そんな風に言ってもらえて、感無量です。#書いてみせながら、聴覚にも訴えるという、五感に訴える作戦です。今年度初めて導入した「タブレットで漢字テストを受ける」というやり方は、今、その教室で少しずつ広がりを見せており、今回関わらせていただいた子も、普段はタブレットで漢字テストを受けることも、認められています。僕は、教師になって20年以上経ちます。今までも「タブレットで漢字テストを受ける」というやり方が必要そうな子には、たくさん出会ってきました。ただ、実際にそれを実現できたのは、実は、今年が初めてです。そもそもの発端は、9月。担任の先生からの相談を受けたことに始まります。具体的にその子の普段の漢字テストの様子を見せてもらい、「ずっとこの状態が続いていて改善しない」というご相談でした。担任の先生としてもいろいろ取り組まれてきて、それでも変わらない、ということで僕に相談がありました。そのお子さんは通級で見ているお子さんでしたが、普段の漢字テストの様子までは詳しく把握できていなかったので、詳しく教えてもらって、「これは、なんとかしないといけないな」と思いました。それと同時に、「この子の場合は、タブレットで漢字テストを受けた方がいいかもしれない」という言葉が、僕の口から、ぽんと飛び出してきました。担任の先生も、「試してみたい」ということでした。今回はかなり痛烈にその必要性を感じましたので、具体的に実現に向けて、動き出すことになりました。もちろん本人にも確認しましたが、「それができるなら、ぜひ、そうしたい」ということでした。とは言っても、具体的なやり方や受けた後の評価に関しては分からないことも多かったので、実際にタブレットで漢字テストを受けている現役中学生に、その子の場合のやり方を聞いて、準備しました。#遠方の方ですが、SNSで友だちになっていただいて、ありがたいです。実際にタブレットで漢字テストを受けているご本人に事前にお話を聞けたのは、本当にありがたかったです。質問にも詳しく答えていただき、本当に助かりました。これで、「実際にやってみよう!」という決意が固まりました。ここからは、僕が関わっている子が、勤務校で今、実際にやっているやり方です。やはり、子どもによって、環境によって、若干やり方が変わってくるので、先行事例は知っていましたが、微妙な変更・調整・やり方の改善は必要でした。今は、ほぼやり方がかたまりましたので、その最終形をお伝えします。僕が、少し前に、勤務市の有志の会に出したスライド型のレポートがあるので、まずはそれを転載しておきましょう。これで説明を終わりにしてもいいのですが、これだけだと細かいやり方がまだよく分からないと思うので、ちょっとだけ、詳細を追加説明します。今ではもう該当の子はスムーズに自分で一連の流れができるようになっていますが、その一連の流れというのは、こうです。(1)紙で配られた漢字テストを机上に置き、自分のタブレット端末の「カメラ」で撮影する。 ※撮影した画像は「ピクチャ」フォルダの「カメラロール」に入っています。(2)パワーポイントを開き、撮影した写真を「背景」に設定する。 ※パワポファイルは、以前作った漢字テストのパワポを流用し、前のスライドのコピーを作って、その背景を新しい問題に差し換えると早い。 ↓パワポスライド内で右クリックすると「背景の書式設定」が選べます。 ↓パワポスライド内で右クリックすると「背景の書式設定」が選べます。 (3)あとは、そのスライドの上にテキストボックスを配置し、回答欄に合うように、回答を入力して漢字変換させる。 ※新規でテキストボックスを作ると縦書きに設定し直さないといけません。 なので、縦書き設定されている過去に使ったテキストボックスをコピペして、 中身を新しく書き直す方が、早いです。 以前使ったテキストボックスだと文字サイズも最適化されていて、ナイス。(4)パワポ上で漢字テストの回答を入力し終えたら、保存する。(5)勤務校はTeamsを使っているので、Teamsの自分のクラスの「ファイル」のところの「漢字」フォルダに、自分の名前をつけたこのパワポファイルを提出する。 ※前に提出したファイルとごっちゃになるので、できればファイル名を工夫していつの何のテストか分かるようにした方が良い。いかがですか?これ、僕が実施前に思っていたよりも、超絶簡単にできて、びっくりしたやり方なんです。「こんなにカンタンにできるなら、広がるかも」と思っています。担任の先生がデジタル版の漢字テストを事前に作っておかなくてもいいのが、広がりやすいポイントです。担任の先生にその気はあっても、実際に毎回その子のためだけにデジタル版を作ってその子に渡す手間があると、忙しい中だとなかなか継続して実施し続けられないんですよね。今回のやり方は、本人のひらめきもあって、「紙で配ってもらえたら、後は自分でデジタル化して、勝手にやりますから、先生に手間はかけさせません」というやり方に落ち着いたので、けっこう継続して実施できています。どんなに有効そうなやり方でも、「先生に負担をかける」というのは、今のご時世、なかなか続かないようです。あくまでもひとつの事例に過ぎませんが、もしもご参考になるところがあれば、幸いです。他の地域でも、タブレットで漢字テストを受けられるようになることで、手書きで漢字を書くのが嫌でしかたなかった子が、少しでも救われるなら、幸いです。▼▼▼インクルーシブ教育 ※楽天ブログの口コミテーマです。人気順で並んでいます。▼ LD通級担当者が通常学級に対して行う「漢字の読み書き」の苦手さへのアプローチ (2023/09/13の日記)
2023.12.08
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一昨日から、テストにおける合理的配慮の話題を続けて書いています。↓過去記事は、こちら。その1▼「漢字50問テスト」で書けない子への支援その2▼算数の「テスト」で書けない子への支援今日は、勤務市内で有志が集まる会がありました。すると、計算ができない子をテストで苦しめている事例が中学校でもあるようで、「そういう場合は、電卓を使ってもいいのではないか」というプチ議論が起こりました。会に参加していた人はおおむね電卓を使うことに賛成でしたが、「校内の他の先生は、なんていうかな」というのが気になるようでした。僕の場合、小学校高学年以上で基礎的な計算ができない子の場合、さらに高次の算数の学習に向かわせる際には、電卓は使わせていることが多いです。そうでないと、今の単元の学習が、進まないからです。それは、学びの権利保障の一環ではないかと思います。さきほど、「テスト 電卓 学校 合理的配慮」というキーワードでGoogle検索をかけると、非常に興味深い資料がヒットしました。東京学芸大学の増田謙太郎先生のスライド資料です。非常に分かりやすく整理されたスライドで、こんないいスライドを一般公開してくださるなんて!と、感激しました。▼(スライドPDF)「学校における合理的配慮」 (東京学芸大学 教職大学院 准教授 増田謙太郎 先生)上のリンク先のスライド資料の中には、「数学の定期考査で電卓を使用することを認める」ことへの反対意見が、4つの論点で整理されています。そして、その反対意見に対して説得するようなスライドが、後に続きます。すばらしい~!ぜひ、皆さんにも読んでいただきたいです。また、今回の記事タイトルにした「テスト 電卓 学校 合理的配慮」のキーワード検索ですが、これは、オススメの検索ワードです!この検索結果には、ほかにも興味深いネット上の情報やQ&Aがヒットしてきました。ぜひ、このキーワードをコピペして、ご自身でも検索にかけてみてください。(この画像はAIが生成したものです。実在の人物や学校とは関係ありません。)もうひとつ情報提供をさせていただくと、受験の合理的配慮に関するセミナーを先日視聴しました。そのセミナーが、現在、録画の閲覧申し込みを追加で受付されています。こちらも、関心がある方は観ていただけるといいのではないかと思います。(但し、有料です。詳しくはリンク先をご覧下さい。締め切りが2~3日後と迫っています。)▼(あとから配信のあとから申し込み)「高校入試における合理的配慮の誤解を解きたいセミナー〜子どもの学ぶ権利を守るために周りの大人に知ってほしいこと〜」 (学びプラネット様)以下は、蛇足です。言い訳です。最近いろんなところで口頭では報告しているのですが、僕はほかにも「漢字テスト」の具体的な支援として、「紙で配られるテストを、子どもがその場でデジタル化して、手書きの代わりにタブレットで文字入力で回答して提出する」というのを、今年度、ようやく実現にこぎつけました。このことについては「そのうちブログ記事に書きます」と予告したのに、まだ書いていません。明日は、そのことを、書くかもしれません。。。#そうやって、引き延ばすクセが付いています。。。#明日も、書かないかもしれません。▼わり算の筆算で手書き数字が雑で読み違えてしまう子のためのエクセル筆算シート (2021/12/22の日記)▼iOS『はんぷく計算ドリル 九九』は4択なので答えやすい! (2021/03/14の日記)▼「書くこと」の代替手段を当たり前に使える世の中にしよう! (2023/09/01の日記)
2023.12.07
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昨日は、漢字が書けない子の、漢字テストでの支援について書きました。▼ 「漢字50問テスト」で書けない子への支援今日も、同じような話題で、続けます。「テスト」というのは、学校ではかなり重要視されています。ただ、それがあまりにも絶対的なものとして君臨しているのは、学校の本質的な存在意義を考えると、おかしなことではないか、と思っています。僕は、「学校」の本質的な存在意義は、子どもたちが集団で学び合うところにあると思っています。「テスト」が子どもたちのあいだに分断を生んでいないでしょうか。「テストができない子は別の場所で」と言われて、分離教育につながっているようなことは、ないでしょうか。日本が真にインクルーシブ教育を進めようとするなら、テストの問題は、避けては通れません。「テスト」が、ある子どもを苦しめるものになっていないでしょうか。「テストとはそういうものだから」と教師の側が思考停止になっていて、子どもを追い詰めていることもあるように、思います。僕は、「テスト」についても、「子どもファースト」で考えたいです。テストについては特に、昔ながらのかなり強固な慣例があるので、ここを変革すると一気に変わる気もしています。現場の子どもたちの実態にそくして、改めてしっかりと考えていきたい、と思っています。今日は、算数のテストに同室支援で入りました。わり算の筆算で困っている子に、ちっちゃい九九表を渡して、それを見てやってもいい、という支援をしました。(写真提供:写真AC。僕の学校の実際のテストではありません。)九九を覚えていない子は、わり算の筆算なんて、できなくて当然なわけですが、そうすると、テストの時間がその子にとって、ただ苦痛なだけの時間になってしまいます。算数の場合、「九九表を見ながらやってもよい」というのは、僕は、支援としてはアリだと思っています。九九表があるからと言って、それで点数がとれるわけではないのですが、少なくとも「これがあればできるかもしれないから、やってみよう」と思えるきっかけには、なっているようです。「テスト」の支援、いろいろな方々と議論しながら、ホンネのところを交流したいテーマです。昨日と今日の、僕の書き込みは、人によっては、「テストなんだから自力でさせなくてはいけない。なんでそんなことをやっているのか。考えられない」と思って読まれた方も、いるのでは、と思います。いろんな方と、いろんな意見を、交流したいと思います。僕も、自分がやっていることが正しいと思ってこうやって書いているわけではなく、目の前の子どもたちにどんなことができるだろうと、迷いながら、いろいろ試している最中です。ぜひ、コメント欄等で、お考えをお聞かせください。▼「学習障害」やその「進路」 ~井上智さんの本をおすすめします! (2020/07/19の日記)
2023.12.06
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「漢字50問テスト」というのがあります。(写真提供:写真AC。僕の学校の実際のテストではありません。)漢字の苦手な子が、これに苦しんでいます。ほとんど点数がとれないのに、「テストだから自分でがんばれ」と個人の努力に任されていることが、よくあります。そういったお子さんは、45分のテスト時間中、「分からない」「書けない」という思いをずっと持たされ続けています。僕はよく通常学級の授業に入らせてもらっているので、ときには、「教師が、この子もみんなと同じ条件でさせることにこだわっているから、この子にとって、この時間が意味のあるものになっていない」という指摘をさせていただくことがあります。ただ、担任の先生も、「この子にはこの子に合った支援がいるとは思うが、テストの時にどんな支援ができるのか思い当たらない」という場合が、多々あるようです。そのため僕が教室に入らせてもらったときに、僕の方で支援をさせてもらって、それが有効だということを本人や担任が実感されたら、「同じようなかたちで、よかったら、今後も担任がしてあげてください」とお伝えすることがあります。支援に関してはケースバイケースなのですが、今日入らせてもらった教室の場合、「テストに余分があれば、僕にも1枚、いただけますか」「その1枚を使って、Aさんに支援をしてもいいですか」と、事前に担任に伝えていました。Aさんは通級指導で担当させてもらっているお子さんで、今年度だけでなく、経年で見させてもらっているお子さんです。僕は、テストの回答欄に、正解の漢字を半分書いて、テストを折りたたんでAさんの机上に置きました。正解の漢字を完全に教えてしまうわけではないけれど、書き出しの半分は見せてやって、後の半分をAさんが思い出すことができれば漢字を書けるようにしたわけです。折りたたんだのは、一度にヒントが見える問題数を限定するためです。さて、こういった支援を受け入れるかどうかは、Aさん自身が決めることです。「こんなの作ったけど、いる?」と小声で伝えました。お仕着せの支援になってはいけないので、いらなさそうにしていたら、すぐに引っ込めるつもりでいました。Aさんは、いらない支援を手で払いのけるようにしっかりと拒絶できる子です。僕は今まで何度もAさんに「そんなことしていらん」と拒絶されてきたのですが、今回のAさんは、「それがあるなら、助かる」といった顔をしました。そして、自力ではほとんど無回答だったのが、漢字の半分をヒントで示されたことで、俄然意欲的になり、どんどん漢字を書いていきました。結果的には、今までで一番漢字を書いて提出した漢字テストとなりました。テストに関しては、まだまだ、「みんな同じ」にこだわる風潮があります。ただ、僕は、たとえば0点のテストを子どもがとったとしたら、それは子どもの責任ではなく、学校の責任だと思います。学校が子どもに「できない」思いをさせて帰してしまっては、いけません。逆に、「できる」という思いをさせて帰さなければなりません。それが、優先事項です。「テストはみんなに同じやり方でやらせて、同一基準で評価したい」というのは、教師の都合です。それよりも、子どもの事情のほうが、はるかに重要で、優先されるべきだと思っています。こういった「この子に必要な特別扱い」のことを、近年は「合理的配慮」というようになりました。「合理的配慮」とは、みんなと同じことをすることが難しい場合に、その子・その人に合った個別の変更や調整をおこなうことを指します。「合理的配慮」は、しないことが差別なのであって、それをすることで、その子はようやく他の子と同じように同じ場で学習することができるのです。今回の僕のやり方(正解の漢字の半分を書いて見せて机上に置いてやるやり方)が適切だったかどうかは、検証しなければなりません。しかし、どういったやり方であれ、「何かしなければこの子の学習が保障できない」ということが分かっているのであれば、「何もしない」という放置は、子どもを苦しめるだけです。必要なことがはっきりしなかったとしても、とりあえず思いついた支援をやってみて、そしてその支援について後から検証していき、よりよい支援を考えていけばいいのです。僕はそう思っています。あなたは、どう思われますか?▼「通常学級内での通級担当による支援」 (2023/06/28の日記)▼「広島県の小学5年生の合理的配慮への道!」 (2021/10/17の日記)▼小学校市販テストの合理的配慮等(正進社のパンフレットより) (2019/05/19の日記)▼業者テストの「ルビうち」が標準対応に! (2017/06/10の日記)
2023.12.05
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どうしてもYouTube化しておきたいゲーム音楽があったので、この土日に制作しました。ファミコンの名作「ドラゴンクエストⅡ」のエンディング曲「この道わが旅」です。ネット上で見つけた情報では、なんと、この曲を卒業式で歌う学校もあるのだとか。▼ドラクエ2『この道わが旅』エンディングテーマ曲(「世界の民謡・童謡」様)演奏したい人や楽曲分析をしたい人のために、楽譜とドレミを表示させています。作曲は、ドラゴンクエストの作曲家としておなみの、すぎやまこういちさんです。この曲は、大名曲ですね。のちに、歌詞がついたバージョンも歌われました。(歌詞付き歌バージョンも作って、そのうち公開します!)▼「この道わが旅」歌詞 (Uta-Net)ファミコン音源なので基本、3パートによる演奏です。後半、3半音上に転調していますが、ハ長調の楽譜のままドレミ表示をしています。楽譜を見てみると、3パートのそれぞれの役割や絡ませ方がよく分かります。楽譜再生ソフト:カワイ「スコアメーカー」音源:Miroslav Philharmonik 2(オーケストラ音源) パート1(主旋律):Flute(フルート) パート2:Marimba(マリンバ) パート3:Piano(ピアノ)タイトル画像:Canvaで作成ファミコン音源での演奏もとてもいいのですが、今回は実際の楽器を録音して鳴らしているオーケストラ音源で再生してみました。主旋律の音の高さがかなり高いので、フルートを当てています。フルートの音色が、心にしみる、すばらしい動画に仕上がりました。楽譜を見ることで、すぎやまこういちさんの作曲技巧の秘密が「見える」ようになっています。僕は、「なるほど!こうなっていたのか!」と気づかされることがたくさんありました。すぎやまこういちさんの作曲技法でよくあるパターンを分かりやすく教えてくださる動画に、以下の動画があります。参考までに、はりつけさせていただきます。※すぎやまこういち氏楽曲っぽい要素集【ドラクエ楽曲あるある】(マツケん/ MatsukeN様)ファミコンは3パートしか音が出せないという制約がありましたが、だからこそ、制約の中から生まれたとんでもない名曲の数々があります。以前動画を作成した「MOTHER」の曲も、そのひとつです。#この曲も、大好き!ここからは、さらに余談です。「ドラクエ」や「MOTHER」のようなRPGはまだマシかもしれませんが、ファミコンで使える音数については、ただでさえパート数が限られているのに、「効果音」が重なってくると、さらに使える音数が減るということがありました。当時の作曲家は、そのため、かなり苦労されたようです。そのあたりの苦労と工夫は、「スターソルジャー」の作曲者国本剛章さんがYouTubeで語っておられます。以下の動画では、4パートで演奏する理想形から、苦肉の策で2パートに圧縮した実例が語られており、大変興味深いです。ファミコン音源愛好者は必見です!▼ファミコン40周年! 思い出の学習ゲーム「けいさんゲーム」の話を(2023/07/16の日記) ▼米光一成『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』(2010/02/04の日記) ▼スーパーマリオのテーマ曲をカンタンに演奏しよう!(2023/05/08の日記)
2023.12.04
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昨日のブログ記事は、「おどりながら仕事しよう(^o^)」でした。楽しそうにお話をされる方として思い浮かぶのは、先日丹波市の人権講演会でお話を聞いた「にしゃんた」さんです。スリランカから、40年前に日本に来られた方。来日当時は17歳だったそうです。講演会では、にこやかに、明るく、それでいて、伝えたいことはハッキリと、お話しされました。↓にしゃんたさんの公式サイト ▼にしゃんた OFFICIAL ⭐️ タレント・大学教授・講演会人気講師・ミスターダイバーシティ (nishan.jp)上のサイトの中にも書いてありますが、講演会の中で、にしゃんたさんは、次のように言われました。・共生という言葉がありますが、ただ共に生きるだけでは不十分です。僕は「共生」という言葉を好んで使っているところがありましたので、この言葉にドキッとしました。にしゃんたさんは、「共に生きているだけだったら、今も、共に生きてはいるんだ。 でも、それだけじゃ不十分なんだ」と訴えられました。※講演内容の詳細は公開を差し控えさせていただきます。そして、「共に笑う」=「共笑」(ともえ)こそが大切である、と話されました。「みんな笑うことに、しつこく、執着してほしい」と訴えられました。僕は、大変共感しながら、聞いていました。共に、笑おう▼ 「インクルーシブ教育」がなぜ必要なのか~『「共に生きる教育」宣言』などから考える その2(2023/07/08の日記) ▼二見妙子『インクルーシブ教育の源流 1970年代の豊中市における原学級保障運動』(2018/08/12の日記) ▼人権週間に読みたい本 前田良『パパは女子高生だった』(2020/12/07の日記)
2023.12.03
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先ほど、家族で晩ご飯を食べている時に、録画の「珍百景」を観ました。中華料理屋さんの店主が、厨房でおどりながら料理をつくっていました。▼おかしな動きで作る中華料理店(2023/11/26放送回)朝の「題名のない音楽会」で左利きの指揮者出口大地さんの指揮を見た時にも感じましたが、自分の動きを劇化・ダンス化するというのは、究極の、楽しくなる技術です!僕も見習って、おどりながら仕事し、おどりながら生活しようと思いました。楽しくするのは、動きから。心より先に、動きがあります。楽しく動くから、楽しくなるのだ♪今週は仕事に追われていて疲れていたのですが、「あんたは疲れるように仕事しているから、疲れるのや。 この人たちを見てみい。 こうやって動いている方が、疲れないんや」と、神様から教えていただいた気がします。おどりながら 仕事しよう
2023.12.02
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12月です。そろそろ終わりが見えてきました。なかには「卒業式の歌をどうしようかなー」と、選曲に励まれている先生もいるようです。#気が早い?そういう先生に、うってつけの情報です。『教育音楽』という教師向けの雑誌があります。月刊誌です。音楽之友社が発行しています。その最新号の12月号が、卒業式の歌特集なのです。卒業式におすすめの曲が、範唱付きでCDになっています。もちろん、楽譜もついています。CDには、合唱が収録されているだけでなく、カラピアノも収録されています。はっきり言って、オトクです。#価格は、本体価格で2000円。#小学版と、中学・高校版があります。僕は数週間前に雑誌の公式サイトでこの情報をチェックしていました。ただ、雑誌を買うか買わないか検討するために、CDの試聴がしたかったのですが、「試聴」というボタンがあるにもかかわらず、押せなかったのです。#押しても何も起こらなかった。そこで、雑誌社に問い合わせをしました。すると、どうやらホームページの改修をされていたようでした。現在は改修が終わって、試聴もできるようになっています。試聴できるようになっているので、卒業式の歌を探している方は、チェックしてみてください。教育雑誌の最新号なので、現時点での最新のおススメが聴けますよ!↓音楽之友社『教育音楽』12月号 出版社公式サイト▼小学版https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=162312 ▼中学・高校版https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=172312教育音楽 小学版 2023年 12月号 [雑誌]教育音楽(中学・高校版)2023年12月号試聴を終えて、僕は、中学・高校版を買おうと思いました。#小学校の教師なのに。#趣味で買います。合唱を趣味でやっていた者としては、小学生の同声合唱もいいのですが、やはり、混声合唱で男声と女声が一緒になっている合唱の響きに、格別の思いがあります。卒業式の歌となれば、よけいに、万感の思いがつのってきます。#感情移入しやすいたちです。中学・高校版の曲集、谷川俊太郎さんの詩に木下牧子さんが作曲された曲が最後でした。僕が先日YouTubeで公開した「春に」「サッカーによせて」と同じ!なんだか、不思議な縁を感じます。▼合唱「春に」「サッカーによせて」動く楽譜動画公開♪(2023/11/27の日記)
2023.12.01
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