爆裂妻の叩き上げられ人生

爆裂妻の叩き上げられ人生

ダンナとの出会い(前編)

人それぞれ、大切な人との出会いがあるでしょう。
それは家族、友達、元彼氏、ダンナさま、(これから出会うかもしれない自分の)子供。

今日はダンナさんとの出会いと背景を書こうかなと思います。
内容は今までの日記と重複するところがあるかもしれませんが、ご了承ください。(前編は暗い内容)


その頃、私は疲れていた。
結婚しようと共に約束していた彼氏と遠距離恋愛を乗り越えられず(乗り越えられなかったのは彼氏)、別れたばかりだった。

その男は性質の悪い男で、別れるときに「もし綾花の近くでずーっと働いていたらきっと別れなかっただろう。」という、何とも無責任なセリフまで残していった。
しかも、たまに時間が空くと連絡を寄越してきていた。

だから、私は心の底で期待していた。
いつかきっと、必ずまた一緒になれると。
彼の私に対する「愛してる」の気持ちがそう簡単に消えるとは
到底信じられなかったのだ。

しかし、そんな淡い希望は数ヵ月後、もろくも打ち砕かれた。

彼は転勤先で、出会ってからたったの2ヶ月の女性と結婚してしまったのだ。彼女(現奥さん)は昔近所でよく遊んでくれた7歳年上の女性だという。(だから正確にいうと再会したということ。)

その事実を知ったとき、本当に失神しそうだった。
私達が出会ったのは4年も前のことである。(別れる前から)
いったい私達の信頼関係はなんだったのだろう。

しかも、待っていたのは私だけで彼はすでに新しい人生を歩み始めていたのだ。

今まで生きてきてこんなにもみじめでショックだったことはない。
会社も休み、食欲もなくなり、とにかくひたすら大声で泣いた。

彼の抜けた穴は大きく、死んでいるのか生きているのか分からないような毎日が続いた。
あまりの悲惨なありさまに母は私が自殺するのではないかと心配するほどだった。

過去の彼に関するエピソード日記
「忙しい男と暇な女」
「別れても好きな人。」


何とかしなければ・・私は父親からの愛情も得られず、愛している彼氏からの愛情も手放し、とにかく男性の愛情に飢えていることに気が付いた。

それからというもの、何かがはじけたように突然私は暴走しだした。
家にはほとんどいなかった。毎晩、遊び歩いた。
合コンも嫌いなくせに顔を出すようになった。
ナンパをされてホイホイついていくようになった。
挙句の果てには不倫までしてしまった。

不倫の彼とのエピソード日記
「許された恋」


とにかく何とか生きている実感はあった。
男性の肌のぬくもりを感じるとなぜか安心感が得られた。

どんな男性でも不思議とセックスしてる時は優しかった。
虚しさも感じたりしたが、それよりもとにかく男性からの
好意的な態度が嬉しくてたまらなかった。

今思うと、セックス依存症だったのではないかとも思う。

しかし、次第に精神的にも体力的にも疲れが限界に達してきた。
自分を安売りすることにも虚脱感を感じてきていた。

こっちが遊びだと向こうも遊びであることがほとんどだったが、
そうでない場合もある。修羅場も何度かあった。
(この話はまた後日、番外編で)

振られたり、振ったり、傷ついたり、傷つけられたり、
ぐちゃぐちゃ、ボロボロ・・結局何も癒されてはいなかった。

そんな時だった・・一通のメールが届いた。
友人のTさんだった。
彼女は一流大学院を卒業し、世界を股にかけ、遊び(?)まくっている子だった。私より5歳年上だったけど仲が良かった。

彼女が海外にホームステイしている先に遊びに行ったこともある。
しかし、所在不明なことが多く、最近は疎遠になっていた。

ひとまず、久しぶりに会おうということになった。
2年~3年ぶりくらいだった。





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