６６話
ここはバトルロワイアル本部・・
「な？・・・」
増田は驚きの声を上げていた・・・。
何故なら自分は津部 拓也が優勝すると睨んでいたからだった。
しかしここに来てやる気になっていた
関内 麻子も津部 拓也もある人物に殺されてしまっていた・・。
奥から顔を出してきたのは亜紅間だった・・。
「っということはこの右翼と左翼を潰した
女子５番・・小柴さんが・・・優勝・・それで決まりですね・・」
「そうですかぁ？確かに関内や津部を倒したのは
たいしたものですけど・・なんというか・・
優勝をするためにゲームに乗っている雰囲気ではないんですけどね・・」
増田はどうしても小柴が優勝するとは思えないらしい・・。
「・・あぁ・・それと塚本と高野の件ですが・・」
亜紅間の態度があきらかに豹変している・・。
「困るんですよね・・・基本的にこのゲームは
生徒どうしでしか殺しは発生しない・・
ましてやあなたは軍の関係者じゃない・・
あくまで担任なんですよ・・・
そんなあなたは勝手にヘッケラーを持ち出し
２人を殺害にいたった・・・」
増田の額から冷汗がにじみ出ている・・・。
「仕方な・・」
「仕方ない・・ではないんですよ？あなたのした事は
立派な犯罪行為なのですから・・・ねぇ・・
男子１６番・・増田 康人君・・・」
増田の顔が見る見る青ざめていく・・・。
周りの兵が一斉にこちらに向かって軍用式Ｍ１ライフルを構えているのだ。
「・・し・・出席番号を出すのは・・やめてくださいよ・・」
すると亜紅間は奇妙な笑い声を発してこう言った。
「あぁ・・そうですよね・・さすがに経験者という
肩書きに触れられるのはいいものではありませんか・・」
増田 康人・・・２５歳・・
１０年前・・丁度プログラムという制度が出来てから間もない時代・・
中学３年・・４０人クラスの男子１６番だった増田 康人は
第２回プログラムに参加していたのだった・・。
そしてそのプログラムで増田は・・見事優勝を果たしていたのだった・・。
その後コネで教師の道へ進み・・・
そして今自分のクラスがそのプログラムという状況に置かれている・・。
自分の命を守るためには
プログラムに協力的でなくてはならない・・・
しかしやはり内心は強く悔やんでいた・・。
そんな増田が何故一人で勝手な行動をとり・・
あまつさえ塚本と高野を殺害したのか・・・。
そしてわざわざ自分のヘッケラーを小倉に託したのか・・
それは増田がプログラム中に裏切られた・・ことに要因していた・・。
必死に仲間を集めようとしていたが
２人の女子しか集まりはしなかったのだ・・。
そして脱出しようという考えも張り巡らしていた・・
しかし脱出策は最後の３人になっても考えが付かず
仲間の一人が裏切り行為を果たし自分に襲い掛かってきたのだ・・。
しかしその襲撃を返り討ちにし殺害した増田は
涙を流しながら残りの女子をも殺害し優勝に至っていた・・。
脱出という道を選んでいた小倉達３人はあまりにも
あの時の３人の状況と似ていた・・。
裏切り行為を果たした女子は
まるで塚本みたいに穏やかな性格だったのだ・・
もう一人の女子はやはり高野みたいに
コンピュータの扱いに慣れておりハッキングを仕掛けようともしたのだが
それは無理だった・・・。
あの時の状況を繰り返させないためにも・・・
もしかしたらそんな思いがあの時にはあったのかもしれない・・。
「まぁ・・いいでしょう・・どっちにしろ
プログラムを支援してくれてる以上
プログラム中は軍の関係者とみなされても不思議ではありませんしね・・
残り４名・・引き続き頼みますよ・・増田先生・・」
そう言うと兵士を元に戻らせ・・亜紅間も銃口をおろした・・。
そしてまだ午後６時になっていないのにも関わらず・・
マイクを手に取る・・。
「はい！まだ６時ではありませんが緊急定時放送とします！
今まで死んだクラスメイトを紹介しますよ・・
まず女子８番関内 麻子さん・・そして男子１３番津部 拓也君・・
後は・・男子１６番柊 淳君が死亡確認されています・・。
さて禁止エリアですがもう残り４名でゲームに乗ってくれてる生徒も
いるかいないか危ういっということで
一旦全エリアを正常エリアとし
今から１時間後の午後６時に
Ｄ－４、Ｄ－５、Ｄ－６
Ｅ－４、Ｅ－６
Ｆ－４、Ｆ－５、Ｆ－６
エリア以外を全禁止エリアとします・・
さらにその６時間後・・０：００に優勝者が決まっていなければ
残っている生徒の首輪を全て破壊しますよ・・
それでは今井君、雪村君、小柴さん、沢近さん・・・
頑張ってください・・」
そう言って放送が切れた・・・
ついに最終決戦をせよとの宣告が出されたのだ・・。
果たして優勝するのは・・？
【残り４名】
「な？・・・」
増田は驚きの声を上げていた・・・。
何故なら自分は津部 拓也が優勝すると睨んでいたからだった。
しかしここに来てやる気になっていた
関内 麻子も津部 拓也もある人物に殺されてしまっていた・・。
奥から顔を出してきたのは亜紅間だった・・。
「っということはこの右翼と左翼を潰した
女子５番・・小柴さんが・・・優勝・・それで決まりですね・・」
「そうですかぁ？確かに関内や津部を倒したのは
たいしたものですけど・・なんというか・・
優勝をするためにゲームに乗っている雰囲気ではないんですけどね・・」
増田はどうしても小柴が優勝するとは思えないらしい・・。
「・・あぁ・・それと塚本と高野の件ですが・・」
亜紅間の態度があきらかに豹変している・・。
「困るんですよね・・・基本的にこのゲームは
生徒どうしでしか殺しは発生しない・・
ましてやあなたは軍の関係者じゃない・・
あくまで担任なんですよ・・・
そんなあなたは勝手にヘッケラーを持ち出し
２人を殺害にいたった・・・」
増田の額から冷汗がにじみ出ている・・・。
「仕方な・・」
「仕方ない・・ではないんですよ？あなたのした事は
立派な犯罪行為なのですから・・・ねぇ・・
男子１６番・・増田 康人君・・・」
増田の顔が見る見る青ざめていく・・・。
周りの兵が一斉にこちらに向かって軍用式Ｍ１ライフルを構えているのだ。
「・・し・・出席番号を出すのは・・やめてくださいよ・・」
すると亜紅間は奇妙な笑い声を発してこう言った。
「あぁ・・そうですよね・・さすがに経験者という
肩書きに触れられるのはいいものではありませんか・・」
増田 康人・・・２５歳・・
１０年前・・丁度プログラムという制度が出来てから間もない時代・・
中学３年・・４０人クラスの男子１６番だった増田 康人は
第２回プログラムに参加していたのだった・・。
そしてそのプログラムで増田は・・見事優勝を果たしていたのだった・・。
その後コネで教師の道へ進み・・・
そして今自分のクラスがそのプログラムという状況に置かれている・・。
自分の命を守るためには
プログラムに協力的でなくてはならない・・・
しかしやはり内心は強く悔やんでいた・・。
そんな増田が何故一人で勝手な行動をとり・・
あまつさえ塚本と高野を殺害したのか・・・。
そしてわざわざ自分のヘッケラーを小倉に託したのか・・
それは増田がプログラム中に裏切られた・・ことに要因していた・・。
必死に仲間を集めようとしていたが
２人の女子しか集まりはしなかったのだ・・。
そして脱出しようという考えも張り巡らしていた・・
しかし脱出策は最後の３人になっても考えが付かず
仲間の一人が裏切り行為を果たし自分に襲い掛かってきたのだ・・。
しかしその襲撃を返り討ちにし殺害した増田は
涙を流しながら残りの女子をも殺害し優勝に至っていた・・。
脱出という道を選んでいた小倉達３人はあまりにも
あの時の３人の状況と似ていた・・。
裏切り行為を果たした女子は
まるで塚本みたいに穏やかな性格だったのだ・・
もう一人の女子はやはり高野みたいに
コンピュータの扱いに慣れておりハッキングを仕掛けようともしたのだが
それは無理だった・・・。
あの時の状況を繰り返させないためにも・・・
もしかしたらそんな思いがあの時にはあったのかもしれない・・。
「まぁ・・いいでしょう・・どっちにしろ
プログラムを支援してくれてる以上
プログラム中は軍の関係者とみなされても不思議ではありませんしね・・
残り４名・・引き続き頼みますよ・・増田先生・・」
そう言うと兵士を元に戻らせ・・亜紅間も銃口をおろした・・。
そしてまだ午後６時になっていないのにも関わらず・・
マイクを手に取る・・。
「はい！まだ６時ではありませんが緊急定時放送とします！
今まで死んだクラスメイトを紹介しますよ・・
まず女子８番関内 麻子さん・・そして男子１３番津部 拓也君・・
後は・・男子１６番柊 淳君が死亡確認されています・・。
さて禁止エリアですがもう残り４名でゲームに乗ってくれてる生徒も
いるかいないか危ういっということで
一旦全エリアを正常エリアとし
今から１時間後の午後６時に
Ｄ－４、Ｄ－５、Ｄ－６
Ｅ－４、Ｅ－６
Ｆ－４、Ｆ－５、Ｆ－６
エリア以外を全禁止エリアとします・・
さらにその６時間後・・０：００に優勝者が決まっていなければ
残っている生徒の首輪を全て破壊しますよ・・
それでは今井君、雪村君、小柴さん、沢近さん・・・
頑張ってください・・」
そう言って放送が切れた・・・
ついに最終決戦をせよとの宣告が出されたのだ・・。
果たして優勝するのは・・？
【残り４名】
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