仏ふつキール・ロワイヤル

つわり




つわり


つわりはもちろん、どこの世界で妊婦になっても、重いひとは重いし、、ならないひとはならない。

私の場合は、もともとの体質なのか、それともフランスのその年の猛暑プラスストレスの
せいなのか分からないが、かなり派手にやられた。

だがそれを周りのひとや、婦人科医に話しても、「当然のこと」というかんじでかなり軽く
あしらわれた。

「フランスでは、つわりに対する認識が、日本より低くないかい??」

と思った覚えがある。

日本では、女性が急に

「げーーーっ!」

となっただけで、「妊娠?」って職場のおじさんにからかわれたりしちゃうくらいなのに。


ともかく、つわりはつらいが、フランスでのつわりは、ほんとにきつかった。

なんと言っても、食べられるものがないのだ。

今まで好きだったものが食べれなくなる、これだけでもかなり悲しいのに、
そのかわりに食べれるものがみつからない・・。

コーヒー、トマト、チーズ、生クリーム、たまねぎ、ハム、・・・全部ダメになった。

とにかくくどいもの、胃におもいものは、ぜんぶ×。

かわりにさっぱりとした、蛸ときゅうりの酢の物とか、海藻サラダ、ざるそばとかが
食べたかったが、そう簡単には手に入らない。

まぁ、特別和食が食べたかったのは、ストレスによるものだったと思うけど。

普通ならなんとか探し出すこともできるが、つわりがきつくて、家から外にでるの
だってこわいのだ。

いつどこで吐くかわからない恐怖。

毎日二日酔い状態。


フランスの、特に田舎で妊娠したら、日本から和食材をがっつり送ってもらうことに
なるかもしれない。


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