ラスベガス ロサンゼルスの旅

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2020年03月13日
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心不全の薬物治療
薬物治療(薬による治療)は、心不全治療の基本となるものです。
心不全の薬物治療の目的は大きく分けて二つあります。

第一に、息切れなどの症状を改善し生活の質(QOL)をよくすること、第二に予後
の改善、つまり心不全が悪くなって入院することを防ぎ、死亡率も下げる、つまり
長生きできるようにすることで、それぞれの目的に適した薬を使う必要があります

第一の目的に最も適した薬は、 利尿薬です。心不全になるとレニン・アンジオテンシン、アルドス
テロンなどのホルモンが多く分泌されて、体に水分とナトリウムが溜まる結果、血液のうっ滞が起
こり、息切れやむくみといった症状が現れます。利尿薬は体に溜まった水分やナトリウムを尿に出
すことによって、うっ血を改善し、心不全の症状を軽くします。

第二の目的に用いられる薬剤としては、①
左室の収縮機能の低下が原因で起きる「収縮不全」では、
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、ACE阻害薬が副作用などで使えない場合はアンジオ
テンシン受容体拮抗薬(ARB)、 交感神経の緊張を抑えるベータ(β)遮断薬、 アルドステロ
ン拮抗薬、があります。これらの薬剤は、大規模臨床試験によって収縮不全の患者の寿命を延ばす
ことが知られています。これらの薬は心不全の症状がなくても、心臓の機能が低下していることが
分かった段階から始めたほうがよいと考えられます。

一方、左室の収縮機能の保持された「拡張不全」については、上記のように明らかに寿命を延ばす
ことが確認された薬は、現在のところ残念ながら存在しません。心不全の症状をとるためには、収
縮不全と同様、利尿薬が有効であることに加えて、拡張不全の患者さんでは、高血圧、糖尿病、メ
タボリックシンドローム、心房細動などを合併していることが多いため、それらの治療をしっかり
行うことも重要です。また、高齢者では、薬をきちんと飲めない方や生活習慣の注意をまもれない
方も多くなりますので、家族がこれらについてのサポートをする必要も出てきます。

もう一つ、知っておいていただきたいのが、心不全以外の病気の治療に使われる薬が、心不全を悪
化させることがあるということです。たとえば、鎮痛剤や消炎剤は腎臓の機能を落とし、体に水分
が溜まりやすくします。そうなると心不全の悪化を助長する可能性がありますので、使用は必要最
小限にすべきです。また、不整脈の薬やカルシウム拮抗薬の一部は、心臓の働きを弱め、心不全を
悪化させる危険性があるといわれています。漢方薬のなかでは、甘草を含むものは、鎮痛剤・消炎
剤と同様の理由で注意が必要です。循環器以外の診療科から薬が処方されている場合は、どんな薬
を飲んでいるのか、循環器の先生に知っておいてもらう必要があります.

ニトロール錠(舌下用) 胸痛時頓服用 今回、胸が苦しくなった時飲んだ薬です
一瞬楽になった時自分で119して助かりました






ニトロール錠(舌下用) 胸痛時頓服用 今回、胸が苦しくなった時飲んだ薬です
一瞬 楽になった時自分で119して助かりました




私が現在、心筋梗塞再発予防のために服用している薬
予備として10日分多めに処方してもらいました











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最終更新日  2020年07月22日 05時03分35秒
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