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アミオ・セルヴェルは、シャンボール・ミュジニー村で有名なドメーヌのひとつだ。日本のワインショップに並ぶ高品質のワインの作り手としては珍しく、ドメーヌに直売所を設けている。ただ、アポイントをとっていないと入ることはできない。
前回2010年にここを訪れ、長男の誕生年のアムルーズを入手した( http://plaza.rakuten.co.jp/leclosducaillou/diary/201101080001/
)。今回も訪問して長女の誕生年のアムルーズをゲットしようと何度かメールを送っていたが、最終的に約束をとりつける前に日本を出発してしまった。つまり、アポイントはとれていなかった。
この日、シャンボール・ミュジニー村は冷たい雨が降っていた。役場前のバス停跡(ここまで入る路線は廃止された)の横から学童バスが出ていくのを眺め、付近にある著名ドメーヌの入口で何となく写真を撮った。そして、来る時に降りたバス停まで戻ろうと歩いていて、アミオ・セルヴェルに近づいた。 ベルを鳴らそうか、と考えていたその時、家の玄関のドアが開いた。走り寄ると、ドアを開けた女性は再び家の中に戻っていくところだった。
私「すみません。すみません。ちょっと前にメールを送った者です。ワインを売ってくれませんか?」
女性「いま?」
私「いま」
女性は苦笑しながらカギを取り、直売所に招いてくれた。前回お会いしたクリスチアン・アミオ氏の奥様だった。急なお願いだったので、奥様の写真は撮影しなかった。
バックヴィンテージがごろごろ並ぶ直売所
※画像は一部加工済み
販売用のリストをみると、アムルーズ2014年など人気商品は軒並み「品切れ」だったが、1本なら販売してもいいというので、ありがたくいただくことにした。クロ・サン・ドニは「本当に少なくて在庫がない」とのこと。滞在中に飲むため、村名モレ・サン・ドニも1本購入することにした。
クレジットカードが利用可能で、ここに入れば気楽にワインが買えて本当に良い。価格はアムルーズが特級の2銘柄(クロ・サン・ドニとシャルム・シャンベルタン)をおさえて最も高く、132ユーロ。一方、モレ・サン・ドニは27.50ユーロで、村名の赤ワインでは一番安かった。売り場には2000年以降ぐらいのバックヴィンテージのボトルがごろごろしているので、好きな人は一度行くと良いと思う。クリスマス用のノベルティもいただき、売り場を離れた。
=禁無断転載=
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