不定詞の形容詞用法も基本はやっぱり同じ、矢印です。
time to sleep timesleep
眠るための時間
food to cook foodcook
料理すべき食物
難しいことはありませんね。
ここでもう一つ、一般論として英語を練習するときのコツ。
「意味のまとまりを捉える」ことです。そしてそれを音読するときにはしっかり意識する。
不定詞の形容詞用法を使った文ならば、その形容されている名詞と不定詞を切り離してはいけません。
“time to sleep” “food to cook“ はあたかも「1語」であるように考えられるべきなのです。
We have / a lot of food to cook / for Osechi / today.
ひとつの文はこのように区切って、わずかに間を開けて読みます。スラッシュ( / )の間は一気に読むのです(単語が互いにくっついて聞こえます)。
音読を練習するときも、あらかじめ、どこで区切るかを考えたり、お手本を聞いて確かめたりして、初めのうちはテキストにスラッシュを入れて分かりやすくするといいでしょう。
something / anything/ nothing +不定詞形容詞用法
これはとっても便利ですよね
something to eat
「何か食べるもの」 ひとつだけ注意することは、普通の形容詞もsomethingなどの語の後に来るということです。
something hot to eat
「なにか暖かい食べ物」
(cf. an interesting book to read)
ところで、 something と anything ってどう使い分けるの?
疑問文や否定文ではanything と習ったのではないかと思います。それは一応合っているのですが、でも疑問文でもsomethingを使うことはあります。
ひとことで言えば、anythingは「純粋に(あるかないかが)分からなくて聞いている」というときに使います。
Would you like something to eat?
なにか食べるものはいかがですか。
この文の場合、疑問文の形を取っていますが、その「キモチ」は、「純粋に分からなくて尋ねている」というよりは、「勧める」キモチです。だからsomethingのほうがいいのです。anythingを使っても間違いではありませんが、その場合の方が「尋ねている」キモチが強くなります。
逆に言えば、somethingを使う場合は、たぶん欲しいだろう、という予測が働いているのです。
Do you have something to eat?
Do you have anything to eat?
これらはどう違うでしょうか。
上記と同じで、純粋に分からなくて尋ねている、ならanythingですが、somethingを使うときは、あらかじめ「あるだろう」という予測を持っているニュアンスです。「あるかないか」尋ねている、というより「あるでしょ?」と確認している感じ。疑問文的性格がやや薄れているのです。
というわけで、「疑問文と否定文にanythingを使う」という原則はそれなりに正しいわけです。
もちろんsome/anything だけではなく、some/anyone some/anybody それからsome/any単独の場合もすべて同じ原則です。
前置詞をともなう不定詞形容詞用法
I need something to write.「なにか書くものが必要だ」ですが、状況によって微妙に違います。
ペンか何かがほしいなら
I need something to write with.
紙が欲しいなら
I need something to write on.
執筆の題材が欲しいなら
I need something to write about.
↓こういう基本の文を考えれば分かりますね
I write about English study on some paper with a pen.
もっとも、実際の会話では状況が目で見て分かることも多いので、必ずしも前置詞を入れなければイケナイ!ということはありません。