オ~レ~! オレオレオレ!!

てくてく熊野古道(3日目その2)


ゆっくり昼食&休憩を取った後、いよいよ熊野本宮まで向かいます。
13:50、休憩点のすぐ先にある船玉神社でお参りを済まし、歩き始めます。
次の「猪鼻王子」を過ぎ「発心門王子」へは14:13着。ここから暫く久々の舗装道路を歩きます。
船玉神社猪鼻王子発心門王子
(左:船玉神社  中:猪鼻王子  右:発心門王子)
「発心門王子」を過ぎたところで、ちらほら歩いている人を見かけます。
暫く歩いていると、これまた久しぶりの集落。無人の販売所がちらほらあり、農産物や自家製梅干しなどついつい目を奪われます。その先になにやら老夫婦が座って休憩している光景が・・・・・と思ったらなんと「人形」でした!
良くできたご夫婦
この近くに木彫工房があり、そこの作品とのことらしい。
良くできた”ご夫婦”に見送られ、「水呑王子」到着14:40。次の「伏拝王子」までの間、やはり無人販売所があり、その一つで何とも美味しそうな甘夏を購入。一個\50(^^)。疲れた体には、水分・甘味・クエン酸どれも最高でした!食べながら歩いて到着したのが15:08。
水呑王子伏拝王子
(左:水呑王子 左:伏拝王子)
ここまでくると、いよいよラストスパート!「熊野本宮大社」まで残す「王子」は後一つ。
その王子「祓戸王子」を15:53に過ぎ、いよいよ「熊野本宮大社」に入ります。
祓所王子熊野本宮裏手門
(左:祓戸王子  右:熊野本宮大社裏鳥居)
そしていよいよ・・・
ゴ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ルッッッ!!!
本宮大社第一殿・第二殿熊野本宮大社第三殿・第四殿
(左:本宮大社第一殿・第二殿 右:熊野本宮大社第三殿・第四殿)
到着が16:00、本殿前の広場に入った瞬間から、空気が変わるのがわかります。本日の行程約26kmを歩ききった達成感とともに、熊野神々がおわす場所に着いた感動。なんとも言えない瞬間でした・・・。
しかし・・・ずっと感動していられません。この後、本日の宿泊地、川湯温泉までの道のりが残っています。
地図を確認していると、「大斎原(おおゆのはら)」という大鳥居があるポイントが近くにあるのを確認。せっかくだから行かねば。
行ってみると、菜の花の黄色い絨毯の先にスゴク大きな鳥居がいらっしゃいました。行ってみると、なにやらまた空気が変わり、鳥肌もたちます。しかも本宮より強く(写真では伝えられないのが残念)。
立て札等を読んでみてその理由がハッキリ。
元々熊野本宮大社の本殿があった旧社地とのこと。明治の大洪水でいくつかの社殿が流されてしまい、今の本宮にあるのは上四社がその時に移築されたモノだそうです。今でも中四社、下四社が残っています。とにかく異空間のように感じました。
大鳥居熊野本宮旧社地
(左:大鳥居  右:大斎原(熊野本宮旧社地))
ちょっと強力なエネルギーにしばし動けず。
で、目が覚めたように、宿へ行かねば!と思い出し、また歩き始めます。
「大斎原」から、川湯温泉郷までは約4kmのほぼ平坦な舗装道路でした。
本宮でエネルギーをもらったためか、あれだけ歩いた後にもかかわらず、さくさくと歩が進み、40分ほどで本日の宿泊地「川湯温泉 かじか荘」へ到着!
まずは温泉に入って汗を流し、宿のそばの食事どころで地方名物「めはりずし」を食べました。
川湯温泉での晩ご飯
ご飯が高菜でくるまれたもので、「目を見張るほど大きい」が名の由来だとか。鮎(だったかな?)の甘露煮は骨が柔らかく頭からバリバリと。生ビールとともに今日の自分にお疲れっ!!と乾杯。
宿に戻ると、もう一度温泉に入り、今度は筋肉をほぐします。
湯上がりにまたビールをゴキュ!とやってしまいました。
その後は、明日の予定を確認、早々に就寝しました。

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