Das Tagebuch von Judith

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liebejudith

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August 2, 2006
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カテゴリ: 音楽・芸術

今日の一枚。


ワーグナー:舞台真性祝祭劇「パルジファル」
クリスティアン・ティーレマン指揮/ウィーン国立歌劇場
プラシド・ドミンゴ他


parsifal

指揮は、ドイツ正統派を継ぐ指揮者として今最も注目を集める、ティーレマン。
そして主役を歌うのは、あの三大テノールの一人、プラシド・ドミンゴ。

ドミンゴはここ10年ぐらい、ワーグナーに積極的に取り組んでいます。
三大テノール(ドミンゴ・パヴァロッティ・カレーラス)の中で
ワーグナーを歌うのはドミンゴだけです。

ティーレマンはさすが、今年のバイロイト音楽祭でリングを任された指揮者です。
堂々とした立派な、「これぞ」と言うべきワーグナー。申し分ありません。
ドミンゴはもう高齢(64歳)のため、さすがに衰えは隠しきれず


演出が面白かったので、DVD化を望みたいところです。
上へ下へとステージが動き、演説を舞台上からテレビカメラ中継して
モニターに映し出すなど、視覚的にも観ていて飽きません。
この舞台上でのテレビカメラ中継はミュンヘンでのマイスタージンガー
(トーマス・ラングホフ演出)でも同じ手法が用いられていました。
最近の流行なのでしょうか?


この録音は昨年夏、ウィーンで収録された物です。
私は、昨年夏にこの公演を観に行きました。
衰えたとはいえ、さすがにドミンゴ人気はすごい!
前売りチケットはとっくに完売で取れず。
仕方なく当日券ねらいです。

聞いたので「まあ、10時から並ぶのは一部のマニア。昼頃から並べばいいだろう」
ぐらいに高をくくってました。開演は17時です。

ところが!

朝8時頃、美術館に行くついでに「もし整理券とか出ていたらイヤだな」と思って
チェックがてらオペラに立ち寄ってみたら、既に50人以上も並んでいるではありませんか!

私もあわてて当日の予定をキャンセル。行列に並ぶことにしました。
開場の16時まで約8時間。ずーっと待ち続けます。
8時間並んだあげくに、立ち見です。
ウィーンの当日券は立ち見席です。
そして、観たモノはワーグナーの「パルジファル」5時間。
パルジファルは、ワーグナーの作品でも、最も難解で重たい作品。
「楽劇」「歌劇」ではなく、ワーグナー自身が「舞台神聖祝祭劇」と名付けた作品です。
第1幕は完全な儀式。終了後は拍手をしないことが慣例となっています。
第2幕は神々の物語。
重い・・・・あまりに重すぎる・・・・!
ヘトヘトになりました。

ティーレマンの演奏は立派だし、ドミンゴの歌唱を聴くだけでも価値ありなのですが、
もう一度やれと言われたら考えてしまいますね(笑)


ちなみに、ドミンゴは今年6月、NYメトロポリタンオペラの来日公演で
ワーグナーの「ワルキューレ」に出演し、ジークムント役を歌いました。
とてもいい声だし、歌も上手い。
・・・でも第1幕終盤には既にバテてきてしまいました。
しかし声量が出なくなっても、音楽が死んでいないのはさすがです!
オケもドミンゴが歌う部分では音量を落としてフォローしていました。
恐らく、これが最後の日本でのステージでしょう。

永遠の王子様、ドミンゴ。





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Last updated  August 3, 2006 12:47:17 AM
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