ライフデザインコーチ 【にいにい】 の      ありえない!!日記

るぱn 「あれから一年」


彼、るぱnは
僕のコーチングを受け始めて半年ほどたち、
大きく心が変化しはじめていたところに
運命の人の一言をもらい、その後さらに数ヶ月
コーチングを続け、あっという間に進路転換の決断から
自分の最も望む進路を決めてしまったのです。

僕自身がびっくりするくらいあざやかに。
それ以来彼は本当に変わりました。
久しぶりに会う人にもよく言われるそうですが
それもうなずけるような変化です。
本当に自然体ですがすがしく生きていて。。。



<本文>


“はぁ・・・,あれから一年経ったのかぁ~~~”



去年の今日,私は学者になることを諦めました.
大学院への進路を「断」ち,
就職することを「決」めました.


自分のなかでは,非常に辛い「決断」でした.
その一方,何とも言えない解放感に満ちた決断でもあったのは確かです.


例えて言うと,
積乱雲の状態が晴天に変わっていったような感覚.


あの時に味わった感覚を人に説明するのが難しい.


私の中に,何かもう1人の私のような存在がいて,
「大学院に行くのをやめた!」と決めた瞬間に
その存在が喜びに満ちあふれ,静かに,
そして温かく優しい微笑みを浮かべて私を包み込んでくれました.


(こんな説明をすると,おかしくなったんじゃないか,と言われますが・・・)


「この決断が心から望んだもので,これ以外にはない」
迷いが一切とれて「決めた道に進もう」
と,あの時以上に実感できたときはありません.



「“アメリカに行ってPh.D.を取る!”とか豪語していたのに今更諦めるなんて恥ずかしくて言えない・・・・」
とか思っている自分そのものが恥ずかしくなりました.


世間体なんか関係ない.
周りからどう思われるかではなく,自分がどう思うかが大切なんだ!


あの時,それを学びました.




私はただDrという称号が欲しかっただけ.
私はただアメリカで頑張っているというイメージを欲しかっただけ.
私はただスゴイ人だと思われたかっただけ.
私はただカッコツケたかっただけ.


このことを認めるのに,どれだけの時間がかかったか・・・




コーチングを通して,徐々に自分の本音に耳を傾けるようになり,
自分の感覚を大切にするようになり,
「~すべき」とか「~しなければならない」と自分に強制している自分に気付き(人に強制されることが一番嫌いな自分なのに),
「べき論漬け」の自分から「~したい,なりたい」をベースとした自分になるリハビリテーションを行いました.

そして,あの人の駄目押しの一言.






“あなたは自分にウソをついている”









“本当は,どうしたいの・・・?”






これを聴かれて,fictionでかためられた自分がガラガラと音をたてるように崩れ去りました.
まるでWorld Trade Centerが崩落するように・・・

私のことをよく知っていてくれる存在だからこそ
誰よりも愛していてくれる人だからこそ
私の心に突き刺さった言葉だと思います.



「周りからどう思われてもいい.自分にとって本当に大切な人からだけ理解されていれば,それでいいじゃないか・・・」



そこから価値観が変わってきたのだと思います.





世間体なんかクソくらえだ!!!





あのとき,そうおもいましたね.


翌日,友人に「学者になるのを諦めた」と伝えて,こう聞かれました.








「本当に,それでいいの・・・?」







“学者になるのを諦めたんだ!”



自信を持って笑顔で爽やかにそう言うと,
相手はそれに呑まれたのか



「そっ,そうなんだ・・・」






という感じでした.




就職活動でも同じ.
自信を持って「諦めました!」と言うと
意外と相手はそれ以上聞いてこない.



思ったより反応(反論)してくれない相手に
私自身が拍子抜けしたくらい.(笑)




それからの自分は,何かが入れ替わったンじゃないかと思うくらい
違う自分になった気がします.



「ルパン,なんか突き抜けた感あるよね」


こんなコメントすらもらえるようになりました.



今まで見ていた世界がまるで別.
家の前の同じ道を歩いていても,どこか美しく見えたし,
誰も見ていないのにゴミを拾うご老人の姿に心から感動したし,
母親が幼稚園生くらいの子供とただ一緒にいるだけ
なのにそこが光り輝いて見えたし,
当たり前のように規則的に動いている電車があることに感動したし,
今自分がここにいる そのことに感動したし,
そんな偶然のようにここに存在している私に友人がいることも,
親兄弟がいることも,祖先がいたことも,
私の知らないところで私の生活を支えてくれる人たちがいることも,
今まで当たり前のように経験してきたことだけれども,
ほとんどすべてが新鮮に見えました.



「同じ場所にいても,見る世界って全然違うんだなぁ」



そんなことも思いました.




さぁ,あれから一年が経ちました.
大げさに言えば,去年の今日が第2の誕生日なのかもしれません.(笑)


さぁ,次の一年はどんな年になるのでしょうか.



自分の成長が自分で楽しみです.






さて,これから卒業式です.
英語では卒業式のことをcommencementと言います.

「卒業」というよりは「始まり」という意味です.
つまり,何かへの「出発」というのがcommencementです.
ただの卒業ではありません.


私はこの言葉が大好きです.







それでは,commencementに,往ってきます!


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