早春から初夏に、濃い茶色の毛の生えた長い茎先にうなだれていたつぼみがすっと上を向き、白や黄、ピンク、オレンジなどの花が紙細工のような薄い4枚の花びらを広げて優雅に咲きます。
2月20日の誕生花は、18世紀に北極探検隊が発見したシベリアヒナゲシ(シベリア雛罌粟)、アイスランドポピー。
花の名は、英名のiceland poppyで、アイスランドに自生するポピーから名づけられました。
ポピーの名はラテン語のpapa(粥)で、お粥(おかゆ)に催眠作用のあるケシの乳汁を加えて幼児を眠らせていたことからつけられています。
花言葉「慰め」「やすらぎ」は、ギリシャ神話(ローマ神話)で眠りの神がつくったケシに似ていることからつけられています。
実りの女神デメテル(セレス)の力が疲労から衰えたので、眠りの神ヒュプノス(ソムヌス)は疲労回復のために、疲れを取り除き眠らせてあげようと、アヘンで知られるケシの花をつくりました。
花言葉「思いやり」は、手に眠りの象徴のケシの実を持ち、眠りによってあらゆる生物に憩いと安らぎを与える眠りの神の優しさからきているのでしょうか。
花言葉「七色の恋」は白や黄、ピンク、オレンジ、赤など色とりどりの華やかに咲く花に与えられたそうです。
毛の生えたつぼみが2つに割れて、折りたたまれてできたしわのある薄い花びらが開くときをいつも見逃して、気がつくと春風に花がひらひらとはかなげに揺れています。
観賞用のポピーはシベリア原産のアイスランドポピー、ヨーロッパ原産のシャーレーポピー(ヒナゲシ)、地中海原産のオリエンタルポピー(オニゲシ)があります。
ケシ科ケシ属、耐寒性秋まき一年草(本来は多年草)、原産地:シベリア、アジア北部別名:シベリアヒナゲシ (シベリア雛罌粟)
アイスランドポピーの花言葉:慰め、やすらぎ、陽気で優しい、思いやり、七色の恋。
アイスランドポピーの誕生花:2月20日、2月23日、2月29日、3月2日、3月4日、3月25日、3月30日
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