冬の終わり頃から初夏に、羽状の葉をつけた花茎の先に、白い小さな十字形の花が10~20輪ほど次々と咲きながら、細長い莢をつけます。
2月3日の誕生花は、4枚の花弁の白い十字花、タネツケバナ(種漬け花)。
花の名は、苗代にまくイネの種もみを水につける頃に、田んぼの畦などで花が咲くことから名づけられました。
タネツケバナの仲間には、稲刈り後の田んぼや畦に咲くアキノタネツケバナやミチタネツケバナ、茎が細く直立するタチタネツケバナ、葉が大きいオオバタネツケバナなどがあります。
花言葉「燃える思い」は、小さな白い花を次々と咲かせるたくましさからつけられたのでしょうか。
花言葉「勝利」は、大陸から稲作とともに渡来して、他の草に負けずに田んぼ一面を真っ白におおうほど群生して咲く旺盛な繁殖力からつけられたのでしょう。
タネツケバナはいつしか庭に入ってきて、まだ鉢主が芽をだしていない鉢を独り占めして、厳しい寒さの中でもう花を咲かせています。
庭や鉢の中にこぼれダネでひっそりと咲くタネツケバナの花を晩夏から秋にも見かけ、不思議に思っていましたが、不時現象(秋に春の花が咲く)により花を咲かせているようです。
アブラナ科タネツケバナ属、耐寒性一年草、原産地:東アジア別名:コメナズナ(米薺)、アワナズナ(粟薺)
タネツケバナ(種漬け花)の花言葉:勝利、不屈の心、情熱、熱意、燃える思い。
タネツケバナ(種漬け花)の誕生花:1月24日、2月3日、4月26日
流通時期:―
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