弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

2019.02.25
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カテゴリ: 誕生花のない花
初夏から秋に、春になって伸びた小さな葉が密生してふんわりとした糸のような細い枝先に、淡い紅色の小さな5弁花が穂状にまとまって咲きます。

誕生花のない花は、枝垂れながらこぼれるように咲く花、ギョリュウ(御柳)。

花の名は、漢名の御柳の音読みで、唐の玄宗皇帝の寵愛を受けた楊貴妃が後苑に植えて観賞したことから呼ばれるようになったと伝えられています。

別名のタマリクス、英名のタマリスクは、ピレネーのTamaris川流域に多く自生していることからつけられた属名のTamarixと、英名のTamariskは属名を綴り間違えたと思われます。

ギョリュウは中国原産のTamarix chinensis(中国の)を指しています。


花言葉「犯罪」は、乾燥地から湿地、砂地でも育ち、猛繁殖して他の樹木を駆逐してしまう強健な性質からきているのでしょうか。

19世紀初めに、アメリカ西部の川沿いの土壌の安定を目的にヨーロッパやアジア原産のタマリクスが植えられ、グランドキャニオンでは川沿いに自生していた樹木を駆逐してしまったそうです。


ギョリュウは水を好み湿地に適しているそうで、鉢植えでは水が不足するのか大きくならず、花は枝ごとに少しずつ咲いて散っていきました。

年を経ると垂れ下がる枝がだんだんふえてきてその姿がヤナギ(柳)に似るそうです。


別名:タマリクス、タマリスク

ギョリュウ(御柳)の花言葉:犯罪。

ギョリュウ(御柳)の誕生花:―

流通時期:鉢植えを早春に見かけます。
遊恵盆栽 楽天市場店 ​、​ 山野草と盆栽の専門店ヴェールモア ​、​ 産直花だん屋 ​、​ 園芸ネット プラス ​、 おぎはら植物園 さんにあります。

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Last updated  2019.02.25 10:30:06
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