北海道アロハ計画 ～札幌編・第一夜～
８月７日（木）
やっと、北海道苫小牧に上陸。
お世話になった太平洋フェリーのみなさんにお礼を告げて、
ロコモコボン号は軽快に札幌に向け出発！
・・・って、あれ？
何だかロコモコボン号の走った後に何かが残っている。
ヘンゼルとグレーテルの様に帰り道がわかるようなシステム？？
そんなわけないか、、、
よ～く見てみると、それはオイル。
オイルの雫が点々と残っているではありませんか。
二日に一度はオイルを足さないと、漏れてなくなってしまうので、
さっそく広い駐車場でオイル補給。
札幌までそんなにかからないからと思い、
パソコンで日記を書いてみることに。
上陸後初の日記。
持っていったノートパソコンを開き、さっそく打っていると、
充電切れを知らせるメッセージが。。。
「こんなに早く充電って切れるの？」と、
とまどいつつ、持っていた発電機をスタンバイ。
いざ、発電！
ブルンブルンｯｯ！
ブルルルルルルルルルルルルルル
うるさい。
集中できないし、会話も大声じゃないとできない。。。
日記も打ち終わり、再び札幌へ向けて出発。
予想よりも早く札幌に到着。
一度、札幌で数ヶ月過ごしていたフィッシュ氏の案内で、札幌を一周。
夏休みの真っ最中という事もあり、どこも人がいっぱい。
なんやかんやで日も暮れてきたので、寝床を探して街から離れる事に。
三人とも車旅初日という事もあり、あまり状況が飲み込めない。。。
なかなか、寝床に出来そうな場所が見つからず地図を必死に見つめる。
「おっ、このモエレ沼公園ってでかいぞ！」
って事で、モエレ沼公園へ。
確かに大きく、駐車場も広い。
今夜はここで車を止めて車中泊かな？
外も真っ暗になり、明かりを付ける事に。
再び発電機の出番！
ブルンブルンｯｯ！！
パッ☆
「おぉ！点いた」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ（拍手）
明かりが点いたくらいで三人感動しておりました。
とっ、、、
ブルルルルン。。。。
ﾊﾟｯ､､､
「おぉっっ！！消えたっ！！！」
突然、まわりが暗闇に。。。
発電機の力となるガソリンが切れてしまったのでした。
結局、ロウソクで中の明かりを取り三人無言でいると、
一台の車が近寄って来ました。
「あのぉ、駐車場閉めるんで出て行って」
と、看守のおじさん。
移動です。
一日中、車で移動していたから何だかどっと疲れが押し寄せて来ました。
再び、走り出し寝床探し。。。
そして、次に訪れた場所。
そここそが、札幌にいた数日間ずっと私達の寝床となった、
愛の里公園 でした。
名前が名前だけに、夜ともなると私達のまわりの車は
ほとんどカップルばかり。。。
気まずく眠る三人そこにあり。。。
この日から、ロコモコボン号は私達の動くホテルと化しました。
アダム氏は、運転席と助手席を使って。（左）
後ろの座席を倒すとベットタイプになるのでそこに、
フィッシュ氏（右）と私は、押し合いへし合いで寝ることとなりました。
この日の夜は、とても風が強く嵐のようでした。
そう、、、
私達は知らなかったんです。
台風１０号 という名の悪魔が近づいている事を。。。
（画像は全て携帯での撮影となったので、少々お見苦しくなっています。）
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