海外ロングステイ

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July 21, 2014
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今回最終回となる徳田秋声記念館主催「女性が読む秋声文学の今第三回」をお聞きした。最後まで読んで聞くが,参加者はどこまでこの小説を読んだか。読みにくい。
 渡邊先生のエロスを全面に検討する激しさに,圧倒される。ここまで自然主義文学といえ自分のことをさらけ出して書くことの是非はともかく、賞賛を送りたい。

この講演は漫談として聞いていただきたい。
中国の纏足 男の言いなりになる為に足を拘束する物 一人で歩けないのが美女の条件で身動きが出来ない。

私は高村光太郎 智恵子抄も暗記した。畳2畳の小屋に住む光太郎にあいにいった。
帰りに山の端まで見送ってくれて話し言葉と景色を指さす光太郎の指先が印象的であった。

「女みずから考えよ」光太郎 の中に
自分の性の相対者となる女性を考えるとやっぱり男の生の凹凸にそぐう女性を考えているのであって・・・・
男は女の都合を考えて進んでゆきはしない。


と書かれている。

では秋声はどうか。
私自身あらくれが好きだが。吉田精一先生に秋声のあらくれは新しい女といわれたが,そうでなく庶民の女のことであったと。働くのは当たり前の時代。新しいのは理論、論理が必要だ。

秋声が順子に溺れたのは大正15年から2年間。
広津和郎も下宿していた娘に手をだす。
籍に入れて生活費を出すも、別の女と同棲していた。

妻子共に生活していなかったが、分かれるときに本当に辛そうだったと娘桃子が受戒している。桃子も後、作家になる。

はまの死後葉子が会いに来ている。
はまの生前も、自分の作品を見せに庸三に会いに夫と一緒に会いに来る。
葉子はお腹に3人目を身ごもっていた。

はまが死んだときに下の子は6歳。葉子がすぐにお手伝いとして庸三宅に来る。


順子は秋声より10センチは高かった。

はまが1月2日に死んで1ヶ月後に葉子と庸三は良いなかに入る。

この小説がどういう評価をされているか。
小林秀雄 読後感複雑 意外と淡泊 作者の経験を使った小説 瓢箪鯰
正宗白鳥 がまんにがまん 私は満身冷や汗 秋声が順子に溺愛の境地に悦にいている。 松本徹 野放図の方法




喧嘩をすると葉子が家から出ていく。
葉子の実家は廻船問屋で金持ちな上、パトロンが郷里にいる。

かといって、同棲生活も高い情操でとかされそうだった
この高い情操という表現に精神性も認められる。

何で仮装にするの。仮装だから実物でないよ。ここが秋声のずるさ。30歳も違う女に溺れた。しかし長編小説の構想がない。

相手の女性にも愛がない。官能と欲望の対象にしたのではないか。
庸三に潤いを与える材料として葉子の存在が読めた。

葉子は普段から贅沢。庸三は貧しい。
秋声は葉子に金を出させて庸三のことケチな人ということを書いている。

一緒に宿泊に買い物に食事によく行き,葉子が金を出している。

葉子家出しても庸三と庸太郎が一生懸命探す。

蝶子は病気で病床に伏しているが葉子がよく面倒を見ている。

秋声は硯友社の代表作家であり、紅葉の死後自然主義文学へうつっていく。
被差別部落を書いた小説 
この分野は清水しきんの「移民学園」が有名である。この小説が藤村「破壊」に繋がったのじゃないか。

この後縮図に入り小林正子と恋愛をする。

代作は三島霜川らによって行われている。

人生50年の時代。
漱石は誉めている。分掌し待って新しい肴の如く候。だが小説に哲学がない。
川端康成 日本の小説は源氏物語に始まり西鶴にとび、西鶴から秋声にとぶ。

魂を食いちぎられたようにうっとり
葉子は自分で生活費を出す。
葉子の経済は庸三持たない

スキャンダルになって新聞に載る。

仮装人物は葉子と別れてから、何年もたって後書かれている。

秋声はまあまあの顔ですが,そんなに魅力があったのか。いつも女性が周りにいる。
葉子のいない寂しさを小夜子のところに行く。
葉子は一流の店に行き,タクシーで行く。支払いは葉子。

葉子は痔の病気で、庸三は手術に立ち会い,術後のガーゼの交換もする。
またお化粧の焼き鏝を葉子のために何度も当てる。

葉子が生活費を秋本に貢がせながら、庸三が愛だけを独占している。
貞操は近代の人には漆黒であり、新しい時代にはいっている。
庸三も葉子もそれに苦しんでいる。

円本時代本が売れてお金が作家に入ってくる。
庸三はよく外出している。玉突き、花札をよくした。

商売人あがりの小夜子では、費用が高い。
葉子は入院して 入院見舞いには金を持ってくるべきだというと、庸三はもう二度と彼女を見舞わないと誓う。2,3日後分かれた場合入院の関係をとがめられるのでお金を持っていった。
これは愛ではない。執筆も病室でおこなわれている。

物質的に協力していない。葉子が出る。庸三と庸太郎がさがす。
庸太郎の友達園田との結婚が進む。

まだ葉子の匂いが体から抜けきらず,愛執を追求せざるえない。
何か腹いせに彼女を散々もてあそんでやりたい悪魔的な野心が起きないわけにはいかない。

新聞のインタビューから「毒の花」と表現した言葉を記者が書いたことで葉子を激怒させた。
何で大家がここまで書くのでしょうね。

庸三と葉子は庸三が死んでも葉子が困らないようにすることを条件に正式に結婚することにする。

庸太郎は二人の結婚を容認したが、入籍には反対した。
其れを知った葉子は結婚を破棄した。手切れ金の1000万円も渡したが二人で温泉にいき使ってしまう。

大晦日は葉子と清川がおかしい。清川に見せるための洋服を作っていた。
庸三は誰ともしれない背後の影が感じられた。
それで真夜中に二人を追い出してしまう。

また葉子からすぐ着ての電話。
葉子は視るたびに生活が汚れていった。

突然清川から婉曲な拒絶の手紙を渡される。

葉子が国民新聞の懸賞小説に応募する為部屋も借りて苦学する。しかし審査委員である庸三のため選外にされてしまった。葉子は渋谷に書店を開く。庸三も背広に替えてダンスホールに通い恋愛の疲れも癒されるようになっていた。


秋声のずるいところは面をかぶって第三者になりきり自分は被害者だったとするところ。
田村俊子の作品で大正13年から明治41年小説を書くが,秋声的確に批評を書いている。
意思の人だと的確に批評しているのは秋声だけでした。

女性を新しい視点で見るところがあったが、意思が官能の方に走ってしまった
その後のプロレタリア文学には入っていけなかった。

女性読者から
秋声は自分の見にくいところをさらけ出して書き、だらだらと書いてしまうところが好きです。よくぞ書いた。先生曰く書きすぎですよ。現場主義の作家だったんですよ。

「当世書生気質」に視る最高学府の男が娼婦相手にし、どこにも女学生が出てこない。作られた男が秋声文学にも見える。また三宅さんの「藪の鶯」の中で女性は結婚せず,自立を目指す姿を描く。そういう背景がある。





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Last updated  July 21, 2014 12:55:41 PM
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