☆じゃんきー☆のあふぉな日々(´ロ`;)ノ

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『SILENT☆ANGEL』 5


とした。しかし、なぜか彼女は私を拒絶したんだ。私は彼女の声を聞きたかった。執拗
なまでにね。」そう語る雪村に三原は疑念を持つ「そりゃそこまでやりゃ立派なストー
カーですもんね。でも、どうしてそこまで彼女にこだわったんですか?お礼の為?それ
ともまさかほんとうに・・・」「いや、そんな小さなことじゃない。それに私は聖職者
だ。よこしまな想いなど持ち合わせていないよ。・・・・彼女を・・・救ってあげたか
ったんだ」

「救う?」三原は雪村の言動が理解できないのだ。

「そう、彼女は救いを求めていた。少なくとも私の目にはそう映っていた。だから。」
三原には雪村の論理は自分勝手に見える。「それはアナタの勝手な思い込みですよ」

雪村はこの世の「普通」という観点で責める三原に苛立ちながら「違う!君は黙って私
の話を聞いていればいいんだ!余計なおしゃべりはやめてくれ!」

「すみません」納得しないまでもこのままでは話が続かないと悟った三原は形だけの侘
びを入れた「これは私の物語なんだ・・・」雪村はさらに遠くをみつめて語り続けた


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